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【第1回ロンドン治験⑤】出国編②(ヒースロー空港到着~オイスターカード入手~電車とバスで宿泊先に到着)

3月 25, 2023海外治験

この記事では、英語力ゼロ・コミュ力ゼロの私が、海外(ロンドン)で治験を受けた際の経験について、「ヒースロー空港到着」「オイスターカード入手」「電車・バスでの宿泊先への移動」までをまとめます。

「海外の治験に興味がある方」「ロンドン到着から宿泊先までの移動に興味がある方」の参考にしていただければ幸いです。

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ヒースロー空港(イギリス)到着

日本出国~ヒースロー空港T2への到着までは、以下の記事にまとめてあります。ここからは、ヒースロー空港T2に到着してからの行動をまとめます。

【3月18日17:00頃 ヒースロー空港T2】到着

時差を含めると、韓国から13時間30分の長旅で到着しました。ちょっと仮眠を取りましたが、椅子的にしっかりとした睡眠はとれませんでした。

ヒースロー空港T2の地図については、以下のページで確認できました。

また、ANAのものですが、入国の流れはこちらにありました。日本と同様「入国審査」→「受託荷物の受け取り」→「税関申告(必要ない人は不要)」の流れです。

【3月18日17:10頃 ヒースロー空港T2】入国審査

基本的には「Arrivals」の黄色い標識があるため、それを見て歩いていけば、入国審査場に辿り着けます。ただし、けっこう広い場所なので、降りたゲートによっては入国審査までけっこう歩きます。

何か所か分岐点はありますが、黄色い「Arrivals」の方へ行けばOK

入国審査委では、日本のICチップのあるパスポートを持っている場合、自動化ゲートでの入国が可能なので、中学の教科書で習ったような入国用の英会話は不要。無言で通過できました。(18歳未満など、一定条件では利用不可)

ただし、稀に「ICチップが反応しない」「顔認識で弾かれた」などの場合、有人のゲートでの英会話が必要になります。実際には、ICチップは中々読み取ってもらえないことが多く「Try again」の表示が出たら、何度もパスポートを読み取らせて対処します。一方、顔認識は失敗すると一発で追い返され「係員に対応してもらってください」的な英語が表示されました(でも、列に並びなおして、再度無人ゲートを使ってる人もいました)。

ちなみに、新型コロナウイルス関連の入国制限は、2023年3月18日時点ではありません

【3月18日17:30頃 ヒースロー空港T2】預けた荷物を回収

先に紹介したANAの地図の通りですが、入国審査を終えると、直ぐに受託手荷物を回収するターンテーブルが現れます。

ターンテーブルの入り口のあたり。写真の左奥が出口です。

自分の荷物がどの程度の時間で流れてくるかは人によって差がありますが、遅延などなければ30分程度で受け取れるでしょう。

で、この荷物を受け取る前にトイレに行きました。理由は単純ですが、セキュリティの問題。あまり多くの荷物を持った状態でトイレに行くのは危ないと判断したため、先にトイレに行きました。ちなみに、ロンドンのトイレは有料のものが多いですが、ここのトイレは無料でした。

トイレの入り口前には、プリペイドSIMの自動販売機もありました。通信環境を準備していない場合は、ここで購入して準備できます(ただ、SIMの開通までタイムラグがあると思うので、英語苦手・海外渡航初心者は日本で準備推奨です)。

トイレが済んでから荷物を受け取りに行ったのですが、まだ到着していませんでした。わざと搭乗手続きを遅らせておくことで、最後のコンテナに荷物を入れてもらい、早めの順番で荷物を出してもらう……というテクニックもあるそうですが、確実ではありませんし、トラブルを避ける目的でこの方法は使いませんでした。万が一、荷物が出てこない場合は、託送荷物引換証(Claim Tag)を係員に見せて対応してもらいましょう

少し待って、回収した荷物がこちら。

預けた際の写真がこちら。

預ける前に撮影したものが、高速バスの半券中心の写真なのでわかりにくいかと思いますが、水色のネームタグが無くなっています。実は、ネームタグの準備が遅れ、万が一Amazonで注文した商品が届かなかった時用に100円ショップで購入していたのですが、そちらが外れてしまったようです。ただの偶然なような気もしますが、念のためネームタグは頑丈なものを使った方がよさそうです

【3月18日17:50頃 ヒースロー空港T2】税関申告

荷物を受け取ったら、出口へ向かいます。

ターンテーブルがある部屋の、入り口から真正面にあります。

この時、税関の申告不要の場合は緑の通路免税範囲を超えたものを持ち込む場合は赤の通路を通り、申告内容を口頭で伝える必要があります。私は申告するものが無いため、素通りでした

税関申告が不要な人は、右側の緑の出口を通過

【3月18日17:50頃 ヒースロー空港T2】Heathrow Terminals 2 & 3へ移動+ATMでキャッシング(失敗!)

