【体験談】9泊10日×2回+通院の治験を受けてみたので、その感想をまとめます

コラム

以前に4泊5日×2回の治験に参加してから、十分な休薬期間を経過したので、今回は「9泊10日×2回+通院」の治験に参加してみました。

この記事では、実際に9泊10日×2回の治験に参加した結果から、以下の内容についてまとめたいと思います。

  • 実際に治験で貰えた報酬
  • 実際に治験に持っていって便利だったもの
  • 自分が入院生活にできたこと
  • 4泊5日の治験とはどう違ったか?

この記事は、あくまで私が参加した治験の話です。

多くの治験で似た生活になるかと思いますが、実際どのような入院生活になるかは、治験の事前健診の際に確認しましょう。

また、具体的な治験の内容(薬の内容、施設、詳細なスケジュールなど)については、公表できないためこの記事ではその点について掲載しておりません。あくまで「一般的な入院の治験はどのようなものか?」という参考としてご利用ください。

実際に治験で貰えた報酬は約45万円でした

私の場合、報酬は約45万円になります。

定期的に治験の案件を見ていると、「入院1泊あたり2万、通院1回辺り1万」程度が、東京では多い印象でした。

今回、入院は合計18泊、通院は合計5回なので相場で言えば41万円。差額の4万円は、期間の長さの影響かな? といった感じです(最終通院が完了するまで、生活に制限がかかるので)。

体験した治験の持ち込み物について

事前健診の際に、治験の持ち込み物について、おおむね以下のような説明があります。

  • 病院側で貸し出してもらえるもの
  • 持ってこなければならない日用品
  • 持ち込み禁止の物の例

無線LANの環境や、漫画やDVD、ゲームなどの貸し出し物についても事前健診の際に大雑把に確認できることがあります。気になる方は、事前健診の際に確認しておくといいでしょう。

9泊10日の入院生活であると便利なもの

大雑把な入院生活で便利なものは、前回の4泊5日×2回の治験でもまとめました

今回の治験は9泊10日という事もあり、新しい気付きがありましたので、その点をまとめます。

コンパクトで乾きやすいタオル

今回の治験では、シャワーなどで使うタオルは全て持参する必要がありました。

持参する必要があるかについては病院によるかと思いますが、長期の入院で何枚もかさばるタオルを持っていくのは現実的ではありません

そこで、今回持って行ったのが「コンパクト」で「乾きやすい」タオルです。これであれば、スペースは取りませんし、乾燥機が使えなくても比較的短時間で再利用できるようになります。

狒々山
狒々山
今回の入院では、生活が長期化することもあり、洗濯機と乾燥機が利用可能でした。しかし、洗濯機と乾燥機が利用できるのは入院生活の中盤からであり、台数の関係上いつでも使えるわけでもありませんでした。そういった意味でも「コンパクト」で「乾きやすい」タオルを持って行ったのは良かったと思います。

個人的に、一番役に立ったのが枕

というのも、病院によるかと思いますが、枕が自分に合わず(高くて固かった)9泊10日の1回目では睡眠の質が良くありませんでした。

そこで、普段使っている枕を持ち込み、2回目は快適な睡眠をとれるようにしました。

正直、荷物だいぶ大きくなってしまうのですが、持っていけるなら持って行った方が無難かなと思いました。

入院生活・通院について

ここからは、実際に体験した治験の入院生活をまとめます。

申し込み~入院前(0日目)

入院前の検査などについては、以前の治験の記事にまとめました。

また、事前の健康診断を突破しやすくするための方法については、以下の記事にまとめました。興味がある方は参考にしてみてください。

入院初日のスケジュール(1日目)

  • 集合:9:30
  • 就寝:23:00
入院初日のスケジュール(1日目)

  • PCR検査
  • 荷物検査
  • 健康診断
  • 軽食
  • 治験中の生活の解説
  • 夕食
  • シャワー
  • 就寝

集合は9:30でした。前回大人数での治験で12:00集合でしたが、今回はその半分以下でしたが朝から集合です。

基本的には、前回の治験と同様で「PCR検査」や「健康診断」をやって、後は待機。人数が少ない分、机が使えたのでPC作業も比較的やりやすかったです。

前回は12:00集合という事もあり、19:00まで食事がありませんでしたが、今回は昼過ぎぐらいに軽食が出て、夕食も食べることができました

投薬日のスケジュール(2日目)

  • 起床:06:30
  • 就寝:23:00(深夜、早朝に起床して採決あり)

投薬初日です。朝の検診結果から、実際に投薬する人を選びます。今回は、全員採用といった流れでした。

また、多くの治験と同様に、投薬初日は採決が多いため留置針を利用しました

ちなみに、この日の注意点は以下の通りです。

  • 投薬後の一定時間は、飲水・移動・姿勢に制限がある
  • 留置針が付きっぱなしなので、シャワーは使えない
  • 留置針は時間経過とともに痛みが無くなるけど……やっぱり痛かった
  • 就寝が遅めで、就寝後も深夜に一度起床して採血があった

