狒々山のプロフィール(2020年2月)
こんにちは! 狒々山です。
「資格に死角なしのニート!」と呼ばれる(呼ばせた)時代を経て、ネットワークエンジニアになったため、会社でも「資格マニア」といわれたことがあります。が、自分では「資格マニア」と呼ばれるような人間か懐疑的です(という人ほど本物だったりしますが…)。
2019年から色々な経験を経て、考え方なども色々と変わったため、部分的にプロフィールを更新しました。
あえて昔の考え方を隠すつもりもないので、2019年7月頃に記載したプロフィールが気になる方は以下の記事を参考にしていただければと思います。
ヒヒ山の基本スペック
まずは簡単にプロフィール。2019年頃とほぼ変わりありません。
- 血液型:A型
- 年齢:ほぼ30歳のギリギリ平成生まれ
- 出身:東京郊外
- 身長:167~169cm
- 体重:66kg前後(19年からほぼ変化なし)
- 職歴:スーパー1年、大学の実験補助1年、臨時職員の公務員4年弱(キャンプ場1年、介護3年弱)、ネットワークエンジニア4年弱
- 特技:一人で黙々と勉強すること
- 勉強能力:
短期記憶は平均以上の自信がありますが、昨日食べたものもよく忘れる
長期記憶は弱く、昔のことを3歳下の妹以上に思い出せません - 趣味:
ランニング(よく脚を壊して長期的に休みます)
動画鑑賞(よくBGM代わりにしてます) - 好きな作品:あしたのジョー、巨人の星、バトルホーク、恐怖!キノコ男
- 資格:35種類くらい(ショボイの含む。まともなのは25種くらい)
- 嫌いな食べ物:バナナ(狒々ですが)
- 苦手科目:英語(中学でまともに授業を受けられなかったのを未だに引きずってる)
私はたまに「資格をたくさん持ってるから、きっと頭が良い人だ…」と周囲から思われますが、実際に1年くらいつきあうと「こんな人(ヒヒ)でもこれだけの資格が取れるなら、私にも取れるのでは?」と考え方が変わります。
実は、その印象が真実です。
難関資格といわれるものも、よほどの高難易度(例えば司法書士クラス)でなければ、社会人でも1年以内でだいたいとれます(全力を出せば司法書士も1年で合格ラインに達しますが、よほどの理由がない限りおすすめしません)。
つまり、資格を取れるかどうかは「勉強の質・量・計画」の問題です。この3点が整えば、どんな凡人でも資格試験に合格することは高確率で可能です。
「mgram」におけるヒヒ山の性格診断
「mgram」というものをご存じでしょうか? 簡単に言ってしまえば、性格診断の一種です。最近では、就職活動でも使われているとか。
私は2019年に入ってから、毎月このmgramで性格診断を行っています。
mgramでは、いくつもの項目で、性格の診断をしてもらえるのですが(才能や出社する理由など)、その中でも「ヒヒ山を構成する8つの性格で、出現頻度が高い項目」をまとめるとこんな感じ。
- 豆腐メンタル
- 察しが良い・察しが良すぎ
- ひとりが好きすぎる・ひとりの時間も大事
- 警戒心旺盛・危ない橋は渡らない
- 協調性あります・周りに合わせがち
- ちょっとドライ・ドライ
8項目中、残り2項目はそこそこぶれている感じですが、6項目はおおむね固定されているので、これが自分なのだなあと思います。
ややドライで、ひとりが好きだけど、察しが良くて、周囲に合わせ、メンタルが弱く、警戒心が高い。狒々山はそんな人です。
2020年2月の結果はこんな感じ。
相性の良い相手の存在確率は、2019年6月頃から極端に低下しはじめてきました。最も確率が低いときで、19年12月に165,730人に1人という結果(この頃、メンタルがかなり悪化していた影響もありそうです)。
2020年2月3日時点で、33,102人に1人という状態です。おおむね3万人に1人よりも数が少ない状態で推移しています。
相性が良い相手は少な目ではありますが、「察しが良い・良すぎる」ためか、誰とでもほどほどに付き合いができてしまい、どちらかといえば「深く仲良くなれる人」が少ないタイプです(わざと避けてる影響もありますが)。
狒々山の経歴
- ごく普通の市立小学校で、平穏に過ごす
- 底辺の市立中学校で、人間不信を植え付けらる
- そこそこの都立高校で、自由に過ごす
- 近所の偏差値45~49程度の私立大学で、機械音痴を卒業
- フリーター(4年弱)で、役所の闇を体感
- ネットワークエンジニア(2020年3月1日で4年)