繰り返しになりますが、ヒースロー空港の地図についてはこちらのページで確認できます。

が、実際には税関を抜けてすぐに、「Underground」と書かれた案内看板があったので、全く必要ありませんでした(でも、事前に見ておくことを推奨。その方が安心して移動できます)。

わざと転んで床を滑ったり、カートに乗って暴走している若者がいたりと、日本とのギャップを早々に感じつつ(ただの偶然だと思いますが)、地下鉄の「Heathrow Terminals 2 & 3」駅へ移動です。

下の図の矢印の通り移動し、下の図の赤丸あたりでATMを発見。ポンドを入手しておこうかと思い、ちょっと操作してみました。

が、キャッシングなのか、両替なのか、そもそもレートは何円なのか表示がよくわからなかったので、一旦辞めました(あとで知りましたが、引き出す料金を選んだ後に、レートの表示やキャッシングの選択などが出てきます)。

ちなみに、ATMの表示はこんな感じで、日本人感覚で言えば、デザインが物凄く古い……というか、もう更新する意思がない感じです(というか、日本のATMが無駄にこだわり過ぎでは…)。

イギリスのATMは、ATM Locatorというサイトで場所を確認できます。移動先でATMの利用が必要になった場合は、このサイトで探すことができます(まあ、Googleマップでもわかります)。以下のページに、ATMでキャッシングする方法も解説されています

ただ、このATMのキャッシング。上のページでも警告されていますがレートに注意が必要です。例えば、ヒースロー空港T2にあるATMは、全てTravelexのATMらしく、基本的に最初に「conversion(両替)」の前提で処理が進むそうです。これ、両替なので、キャッシングよりも悪いレートでの交換となります。ここで「without conversion(両替しない)」を選択すると、キャッシングする流れとなるため、素早く繰り上げ返済を実行すれば、良心的なレートでポンドを入手できます

ちなみに、conversion(両替)などの文字が無くレートが表示されることもあります。事前にレートを確認しておくと「明らかにレートが乖離している」と見破れると思いますので、必ずネット上のレートと比較して判断しましょう。悪い場合、20%近く乖離したレートで取引してしまう可能性もあります。

右キャプション
右キャプション
ちなみに、ネットで調べた限りTravelexのATMは、海外のサイトでも評判が悪いそうです

【3月18日18:00頃 Heathrow Terminals 2 & 3】オイスターカードを入手

税関通過から徒歩10分ほどで地下鉄に到着しました。下の図は地下鉄の入り口付近です。

で、ロンドン市内の移動手段にはオイスターカードが便利です(日本でのSuicaやPasmoのようなもの)。空港内の駅券売機やビジターセンターでも購入可能ですが、私の場合は上の図を少し左に進んだ場所に売り場があったので、その場で購入しました(ちなみに、移動にはトラベルカードもあるのですが、治験関係はオイスターカードの履歴の提出が求められていました)。

オイスターカードの販売機。上に「Buy・Top-up」と書いてあるので、購入とチャージに使えるタイプ。

オイスターカードの購入方法は、こちらのページで紹介されていました。自動販売機を使えば日本語で買えるので迷うことは無いかと思いますが、自動販売機の場合、支払いにはクレジットカードか硬貨しか使えないことが多いかと思いますので、支払いには注意です。

下にある日本語の国旗を押すと、日本語表示になります。

ここで、初めて海外で楽天のマスターカードを利用しました。使えるとは聞いていましたが、本当に日本円以外でも対応してくれるのかドキドキでした。が、あっさり購入できました。

ちなみに、購入の際にチャージが行えますとりあえず多めに50£(最高額)チャージしておきました。大量に余った場合でも、帰りにビジターセンターで返金してもらえます(Heathrow Terminals 2 & 3の改札横にあります)ちなみに、残高が足りない状態で乗ってしまうの、罰則があります。英語が喋れない身としては、絶対に回避したいところです。

地下鉄の入り口の画像を奥に進むと、左手に「Piccadilly line」と書かれていました。私の乗る予定の路線です。

鉄道で宿泊先まで移動

【3月18日18:00頃 Heathrow Terminals 2 & 3駅】出発(ヒースロー空港にある地下鉄)

