【ウェブデザイン技能検定】2級・3級でオススメの参考書・学習サイト
この記事では、主に以下の内容を中心に解説します。
- ウェブデザイン技能検定2級・3級のオススメ参考書
- ウェブデザイン技能検定2級・3級のおすすめ学習サイト
・安く効率的に合格を目指したい人
におすすめの記事です。
ウェブデザイン技能検定の詳細については、以下の記事にまとめてありますので、興味がある方は参考にしてみてください。
結論。ウェブデザイン技能検定2級・3級でおすすめの教材
- 参考書・問題集は古く、使えない
- 書籍で学習するなら、検定用のもの以外で技術面を学習する
- 学科試験対策は「過去問クラブ」がおすすめ
- 実技試験は2・3級はネットの情報をもとに演習。
- 技術面を強化するなら、ウェブデザイン技能検定より幅広いオンライン学習が安くてオススメ
- スクールは利用しない方が現実的
【ウェブデザイン技能検定】2級・3級の参考書
公式サイトに参考書籍等の紹介がありますが、ウェブデザイン技能検定用のテキストはあまり充実していません。後述しますが「学科・実技ともに、学習用のサイトや動画を利用する」のがオススメです。
その上で、念のため書籍の参考書についても解説します。
ウェブデザイン技能検定3級の参考書について
幸い、3級については2022年に改訂版の過去問題集が出版されています。
ただし、これ以外については「ウェブデザイン技能検定用の参考書」ではなく「ウェブデザインの参考書」しか紹介されていません。
強いていえば、公式ではない参考書で「まるごとわかる ウェブデザイン技能検定3級テキストブック」が、kindleを利用すれば無料で読めます。が、実際に出題さる問題とテキストの内容が乖離しているように感じられましたので、効率よく合格を狙うのであればおすすめはしません。
ウェブデザイン技能検定2級の参考書について
2級の公式テキスト・問題集については内容が古いものしかなく、公式サイトでも試験のポイントに関するガイドブックが紹介されているのみです。
ウェブデザインにかかわる技術は変遷が早く、細かい仕様はすぐに変化します。そんな業界の知識をつけるテキストが古いというのは致命的ともいえます。ですので、あえてウェブデザイン技能検定2級用に、参考書・問題集を購入する必要はないでしょう。
ちなみに、ウェブデザイン技能検定用の参考書ではありませんが、公式で紹介している「参考書籍等」の中に「ウェブデザインおよびその関連技術を学習する際の参考書籍」があります。こちらは、検定試験用の参考書よりは新しいのですが、2022年時点では数年間情報が改定されているようには見えず、正直やや古くなってきている参考書もあります。
ウェブデザイン技能検定に使えるおすすめのサイト
こちらがウェブデザイン技能検定の学習教材の本命です。やや「試験対策用の勉強」になってはしまいますが、費用がゼロですみますし、試験対策としてはこちらの利用をおすすめします。
ウェブデザイン技能検定の学科試験対策
過去問クラブ
1~3級のウェブデザイン技能検定の学習サイトとして、学科試験においては最も利用価値が高いサイトだと思います。私自身、こちらのサイトを利用して学習を進めました。
おすすめの理由は「過去問の網羅性の高さ」です。公式のサイトでは過去3回分しか過去問が確認できませんが、古い過去問も含めて掲載されています(あまり古いと時代遅れになっている可能性がありますが)。
欠点としては、問題の解説はあまり行われていないところがあげられます。解説があっても、初心者には理解できない程度にとどまることも多いため、ほとんどの問題については自力で検索し、知識を身につけていく必要性があります。
Webデザイナーの資格を取ろう!!(3級の学習用)
ウェブデザイン技能検定3級用の学習サイトです。
3級については、先に紹介した「過去問クラブ」で学習を行い、詳細が分からない場合は「Webデザイナーの資格を取ろう!!」を利用して確認する流れで学習すると効率的でしょう。
ウェブデザイン技能検定の実技対策
3級、2級ともにYouTubeで具体的な実技試験の操作方法が紹介されていますので、初心者でも比較的簡単に理解できると思います。
ただし、GIFバナーの作成については、Adobe Animateでの作成方法を解説していますので、Photoshopで作れるよう別途学習を行ったほうがいいでしょう。
ちなみに、1級については詳細な解説を行っているサイトがないため、自力での学習が必要となります。過去問も、公式に公表されているものだけだと答えまでは確認できませんので、勉強はかなり困難かと思います。
その他の学習サイト
Progate
ウェブデザイン技能検定用の学習サイトではありませんが、初心者でも比較的簡単にプログラミングを学習できるサイトです。
こちらのサイトを利用すれば、初級レベルから「HTML」「CSS」「JavaScript」「jQuery」の学習が可能ですので、実務経験のない人でも、ウェブデザイン技能検定の技術的な内容を学習していくことができます。
初級編は無料でも利用可能ですが、多くのレッスンは有料(月額980円)となりますので、無料で一度学習したうえで、自分に合うとおもったら有料会員の登録をするといいでしょう。
ちなみに、スマホ用のアプリもありますので、通勤・通学などのスキマ時間での学習も可能です。
ドットインストール
こちらもウェブデザイン技能検定の学習サイトではありません。
先に紹介した「Progate」と同様に、プログラミングを学習できるサイトであり、ウェブデザイン技能検定における技術的な内容を学習することができます。
基礎編のみ無料で利用できるところ、中級以上は月額980円であるところも「Progate」と同じですので、有料で利用するのであれば、両方利用した上で好みの方を選択するといいでしょう。
Udemy
「Udemy」はプログラミング以外も含めて、幅広く学習ができるサイトです。ウェブデザインに関する講座もいくつも用意されており、未経験からでも体系的に技術面の学習が可能です。
また「自分のサイトを作る上でも役立つ内容を学習したい!」という場合もサイト制作の一覧の流れを、グラフィックデザインやコーディングまで含めて、学習できる講座もあります。
無料での利用はできませんが、割引時に講座を購入すれば千円台前半で購入が可能です。一度購入すれば何度でも見られますし、30日間であれば返金保証もあります。時間をかけて何度も学習したい場合に利用を検討するといいでしょう。
ウェブデザイン技能検定のスクールについて
ウェブデザイン技能検定も、短期セミナーなどを中心にスクール利用が可能ですが、おすすめはしません。というのも、費用が高額で、料金は安いもので15,000円程度。高いものだと50,000円を超えます。
2級までであれば、独学でもそれほど苦労することなく合格は可能ですし、万が一落ちてしまっても、年に4回チャンスがあります。学科・実技のどちらかに合格すれば2年間は科目が免除になるため、スクールまで使って合格を目指すメリットは少ないと言えます。
ウェブデザイン技能検定は、自分で調査する力が必要
ウェブデザイン技能検定は、あまり「試験用の教材」が充実していない試験です。
公式のテキスト・問題集は少なく、1級はそもそも検定用のテキスト・問題集がありません。その公式で公表されている過去問も、解説や講評がついておりませんので、学習のためには「自力で調査する能力」が必須となります。
ウェブデザインやサイト運営をしていくのであれば、受験後も「自力で調べる力」は重要になります。試験を通して「自力で調べて、技術や知識を身につける力」を養えるよう、意識して学習をすすめるといいでしょう。
ウェブデザイン技能検定3級・2級の具体的な勉強方法については、以下の記事にまとめました。興味がある方の参考にして頂ければ幸いです。