2019年まではガッツリ中学時代から詳細に書いていましたが、無駄に長いのでかなりカットしました。
詳細が気になる方は、以下の記事を参照してください。
資格・勉強について、よく受ける質問
経歴を読んでいただければわかりますが、私はちょっと変わった経歴ではあるものの、別に難関大卒でもなければ、エリート会社員として歩んできたわけでもありません。
何度も失敗の経験を積んだ結果、ごく普通の人間が、ごく普通に努力して、難関資格を含めていくつもの資格に合格してきただけです。しかも、特殊な手法は使わず、あくまで基本に忠実に、淡々と勉強量を積み上げることで学習を進めています(勉強方法の本でよくある手法はだいたい取り込んでいますが)。
資格マニアとは言われていますが(あまり自覚はありませんが)、「普通の人でも簡単にまねできそう」な人であるため、資格や勉強について友人や同僚から質問を受けることが度々あります。
ここでは、そんな質問をまとめてみました。
資格を取った理由
もとはといえば、1年に1つ資格を取ることを目標としていました。きっかけに深い理由はなく、「自分は遊んでる大学生ではなく、しっかり勉強している学生なんだぞ」ということを証明するためだったと記憶しています。
ようするに自分を堕落させないためです。
その後も継続できた理由は、色々とありますが、そもそも新しい知識を身につけていくことが好きで、自分が関わった分野について、知識をつけたついでに、記念品のような感覚で資格をとっていました。
最近はコストパフォーマンスも重視して資格試験を受験しようと考えているため、あまり遊びで取得することはなくなりましたが、業務の効率化や、昇給・昇進、専門知識を深めるため、趣味・私生活を充実させるためなど、勉強の理由をあげはじめたらきりがないです。
ぶっちゃけ、資格って役に立つの?
私は数十種類の資格を持っていますが、その中で「この資格は凄く役立った」と感じるものはほとんどありません。しいていえば「資格マニア」と、就職活動で印象付けることであっさり内定をとる際に役立ちましたが、はっきりいって、10種類もあれば印象付けには十分でしょう。
ですので、「資格は取れば役に立つ」とはいえません。「資格を取得することで、利益を得たい」と思う人は、以下のような考え方で取得するといいでしょう。
- 自分のキャリアプランに合っている資格を取る
- 自分のやりたい仕事が、有資格者以外はできない場合は資格を取る(いわゆる業務独占資格)
- 勉強したい分野の資格(趣味・私生活含む)
- そもそも資格を集めるのが趣味の人はなんでもOK
- 狒々山は、現在「人間修行(巨人の星的な)」として挑戦することが中心です
ちなみに「趣味の資格は役に立たない」という考え方は、必ずしも正解ではないと私は思っています。
とくに、新卒や20代の就職活動の際は、ありきたりな資格よりも意外性のある資格を持っていると、相手に印象を残す効果が期待できます。もちろん、それを目的に資格の勉強をするのは非効率的ですが…。
私はよく「ビオトープ管理士って何?」と聞かれることがあり、そこから自然関係のボランティアなど、状況に応じて関連の話につなげるようにしました。
私の友人はプログラマーとして就職後、面接をした相手に「なんで合格させたんですか?」と聞いたところ「そろばん3段が印象に残ったから」といわれ、退職時の挨拶まで、そのネタは引っ張られたそうです。
どんな勉強方法で資格試験に挑んでいるか
大まかに勉強方法の流れをまとめると、これだけです。
- 試験に対する事前調査を行う(受験するかを決める)
- 勉強方法を調べたうえで、大まかな勉強スケジュールをたてる
- ヒヒでもできる反復練習を行う(定期的に進捗状況を確認し、方針を修正)
事前調査とスケジュール
資格試験に挑むうえで「事前調査」は非常に重要です。
その試験の特徴を知り、勉強を通してどんな知識が身に着けられるか、どんな利益があるかを考え、必要な勉強量、受験料や試験日も把握しておきます。場合によっては事前調査の時点で受験を断念します。
受験すると決意したら、試験に合わせた効率的な勉強方法を確認します。過去問の流用率が高ければ過去問重視で学習し、過去問だけでは太刀打ちできそうにないものはテキストも活用する。このように、事前調査を通して、勉強前から合格までの勉強の流れのスケジュールを作成します。
「ヒヒでもできる」反復練習