まず、乗り換えをする「Hammersmith駅(Piccadilly線、District line線)」へ向かいます

改札は日本と似たような感じです。下の画像の赤丸部分にオイスターカードやタッチ結成のクレジットカードなどを触れさせて決済します。注意点としては、ICカードの反応が日本ほどスムーズではないため、前の人に続いて進むとうっかりカードが反応する前に改札を抜けてしまう事。体感ですが、タッチから2秒弱くらい反応まで時間がかかりました。

乗ったのは2番ホームに到着した地下鉄Piccadilly線のCockfosters行です。事前調査と時刻はずれていましたが、丁度予定通りの列車が走っていました。

日本と少し表記が異なりますが、概ね同じような電光掲示板があります。

実際に通過した駅は以下の通りです。事前に調べておくと、乗り間違えなども防げるかと思います。

乗り換えまでの駅

  • Hatton Cross
  • Hounslow West Underground Station
  • Hounslow Central
  • Hounslow East
  • Osterley
  • Boston Manor
  • Northfields
  • South Ealing
  • Acton Town
  • Hammersmith

ちなみに、日本の列車と違い、かなり狭いし、蛍光灯はたまに消えるし、窓には傷跡で文字が書かれているしで、なんとも日本人感覚では危ない雰囲気です。こういうところを見ると、日本っていい国なんだなと感じます(まあ、その過剰なサービス精神が無駄にもなってるし、でもその精神が犯罪率の低さにもつながってるし……と考えるとなんとも言えないです)。また、列車によっては入り口とホームとの落差が大きく、荷物を運んでいる場合はその点も要注意です。

【3月18日18:40頃 Hammersmith駅】乗り換え

地下鉄Piccadilly線から降り、同じプラットフォームの反対側(4番ホーム)に来る、地下鉄District line線、Barking行に乗り換え……予定だったのですが、時間帯が予定より早かったため、想定していた列車が走っていませんでした。

そこで、日本と同じでホームにある駅のマップを確認しました。目的地は乗り換えのためのVictoria駅。結果、次に来るTower Hill行き列車であれば、途中でVictoria駅を通過すると判断しました。

ホームの看板

乗り換え後、実際に通過した駅は以下の通りです。

乗り換えまでの駅

  • Barons Coat
  • West Kensington
  • Earl’s Court
  • Gloucester Road
  • South Kensington
  • Sloane Square
  • Victoria

ちなみに、ここで乗った列車は前と同じく地下鉄でしたが、綺麗で明るく広いという日本の列車に近い感じでした。違いと言えば、車両ごとに区切りの扉が無く、全て連続した空間になっている事。これには少し驚きました。

【3月18日19:00頃 Victoria駅】乗り換え……がストライキでできない!

更に、地下鉄から鉄道のSouthern線へ乗り換えるため、地上へ向かって移動していったのですが……ストライキです!

交通案内の張り紙

ロンドンでは、日本よりも頻繁に遅延や工事の影響などが発生し、駅構内に上の図の様な張り紙などで案内が出るそうです。この日、鉄道関係はストライキとなっており、Victoria駅の鉄道は動いていませんでした。

そこで地上に出て、タクシーを拾おうと思ったのですが、正直英語力ゼロで乗るのはかなり緊張します。一応、タクシー用の英会話を調べたり、翻訳アプリを構えてみたりしたのですが……怖くて声をかけられない!(日本だって、一人でタクシー乗った事無い!)

タクシー乗り場付近。ロンドンの街並みに感動しつつ、無事宿泊先にたどり着けるか不安でした。

そうこうしているうちに「1ポンドでいいからくれよ兄ちゃん!」みたいな事を英語でしゃべりかけられてしまい、英語が全く喋れないふりして(事実喋れないけど)やり過ごす始末。身の危険を感じ、一旦駅構内の係員がいるあたりまで撤退しました。

今回、こんな感じでストライキに巻き込まれましたが、他の原因で身動きが取れなくなる可能性もあるかと思います。英語が喋れないなら、最低限、複数のルートとタクシーなどで使える簡単な英会話を印刷しておいた方が安心かと思います。

【3月18日19:33頃 Victoria駅】Brixton駅へ向かう為、地下鉄に乗りなおす

駅に戻って冷静に考えてみたら「もうちょっと地下鉄で進んで、最寄りからバス使えばよくね? Googleマップ使えば、新しいルート出るでしょ?」と思い、調べてみたらBrixton駅からバスが出ていることが判明。

