【世界遺産検定1級】暗記すべき頻出の世界遺産(海外)一覧
この記事では、12年分の世界遺産検定の過去問を分析した上で確認した「暗記すべき頻出の世界遺産(海外)」についてまとめました。
世界遺産検定1級の合格を目指す方の参考にしていただければ幸いです。
頻出の世界遺産(海外)の集計方法について
今回、海外の世界遺産について、世界遺産検定1級で頻出のものを以下の条件で調査しました。
- 対象範囲は、2010~2021年度の合計23回の過去問
- 「正解の選択肢に直接関係している」遺産のみカウントする(不正解の選択肢で出題されてもカウントしない)
- 「世界遺産の基礎知識」など、別の出題範囲からの出題と思われるものはカウント対象外(ただし「日本の遺産」と「海外の遺産」が一緒に出題されているものはカウント)
上記の条件でカウントしていますが、各問題の「出題範囲」は公式から発表されていない為、他の人が集計した場合は若干の誤差があるかと思います。その事をご承知の上、参考にご利用ください。
頻出の世界遺産(海外)一覧
集計結果、2回以上出題された海外の世界遺産は、以下の様になりました(全部で268件)。
海外の世界遺産は、最低限どこまで覚えるべき?
今回、2回以上出題されている世界遺産を一覧にしました(全部で268件)。
実は、この2回以上出題された世界遺産を中心に学習すると、合格ラインを越えられる確率が高くなってきます。というのも、2019~2021年について調べたところ、以下の状況まで学習すれば、全ての過去問で正解率70%(合格ライン)を超えてくるからです。
- 出題時点で、過去に2回以上出題された海外の世界遺産:正解率85%
- 出題時点で、新規に登録された海外の世界遺産:正解率85%
- それ以外の海外の世界遺産(勉強しない遺産):正解率33%
- それ以外の問題(日本の遺産・世界遺産の基礎知識・時事問題など):正解率85%
正解率85%はけっこう正確な暗記が必要ではありますが、ネットで合格体験記などを調べると、「日本の遺産」や「世界遺産の基礎知識」は9割正解のつもりで挑まないと合格が難しいとされているため、このラインは現実的なあたりだと思います。
また、私が2級に合格した直後に1級の過去問を解いた結果、116点(200点満点。合格は140点)までは取れたことから、中途半端な知識でも、選択肢の絞り込みができる問題は多く「勉強しない海外の世界遺産」で正解率33%以上を狙うことも現実的に狙えるラインだと考えられます。
もちろん、出題回数の少ない海外の世界遺産についてもしっかりと学習することが理想ではありますが、まずは過去の出題実績が多い300件弱を優先的に学習し、残りの900件弱の世界遺産は余力で学習した方が短期間での合格を目指せるかと思います。