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【体験記】日本仏教協会の日本仏教検定(仏検)2級・3級に合格したので、内容をまとめます

5月 20, 2022仏教関連の検定,歴史・文化系の検定

だいぶ前ですが、2021年5月25日に日本仏教協会日本仏教検定(以下、仏検)2級に合格し、2021年9月22日に3級に合格しました。

この記事では、日本仏教協会が主催している仏検2・3級についての合格体験をまとめます。

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日本仏教協会の『仏検2・3級』合格体験記のまとめ

合格体験記のまとめ

  • そもそも「試験=勉強」なので、試験勉強は不要
  • 「日本仏教」というだけあって、海外の仏教についてはほとんど出題無し
  • 仏検3級の学習は、仏教協会の仏教4級の対策には向いてる
  • 仏教協会の仏教3級、仏検2級で勉強無しで回答できるのは1/3程度だった
  • どちらの級も、お葬式関係が出題されるあたりは仏教検定協会仏教協会の試験と大きく違う

受験前のスペック

受験前のスペックは以下の通りです。

受験前のスペック

  • 2021年1月、グロービスの動画で塩沼亮潤さんを知り、仏教に興味を持つ
  • 4月18日、ネットワークスペシャリスト試験が終わってから、般若心経を覚える
  • 4月28日、仏教検定協会の「仏教検定5級」に合格
  • 5月4日、仏教検定協会の「仏教検定4級」に合格
  • 5月6日、仏教検定協会の「仏教検定3級」に合格
  • 5月6日、仏教検定協会の「仏教検定2級」の勉強を開始(未受験)
  • 5月9日、仏教協会の「仏教4級」に合格
  • 5月25日、日本仏教協会の仏検3級に合格
  • 6月2日、仏教協会の「仏教3級」と「密教3級」に合格

色々と描きましたが日本仏教協会の仏検は「試験=勉強」という形式の試験である為、事前のスペックは合格に関係ありません

強いて言えば、仏検は事前の勉強が不要である事、3級の難易度がそれほど高くない事から「類似の試験と一緒に受験するなら、先に仏検を受験しておいた方が良かった」という印象でした。

仏検2級・3級合格までの勉強時間

勉強時間と合格には関係がありませんので、今回は割愛します。

強いて言えば、2021年4月~2021年9月の間で、仏教関係は60時間弱の勉強時間となっていました。

実際に受験した日本仏教協会の『仏検3級』『仏検2級』

『仏検2級』『仏検3級』の費用

インターネットで調べながら回答する形式である為、教材費は一切不要です(参考資料として本を購入してもいいですが……)。

受験費用は『仏検2級』が5,000円、『仏検3級』が3,000円で、合計8,000円かかりました。合格自体には社会的にはほとんど価値が無い試験なので、贅沢な趣味かなあとは思います。

ちなみに、『仏検1級』は8,000円。飛び級できない為、1級取得には16,000円かかります

試験の流れ

試験は、おおむね以下の流れで受験することになります

試験の流れ

  1. 公式ページのお申込みフォームに必要事項を入力
  2. メールで案内が届くので、受験料を振り込み、申込書を郵送する
  3. 検定の問題用紙、回答用紙、その他案内が届く
  4. インターネット・書籍で調べながら、問題を解いていく
  5. 解答用紙提出期限までに、回答用紙を郵送
  6. 後日、採点結果と合格証書などが郵送されてくる

受験はいつでも受け付けていますが、通信教育みたいに自宅に郵送されてくる形になるため、申し込みから実際の受験までにはややタイムラグがあります

また、回答用紙は指定された期日までに提出する必要があります。この期日にはけっこう余裕があるため、「月曜に届いて、仕事をしていたら受験できなかった!」ということはありませんでした。

狒々山
狒々山
公式サイトにも書かれていますが、学びながら受験するタイプの試験(通信教育みたいな感じ)なので、試験勉強は不要です。気楽にやりましょう。

実際に受験した日本仏教協会の『仏検3級』

詳細な内容は書けませんので、大雑把に解説します(私が受験した際なので、大幅に変更されている可能性があります)。

日本仏教協会の『仏検3級』の概要

  • 問題数:60問
  • 出題形式:基本的には文章の空欄の穴埋め。一部例外あり
  • 出題内容:「仏教の起源と思想」「日本仏教の歴史」「仏教のお葬式」「有名寺院」

難易度としては「既に基礎を勉強した経験がある人なら、だいたい知ってるようなレベル」でした。私は基本的な仏教の理論書として『明解 仏教入門』、更に仏教協会の仏教4級、仏教検定協会の仏教3~5級を受験済みだったため、とくに「仏教の起源と思想」については勉強不要でした。

一方、他の類似試験に出てこない「仏教のお葬式」は全く知らなかったため、ここについては大きく知識を吸収できました。

狒々山
狒々山
個人的には「思想」「歴史」の方が仏教の勉強は好きですが、「ビジネスマナー」としてはお葬式の用語、作法を学ぶのも悪くないと感じました。

また、調べながら回答できるという性質もあり、基本的には漢字で回答していくことになります。このあたりは、調べないと中々回答は難しかったと思います。

実際に受験した日本仏教協会の『仏検2級』

こちらも詳細な内容は書けませんので、大雑把に解説します(私が受験した際なので、大幅に変更されている可能性があります)。

日本仏教協会の『仏検2級』の概要

  • 問題数:50問
  • 出題形式:基本的には一問一答形式(問題によっては、複数の回答が必要)
  • 出題内容:「日本仏教の歴史」「お葬式」「有名寺院」「その他」

難易度としては「仏教協会の仏教3級合格レベルで2/3はわからない内容」でした。といっても、仏検2級は「日本の仏教」について深堀されているため、出題範囲は仏教協会の仏教3級より、仏教検定協会の仏教2級の方が近かったと思います。

仏検2級については、25問程が「日本仏教の歴史」、10問程が「お葬式関係」、10問程が「有名寺院」、数問が「その他(有名人物の戒名)」となっていました。

「日本仏教の歴史」は仏教伝来から江戸時代初期頃までが私の際は出題されました。内容は幅広く「仏像の名称」「○○宗で重要な経典の名称」「○○宗の大本山の名称」「○○宗の開祖が書いた書の名称」など、色々な内容が出題されます。ただ、傾向としては「○○宗で重要な××」といった様な宗派が関わる問題が多いと感じました。

「お葬式」や「有名寺院」については、単純に「3級より深い知識が問われる」と考えていいでしょう。

そもそも「日本仏教協会の検定」は?

仏教に関する検定試験については、以下の記事にまとめてあります。他の仏教に関する検定試験も掲載していますので、興味がある方は参考にしていただければ幸いです。

5月 20, 2022仏教関連の検定,歴史・文化系の検定