【体験記】色彩検定3級に合格した際の勉強時間・勉強方法・教材について

その他の資格

2021年11月14日、色彩検定3級を受験し、無事合格しました。

色彩検定3級の合格証

この記事では、以下の内容を中心にまとめたいと思います。

  • 色彩検定3級に合格するまでにかかった勉強時間
  • 色彩検定3級の勉強方法・教材
  • 色彩検定3級の概要

色彩検定3級、合格体験記のまとめ

色彩検定3級 まとめ

  • 初心者でも、勉強時間は14時間3分で合格できた(98問中87問正解。正解率88.77%程)
  • 厳密な色の見極めが必要な問題は少数。多くは暗記で解ける
  • JIS慣用色名(色の名前の暗記)は最悪手抜きでも合格可能(6問出題があった)
  • 会場によっては早めに試験会場に行った方が良い?

受験前のスペック

簡単に受験前のスペックをまとめると、以下の通りです。

受験前のスペック

簡単にいえば「色彩検定のために勉強しないと、一生勉強しそうにない知識はゼロ。一般常識で解ける問題は一読すれば十分」といったレベルです。

実際に私が受験した際は、1割程度の問題は、目の構造や光の性質に関する中学の知識で解ける内容でした。

また、その他にも「色の持つイメージ」については直感で解けますし、「加法混色・減法混色」については中学の美術で解ける内容です、出題される内の約2割は勉強不要といった感じで、残り8割を学んでいく状態でした。

色彩検定3級合格までの勉強時間は、14時間3分(ただし、無駄が多かった)

勉強時間は14時間3分になりました(Studyplusで計測)。

色彩検定3級の勉強時間

期間は、11月7日~11月14日の8日間です。

後述しますが、勉強は主にオンスクの色彩検定3級講座を利用しました。

ただ「オンスクの講座だけでは問題が足りないのでは?」と考えて、問題を自作しそれにも取り組みました(これが4時間26分)。

しかし、受験してみたところ、一番心配だったJIS慣用色名については、私が受験した際は出題数が6問しかなく、その出題内容もオンスクの問題でほとんど攻略可能だったため、「4時間26分の勉強(自作問題)は、合格のためだけ考えるなら無駄だった」という結果となりました。

色彩検定3級で実際に利用した教材

色彩検定3級講座(オンスク.JP)



教材は、オンスクの「色彩検定3級講座」を利用しました(プランは「ウケホーダイ」の「スタンダード」)。オンスクを利用した理由は以下の通りです。

オンスクを利用した一番の理由は「11月に複数の資格をオンスクで取得しようとしたから」。11月は6種の資格を1,628円で勉強しました。

ただ、色彩検定3級だけを取得するのであれば、テキストと問題集を兼ねた参考書を1冊買った方がいいかなと思います(新品でも価格に差が無く、後に参考書が残るので)。

狒々山
狒々山
ちなみに、オンスクには「色彩検定2級講座」や、類似する資格で「パーソナルカラリスト3級」もあります。パーソナルカラリスト3級」については、同じくオンスクで勉強できる「きもの検定」とは少し相性が良かったです(着物の色に関する知識が被るので)。

講義動画はできれば見た方がいいが、無くても十分

講義動画については、隙間時間があれば見る方がオススメです。

理由は、問題集だけでは「PCCS色相環、「トーンマップ」などの頻出かつ全体的に活用できる知識が理解しにくいからです。

とはいえ、それほど深い知識は問われないため、私は全て問題集でわからない部分はネットで検索し、講義動画無しでも9割弱の正解率で合格できました。そういった意味では、「問題集+ネットの検索」で十分合格はできます

狒々山
狒々山
料理中や運動中などで「手がふさがっているけど、勉強はできる」といった時間があれば、理解が必要な部分だけ講義動画を見ておくことをオススメします。

色彩検定3級の勉強方法

正直言って、それほど難しい試験では無ないため、特別な勉強方法は不要です。問題集を全体的に解き、解けなかった場所を繰り返せばOKです。

1日で10時間の勉強ができれば、前日に問題集を繰り返すだけでも合格可能だと思います。

その上で、以下の点については問題集だけでは暗記しにくいと思います。暗記しきれなかった場合、個別に暗記しておくようにしましょう。

PCCS色相環(偶数については全部書けるようにしておくこと!)

PCCS色相環は、それ自体が出題されるだけでなく、色相を判断する上で多くの問題で利用できるため、暗記は必須です。

全部で24色相ありますが、この内、出題されてくるのは偶数の12色相です(24色相あるという知識は問われます)。

12種類の色を順番に覚える……と考えると、大変そうですが、「赤、赤みのだいだい、黄みのだいだい……」と、色が徐々に変化していく並びを覚えるだけなので、あまり暗記に時間はかかりません(私は一読で覚えられました)。

以下の2つができるようになれば試験で大きく役立ちます。

  1. 出題された色の色相の判断ができるようになること
  2. 「二つの色の色相がどのくらい離れているか?」が判断できるようになること(1番の応用)

ちなみに、色相の差を正確に判断するためには、何度も色を見比べて慣れる必要がありますが、そこまで正確な判断はあまり求められません(求められたら捨ててもOK)。

ただし「赤の補色は、12番ずれてるから……」と、指定された色の心理補色を当てられる程度には理解しておきましょう。

トーンマップ(全部配置を暗記しておくこと!)

こちらも確実な暗記をオススメします。というのも、ただ知識が問われるだけでなく、「実際に色を見た時にトーンが判断できるか?」が、ある程度点数につながるからです。

トーンは12種類がありますが、「s:ストロング」については出題されません。その他のトーンの位置と名前を把握しておきましょう。

JIS慣用色名の暗記は必要か?