結局改札を戻り、Victoria線Brixton行きに乗りました。

目的地までの駅

  • Pimlico
  • Vauxhall
  • Stockwell
  • Brixton

【3月18日19:53頃 Brixton駅】Route 109のバスでNorbury駅前まで

Brixton駅で下車して地上へ。

Googleマップを頼りに、109番のバス停を目指します。バス停には、複数の番号が振られていますが、その中に「109」と書かれている場所が目指すバス停です。実際に見つけたバス停はGoogleマップと若干位置がずれていたため、念のため周囲のバス停も比較しつつ、想定時刻に「109」の表示のある二階建てのバス「ダブルデッカー」が現れたので、それに乗り込みました。

乗り方は事前に調べていましたが、前の入り口から入ってオイスターカードでタッチし、降りるときはタッチ不要で後ろ側の扉から出ていく流れです(現金払い不可)。二階建てでないバスの場合はどうなのか不明ですが、後日街を歩いていた時の感じでは、全く同じように見えました。

車内はストライキの為か、かなり混雑していました。私は、降りるときスムーズに降りられるか心配なので1階の空いているスペースで身を縮めていました。

次の駅については、電光掲示板に表示されるのですが、位置は階段の裏側のあたりで、車両の先頭部分よりやや後ろ側でした。「STOP」と書かれたボタンを押すと小さく「チンチン」とベルの鳴るような音がして、電光掲示板に「bus stopping」とか、そんな表示が出て次の駅で止まる感じです。

実際に乗っている最中は「本当にバスがあっているのか?」「ちゃんと降りられるか」が心配な状態だったので、スマホで通過していく駅を確認しつつ、度々周囲を見てバスの降り方を探っていました。

ネットでは「降りるときは『Excuse me.』といって人にどいてもらう」と書いてあったのですが、偶然か、皆さん「Sorry.」と言って降りて行きました。私もそれに倣い、最後は「Sorry.」といって、後ろ側の扉から降りて行きました(イギリス英語では、どちらも普通に使われるらしい)。

【3月18日20:20頃 Norbury駅】到着~徒歩で移動

Norbury駅近くのバス停に到着しました。

バスから降りた場所

シャーロック ホームズの短編小説「黄色い顔」に登場する街です。実際にバスに乗っていて気づきましたが、ロンドンの中心街から遠くもなく、街並みも途切れることなくNorbury駅まで続いていました。

ここから、宿泊先である北園ハウス向かいました。徒歩で10分程度です。

途中で通過した夜のNorbury駅

ほとんど時間はかかりませんでしたが、「夜の駅前で待ち伏せして、人気が無い場所で襲い掛かる強盗がいる」とネットに書いてあったので、駅前から宿泊先までの200メートルほどはかなり警戒しました。まあ、現実にはそんな人に遭遇する可能性の方が低いですが……。

【3月18日20:30頃 北園ハウス】到着

北園ハウス(Officeのあるハウス1)に到着。この日は簡単に家の説明をうかがい、休息となりました。

ちなみに、ちょっと世間話をした限りでは、観光目的で利用する人はそれほど多くないそうですが、治験目的で北園ハウスに宿泊した方は過去に何人かいたそうです。

ちなみに、宿泊した部屋はこんな感じ。

広々快適スペース。これ、治験だから宿泊費が実質無料です。

良い感じの雰囲気です!

だいぶ年季が入っている感じの家具ですが、そこがむしろ味があって「海外来た! ロンドン来た!」という感じです。しかも、1週間泊ると1日実質30ポンド少々。2週間、1カ月と滞在が長引くと、更に安くなります

更に、日本人のオーナーさんがいるおかげで、ロンドン生活も簡単なアドバイスが日本語で貰えました。このあたりは英語の喋れない海外旅行初心者としては、ホテルでは得難いアドバンテージです。

簡単な施設の説明を聞いた後は、直ぐに荷物を片付けて、寝る事にしました。韓国でほとんど眠れず17時間、飛行機で更に13時間30分、そこから更に3時間30分ほどかけて、スーツケースを引いての移動だったので、流石に疲れました。健康診断に影響がでるので、できれば負担をかけないのがベターですが、流石にやむを得ないです感じです。

「シャアハウスでの生活」「日常の買い物」「治験前の体調の調整」などのロンドン到着後の生活については、また別の記事でまとめます。

【第1回ロンドン治験】記事一覧

3月 25, 2023海外治験