調査とスケジュール作成が終わったら、あとは「ヒヒでもできる」反復練習です。
全くわからない問題集でも、解説を読みながら何度も繰り返し解いていれば、正解する問題が徐々に増え、知識も身についていきます。その正解率が上がるまで(試験にもよりますが、8~9割以上)徹底的に繰り返し解きます。
しいていえば、私は問題を解いた際に、「正解した」「間違えた」「飛ばした」という記録と、その日付と一緒に書き込んでおくようにしています。
正誤や日付を書き込むことによって、既に知識が定着している問題は飛ばし、苦手な問題に集中することができます。こうすると、問題集が十冊程度ある場合でも、短期間で全て終わらせることが可能になります。
また、自分がどの程度の周期で問題集を解きなおせば記憶が定着しやすいかもわかるようになります。
テキストも同様で、何度も読み返せば徐々に全体像が頭の中に定着します。とくに記述式・論述式の難易度が高い試験については、詳細な知識を求められることが多いため、目次レベルは可能な限り覚えます。
マインドマップやエビングハウスの忘却曲線
ちなみに、マインドマップはほとんど使いません。とくに、簡単な試験では作るだけ時間の無駄です。難易度が高い試験について、目次レベルの全体像をとらえるために利用する程度です。
反復学習で有名な「エビングハウスの忘却曲線」は全くといっていいレベルで使いません。なぜなら元の論文を読めばわかりますが「人間は1日で66%忘れる」は勉強には当てはまらないからです。(そもそも「忘却」の定義が世間と違います)。
ただし、元の論文でも解説されている通り「反復学習は重要である」ということは意識しています(元の論文が発表された140年くらい前から常識ですが…)。
「エビングハウスの忘却曲線」で有名な論文『記憶について』に関する内容は、以下の記事にまとめてありますので、興味がある方は参考にしていただければと思います。
モチベーションの維持の仕方
これ、超難問です。
簡単にモチベーションを上げる方法があれば、実のところ私も知りたいです…。
そもそも
- 資格試験などに挑もうとする最初のモチベーション
- 1日で10時間以上勉強するためのモチベーション
- 疲れた日にもうひと頑張りするためのモチベーション
- 目の前に娯楽があるときに我慢して勉強するためのモチベーション
- 長期間での勉強のモチベーション
- 一度挫折してしまった後に、もう一度頑張るためのモチベーション
- 目標達成後に、更に次に向かうためのモチベーション
など、モチベーションの一言でも、求められる内容はけっこう違います。
ですので、条件に合わせて、以下のような対策を利用することで、モチベーションや短期的な集中力の維持に努めるようにしています(というか、全部利用します)。
- 毎日の勉強を習慣化し、勉強のハードルを下げる
- 高い目標を立て、モチベーションを上げる
- 計画を小まめに立てて、目標の達成を想像する
- 目の前から不要な物を排除し、集中力を高める
- 適切な休憩を取り、継続可能にする
- 色(青は集中できる)、栄養(オメガ3やカフェイン、チロシン)、音(ホワイトノイズ)、匂い(集中できるアロマ)、有酸素運動なども利用し、集中力を高める
- 外的要因で自分を追い詰める(試験の期限や、周囲に対する宣言など)
例えば、「勉強する」ということの心理的ハードルが高いと、モチベーションが維持しにくいことは確かです。こういった「心理的ハードル」は、毎日の自然な流れに勉強を組み込んで下げます。とくに、やりたいことがろくにできないようなスキマ時間(通勤・通学の電車など)を利用すると、生活に自然と溶け込みやすいのでおすすめです。
また、私はよく「短期間で難関試験に挑む」ということを何度も行っていますが、このように「自分の能力より高い目標を設定すること」は、ドーパミンを分泌させる効果があります(ただし、勉強時間を確保できずに失敗するリスクも同時に発生します)。
ドーパミンは「幸福・快感」につながる脳内物質であり、モチベーションにも関わります。また学習にも影響する物質でもあるため、短期合格の際、私はドーパミンに助けられているのかもしれません。
脳内物質と身体の関係については、「脳を最適化すれば能力は2倍になる」という書籍で浅く広く解説されています。興味がある人は読んでみてください。勉強以外でも役立つ知識です。
ちなみに、先に例示したモチベーションの課題について、私ならこんな風に対策しています。