JIS慣用色名については、暗記できれば暗記しておいた方が無難です。

覚えるべき色もそれほど多くないため、私は全て暗記してから試験に挑みました(私は暗記に2~3時間程かかりました)。

ただし、覚えるべき量の割に、役に立つ出題が少ないです(私の際は98問中6問)。そういった意味では「完全な暗記までは不要。時間があれば精度を上げる」と考えていいです。最悪、本当に勉強時間が無いのであれば、捨てましょう。

また、類似した色についての厳密な判断が求められることは少ないです。私が受験した際は、一番難しかったものでも、「ピーチ」と「桜色(たぶん)」を見極める問題で、それ以外の5問は明らかに「目当ての色を知っていれば、惑わされることはない」問題でした。

モニタで見る場合は注意が必要。でも、配色カードを買う程でもない

色の学習をする場合、モニタでの学習は注意が必要です。

そもそも掲載されている色が正確でない可能性もありますし、画面の設定次第で色が変わってしまうこともあるからです。

ただ、先にも書きましたが類似した色ばかり4色並べたような厳密な判断の問題はでてこないため、やはり3級レベルであればモニタでも十分合格できます(私はPCとスマホで勉強して、全問正解でした)。

2級以上を目指す場合は、配色カードを利用して勉強することをオススメします。

実際の試験当日(人生初の遅刻!)

試験は11月14日でした。この日は、午前中に色彩検定3級、午後から秘書検定2級

試験会場は工事担任者試験でも利用した、明治学院大学の横浜キャンパスでした。

が、トラブルが発生

1時間くらい余裕を持って向かったつもりなのですが、電車での移動中腹痛で一度下車、更に送迎バスに行列が出てきており、1時間の余裕どころか、試験会場に到着した時点で、試験時間が20分ほど消えていました! 資格試験で遅刻したのは人生初です。

恐らくこれは多くの人にとっても想定外だったようで、私の教室は10%くらいが遅刻していた様子。中にはバスに乗れず、タクシーの乗り場を聴いている人もいる状態でした。

狒々山
狒々山
恐らくですが、コロナの影響も含めた会場の調整のため、想定外の事態になってしまったのかなとおもいます。

そんなわけで、試験時間は70分のところ、ほぼ50分での試験となりました。

試験時間としては、50分だと少し危ないくらいです。一応心配な部分を見直すくらいの時間は残りましたが、最後の方は速度優先で一度解答していた状態でした。最大30分の遅刻が可能ですが、その場合は「速度優先で解答し、見直しはしない」くらいの覚悟が必要でしょう。

ちなみに、帰宅時のバスの行列がこちら。

帰宅時のバスの行列

写真の部分だけでも極一部で、実際にはキャンパスの中から続いている状況。Googleマップで確認したところ、200メートル以上の行列となっていました。

そんなわけで、運動も兼ねて帰りは30分ほど歩いて帰宅しました。

そもそも「色彩検定」とは

色彩検定は1990年から実施され、150万人以上が受験している試験です(2021年11月時点)。かなり知名度は高い方ではないでしょう(私も学生時代から知ってはいました)。

色彩検定の概要を公式から引用すると、以下のようになります。

色彩検定では色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習します。「色彩検定」の学習によって感性や経験によらない、理論の土台を身に付けることができます。また、ご自身の現在の知識や目指すレベルに合わせて1、2、3級、UC級 のどの級からでもご受検いただけます。色についての知識が無く基礎からしっかり学びたい方や、現在色を扱った仕事をしているが知識を整理したい方、さらなるスキルアップを目指したい方など、様々な方に受検していただけます。

引用:色彩検定とは|色彩検定協会/カラーコーディネーター

概要の通り「感性」ではなく「理論」を身に付けられる試験となっているため、実際に出題される内容も「見て色を判断する」という問題だけでなく、「知識・論理で解く」という問題が多く出題されます。

色彩検定の試験日・受験費用・合格率

詳細は変更の可能性がありますので、受験の際は公式サイトの確認をお願いします。

  • 試験日:年に2回、6月と11月(1級のみ11月の1回。1級の2次試験は12月)
  • 受験費用:3級が7,000円、2級が10,000円、1級が15,000円、UC級が6,000円
  • 合格率:3級が76.3%、2級が77.6%、1級が45.0%、UC級が87.3%(2020年度)

色彩検定の受験資格と試験の方式

受験資格はありません。また、どの級も併願が可能になっています。

3級はマークシート方式。その他はマークシート方式と一部記述式。1級の2次試験は記述方式(一部実技)となります。

合格点は全ての級で共通して70%。ただし、難易度によっては前後することとなっています。

1級1次試験免除システム「1免」

1級については、1次試験の免除システムがあります。

1次試験に合格し、1級の2次試験で不合格または欠席した場合は、2年間は1次試験が免除になります。

ただし、その場合も受験料は同様で、新たに受験申し込みも必要となります。

色彩検定3級の難易度

色彩検定3級の難易度は「頑張れば一夜漬けでも対応可能」な程度でした。

最近私が受験した試験でいえば「秘書検定2級>アロマテラピー検定1級≒きもの文化検定4級≒色彩検定3級>サービス接遇検定2級」です。

ただし、JIS慣用色名を全て暗記するという方針で受験するのであれば、一夜漬けは少し難しいです。1週間前くらいから少しずつ準備するといいでしょう。

色彩検定3級のメリットは?

特別なメリットはありません

もちろん、「趣味として」「ちょっと色について勉強したいから」などの理由で受験するのは悪くありません。実際、私もその程度の理由でした。

ただ、より上を目指すのであれば、色彩検定2級から受験しても十分だったという印象ではあります。

取得したことにより、上位資格の受験資格が手に入るわけでもありませんので、最初から上を目指している人は2級からの受験、あるいは併願を考えてみてもいいでしょう。