- 資格試験などに挑もうとする最初のモチベーション
→周囲に公言して受験せざるを得ない状況にする
→難易度高めの目標を設定して、やりがいを出す - 1日で10時間以上勉強するためのモチベーション
→サントラを聴いて、その枚数で達成感を味わう(ただし、集中力は下がることを覚悟する)
→終盤の勉強は、周囲への宣言でを利用して自分に強制させる - 疲れた日にもうひと頑張りするためのモチベーション
→何も考えず、さっさとやる。疲れを意識したら負け
→諸刃の剣だが「●●日継続」などを利用するのも手 - 目の前に娯楽があるときに我慢して勉強するためのモチベーション
→目の前から娯楽を排除した環境づくり
→環境構築が難しいなら、いっそ娯楽がない場所に行く - 長期間での勉強のモチベーション
→勉強を生活リズムに取り入れ、自然と勉強できるようにする
→休憩と勉強を事前にスケジューリングする - 一度挫折してしまった後に、もう一度頑張るためのモチベーション
→挫折した経験がないので参考にならないですが、落ちた資格なら次回のチャンスですぐ申し込みます - 目標達成後に、更に次に向かうためのモチベーション
→できるだけ間を空けずに次の目標を定める
→目標達成前から、次の目標を作っておく
ただし、あらゆる「最新の科学で脳に良い・集中力を高める・記憶力を向上させる」という内容については、今後否定される可能性もあると思います(上記例にも、既に否定的な論文が出ているものもあります)。
ですので、こういった最新科学系の知識については、気休め程度に「効果があったらいいな~」程度にとどめて
- 繰り返し学習する
- 生活習慣を整える(私は仕事上困難ですが…)
といった、古くから当たり前に行われてきたことを、まずは確実に行いましょう。上記のたった2点だけしっかり意識するだけで、結局はかなりの成果が出せます。
『巨人の星』と『あしたのジョー』が最強のソリューションだった?
2019年7月(2019年版のプロフィールを書いたころ)、私の月の勉強時間は60時間程度でした。
しかし、その後上昇し始めた勉強時間は下の図の通り(2020年2月12日時点)。
勉強時間は月130時間を突破し、1月には150時間に迫る勢いとなりました。1月は210時間程度仕事をしていたので、仕事と勉強を合わせると月360時間くらいになります。
この間何があったのか? といわれると、自分でも途中まで理解できませんでしたが、12月頃、あることに気づきました。
『巨人の星』と『あしたのジョー』です。
実は、毎日のように私は『巨人の星』と『あしたのジョー』を見ています(正確にいえば、BGM代わりに聞いています)。集中力が落ちるので、常に見ているわけではありませんが、日頃から意識できるくらいには見続けています。
何かの本で読みましたが、モチベーションの上げ方に「理想の人物像を描く」というものもあるそうです。
理想かといえば疑問点もありますが、どうも『巨人の星』と『あしたのジョー』を見続けていた影響で「左手折れたら右手で掴め!」という姿勢が自分にも身についてきたようです(しかも、先に上げたモチベーションの課題のほとんどを、矢吹丈や星飛雄馬は攻略しています)。
やり過ぎて破綻しそうになることもありますが、漫画の主人公程に、私は徹底的になれませんので、「やり過ぎ」を見習うくらいが自分にとっては丁度良いのかと思います。
そんなわけで、飛雄馬が少年時代の頃、家にあった掛け軸を、私は自作して扉に貼るようにしました。
資格試験はヒヒでも受かるか
流石に本物のヒヒでは合格できませんが(受験資格がないかと思います)、凡人でも資格試験には合格できます。もちろん、難関といわれる資格も、やり方次第で十分合格できます。
しかも、先にも私があげたように、事前調査と計画、あとは単純な反復練習だけで、大半の難関資格は独学で十分合格を目指すことができます。実際私も、この単純な考え方で、いくつもの難関資格を独学で取ってきました。
つまり試験に受かるために必要なことをザックリまとめると
- 勉強効率を上げるための、事前調査力
- 勉強時間を確保するための、計画力
- 淡々と勉強を続けるための、忍耐力
といったところです。
よく「効率のいい勉強方法」のノウハウを収集して挑戦しようとする人がいます。
それは必ずしも間違ってはいません。とくに、今まで真面目に勉強に取り組んだ経験がないという人は、基本的な記憶のメカニズムの把握や、メンタル・時間の管理なども一度学んだ方が良いと思います。
ですが、究極的に合否を分けるのは「必要なだけの勉強をやったか、やらなかったか」です。
当たり前ですが「勉強方法の本を1万冊読み漁ったから、司法試験は1夜漬けでOK」などということは起こりません。
逆に、一般的な合格者が実践した勉強方法で、一般的に必要とされる勉強時間だけ、集中して勉強に取り組めば、資格試験には高確率で合格できます。
しかし、当然人間はヒヒではありません。学校に家事に仕事。家族との時間や友人・知人との付き合いなど、色々なことに時間がとられますし、それらがおろそかにしてしまっては、本末転倒だと思います。
現代はスマートフォンを利用してスキマ時間で学習できる通信講座も充実しているので、時間がとりにくい人や、試験慣れしていない人には、とくにオンラインでの通信講座も検討してみるのも決して悪い手段ではありません。重要なことは、目標を達成することですので、あまり独学にこだわらないようにしましょう。
資格と実力、どっちが大切?
念のためですが、資格よりも実力の方が重要です。一部資格がないと仕事ができないものもありますが、そのような仕事でも結局実力がなければ仕事になりません。廃業一直線でしょう。
では、資格は無意味か? もちろんそんなこともありません。
まず、資格はヒヒ(のように頭の良くない私のような人)でも、大量に取得することが可能です。就職活動などで実務経験をアピールしようとしても、経験がないものはアピールできませんが、資格はその気になれば短期間で大量に取得ができますので、就職・転職でのアピールとして利用できますし、誰でも周囲とわかりやすい差をつけることができます。
また、「実力だけでキャリアアップできる人には不要」という考え方もありますが、これも必ずしも正しくはありません。
もちろん「実力だけのキャリアアップ」も可能ではありますが、実力を上げていくためには何らかの学習が必要となります。その際のモチベーション維持や、学習の一環として資格試験を利用するのは合理的な考え方です。
同じレベルの実力・経歴であれば、有資格者の方が優先されるのも当然ですし、資格は社内・社外を問わず、一定の評価を受けることができます。とくに転職の場合、過去の経験以上に客観的な評価を得やすいという点では有利にできるポイントです。事実、就職活動においては「大きなプロジェクトの参加経験を謳っているが、他人の成果を横取りしているだけ」という人もいるため、大差のない経歴であれば、客観的な資格がものをいうケースがあります。
報奨金や資格手当の制度を利用することもできますので、勉強した内容が報奨金などの対象なら、是非積極的に制度を利用しましょう。
こういった理由で、私は多くの学生・社会人・主婦など、多くの人にとって資格の取得は実力の向上と同じくらい考慮に値すると考えています。強いていえば「今のまま仕事をしていればクビにはならないし、給料は十分もらえてるから満足。将来に不安もない」という人には、趣味の勉強以外に資格試験は向かないかと思います。
実力を正当に評価してもらうためにも「高い実力を持っている人」こそ、難関い資格にチャレンジしてほしいと思います。
勉強中・興味がある資格
2020年2月時点で、勉強中・興味がある資格は以下のとおりです。
- プロジェクトマネージャ試験
- 工事担任者試験 AI・DD総合種
- Python3エンジニア認定基礎試験
- Excel VBA スタンダード
- 技術士第一次試験
- ネットワークスペシャリスト試験
2020年で難関は「プロジェクトマネージャ試験」と「ネットワークスペシャリスト試験」の高度情報処理技術者試験です。
とくに「プロジェクトマネージャ試験」は、マネージャどころかプロジェクトもシステム運用も未経験(ネットワークエンジニアなので…)ですし、受験まで2カ月程度での挑戦なので、けっこうスリル満点です。
合格した試験
合格した試験は主に以下のとおりです(行政書士や環境計量士など、試験合格後に登録・研修が必要なものはお金がかかるので資格は持っていません)。
IT関連
全般
- 応用情報技術者試験
- 基本情報技術者試験
ネットワーク
- CCNP Routing and Switching(2020年2月21日失効)
- CCNA Routing and Switching(2020年2月21日失効)
セキュリティ
- 情報セキュリティスペシャリスト試験
オフィス系
- Excel VBA エキスパート ベーシック
- Microsoft Office Specialist Word 2010 Expert
- Microsoft Office Specialist Excel 2010 Expert
- Microsoft Office Specialist Outlook 2010
- Microsoft Office Specialist PowerPoint 2010
- Microsoft Office Specialist 2010 Master
WEB系
- Webデザイン技能検定2級
クラウド系
- AWSソリューションアーキテクト アソシエイト
法律関連
- 行政書士
- 知的財産管理技能士試験3級
金融関連
- 日商簿記3級
- 3級ファイナンシャル・プランニング技能士
化学関連
- 環境計量士[濃度]
- 乙種第4類危険物取扱者
- 乙種第6類危険物取扱者
- 第三種冷凍機械責任者
自然・環境関連
- ビオトープ施工管理士2級
- ビオトープ計画管理士2級
- こども環境管理士2級
言語関連
- 日本語検定2級
- ビジネス文書検定2級
- 日本漢字能力検定2級・3級
- 実用英語検定試験4級
その他
- ビジネス能力検定2級
- 普通自動車第一種運転免許[MT]
- 全日本剣道連盟初段
- その他ローカルな資格・認定書を少々(キャンプ場のピザ窯使用やボランティア活動など)
情報工学を大学で学び、IT業界で働いてることもあり、IT関連の資格が多いです。もう少し追加しようと思います。
行政や環境関連で働こうとしていたこともあったため、自分の仕事と全く関係ない分野でいくつか難関資格をもっていますが、普通に資格を役立てたい人は、こういう取り方はしない方がいいでしょう。完全に趣味の範囲です。
自然・環境関係は、自然関係のボランティア活動を行っていた影響です。簿記3級は友人がいらなくなったテキストをくれたので受験しました。金融関係は、私生活でも役立つ知識なので、もう少し強化したいと思います。
不合格の経験がある試験
不合格になった試験は以下の通りです。
IT関連
- 基本情報技術者試験(2回目で合格)
- CCNP ROUTE(2回目で合格)
- CCNP TSHOOT(更新で不合格)
- ネットワークスペシャリスト試験
金融関連
- 日商簿記 3級(3回目で合格)
その他
- 普通自動車第一種運転免許[MT] の仮運転免許の技能試験(2回目で合格)
ヒヒ山ももちろん、不合格になった試験があります。
とくにいい加減な態度で資格試験に挑んでいた、大学時代は比較的簡単な試験での不合格が目立ちます。
一番失敗したのは簿記3級。友人からもらった過去問を直前に解くだけで受験し、2度失敗。基礎的な知識を理解しようとせず、直前だけ勉強していた敗因です。やはり真面目に勉強しないとダメといういい例です。
運転免許(MT)は難易度が低いといわれていますが、私には世間で言われる難易度よりは難しいと思います(とくに金銭面)。どうも実技は苦手です。
一番痛かったのはCCNP ROUTE。1問程度の差で不合格になり、3万円の損失。その後、CCNPの更新でもう一度不合格になり、会社からお金もでませんので、更新を断念しました。IT関連のベンダー資格は高額なので、趣味や学生の就職活動で受けるにはあまり向いていません。
「ヒヒでもわかる資格予備校」とは?
最後に、当サイトの目的。
主にIT関連の資格の学習情報について、私の実際の体験(とくに失敗)を紹介することで
- 学生さん(とくに大学生)
- 新社会人
- 正社員を目指しているフリーター・無職の人
- 就職後、そろそろキャリアアップ・転職を考えている会社員
- スキルを磨いて、少しでも良い仕事を見つけたい主婦・主夫
のような方の、資格の取得や学習をサポートしたり、ハードルを下げることがこのサイトの目的です。
私自身も自己研鑽中の身ですが、最近は会社で資格の情報や勉強方法について、情報提供をする立場になりました。
そこから学んだことを、より多くの人に活かしてもらう。それと同時に、サイトを運営することで学んだことも、会社の新人にフィードバックできればと思い、このサイトの運営を始めました。
どこまでできるかわかりませんが、このサイトが、私自身も含め、多くの人の学習に役立つことができればと思います。