採血の回数が多いのも大変ですが、深夜に起床が必要なため、翌日の睡眠時間が短くなることも大変でした。

また、前回は留置針をさしてから数時間で痛みがほとんどなくなった気がするのですが、今回は最後まで留置針を刺した部位に僅かな痛みが持続している感じで、やや集中力を持っていかれました(腕の角度次第では痛みが消えるような気もするのですが……)。この辺りは、運もあるのかもしれません。

お薬も注射でした

ちなみに、今回の薬は皮下注射での投薬となりました。

これが何気に痛いです。採血については、たまにほぼ無痛のこともありますが、こっちは明確に鋭い痛みがありました。

とはいえ、刺した後も残るような痛みではありませんので、入院生活に与える影響はありませんでした。

投薬2~8日目のスケジュール

  • 起床:8:00
  • 就寝:23:00

投薬2日目からは、毎朝1回の採血以外はほぼ自由時間でした(途中、一回だけ検査内容が多い日がありました)。

食事の時間やシャワーの時間は決まっていますが、寝ていても、漫画を読んでいても、PCで仕事をしていてもOKです。

ただし、コロナ対策や周囲とのトラブル回避もあり電話での通話などは自由にできませんし、病院の外に勝手に出ることもできません。

病院に缶詰めなのは、集中して作業ができるので良いのですが、就寝時間の割に起床時間が遅いのが、個人的にちょっと残念でした。

運動不足は?

治験中、運動は禁止です。これは、通院期間中についても健康診断の数値に影響を与えてしまうため、禁止されていました。

とはいえ「毎日ベッドの上でゴロゴロ10日間」というのは、流石に健康的ではありません。

そんなわけで長期の治験になると

  • 1日1回のラジオ体操
  • 週に1回の散歩

などがありました。また、散歩では1度コンビニによることができ、持ち込み禁止物以外であれば購入することもできました

副作用が前提でした

今回の治験で副作用が前提となっていました

そのため、私の場合は投薬後1~2日は、軽い倦怠感があり、行動に支障がありました。

この辺りは基本的には事前の健康診断の際に説明されることが多いですが、正直、私が参加した治験では「副作用が前提」という事までは明確に解説されていませんでした(そのためか、入院初日に参加を辞退する人もいました)。

狒々山
狒々山
副作用については、その発生率やどのような内容か、どの程度で治るかについて、事前に確認しておきましょう。また、先発医薬品が明確な場合は、その医薬品から副作用をある程度想定することもできます。

退院日のスケジュール(9日目)

  • 起床:8:00
  • 退院:11:00頃

最終日は、滞在時間が短く、食事もありませんでした(この辺りは前回と同様)

食事は無く11:00頃に退院だったため、退院時は空腹感が強かったのですが「貰ったお金で美味しいものでも食べよう!」という事ができるかというと、まだ通院が残っているため、その制限の範囲内での食事となります

通院

1回目の入院後と、2回目の入院後に通院がありました。

基本的にやることは健康診断と同様で、血圧や採血、採尿、問診などが中心となります。

最終的な通院日になっても、何らかの副反応が残る場合や、検査結果に異状がある場合は更に通院・入院が必要となります。

一方、最終的な通院日に正常な値になっていれば、晴れて治験終了となります。

狒々山
狒々山
通院期間中も、運動や食事などの制限を受けることになります。また、治験によっては通院期間が終わっても、一定の期間は行動制限がかかることがあります。

前回(4泊5日)と今回(9泊10日)の治験の主な違い

長期の入院なので、洗濯機と乾燥機が使える

そもそも、前回はかなり大勢が入院していた上に、それらしき設備も見当たらない病院でした。

一方、今回は長期の入院が前提の施設であるからか、入院しているフロアに洗濯機と乾燥機が3台ずつ設置されており、ホワイトボードに予約を記入して利用するシステムとなっていました。

ただし、入院中盤までは洗濯機は使えないため、やや多めに下着などを持っていくこと自体は悪くないかなと思います。

狒々山
狒々山
事前の健康診断の段階で、「9泊10日なので、下着は○着くらい持ってきた方がいいです」などのアナウンスもありました。

長期入院のための施設だからか、今回は全体的にスペースが広めだった

前回はベッドのスペースも狭く、その上自分の居場所はベッドのみという状況でした。

一方、今回は長期入院のための施設であるからか、ベッドの周囲もやや広く、飲食などに使える専用のスペースもあり、余裕のある空間で生活ができました

ただし、病院関係の方に話を聴いたところ「新型コロナウイルスの影響で、昔よりかなりスペースを空けて、密にならないようにしている」との事でした。そういう意味では、新型コロナウイルスが流行っている今だからこその快適な生活だったという面もあります。

今回は、副作用が出るのが前提だった

今回は副作用が前提の治験薬だったため、集中力が1日程度は集中力が奪われている状態が続きました。

副作用が出る前提の試験はあまり多くは無いそうですが、治験に参加するかの判断の根拠としては重要なポイントかと思います。

長い人では、10日以上副反応が継続している人もいたので、「事前に副反応が前提か? どの程度の内容と期間が予測されるか?」についてはしっかり確認しておいた方が良いでしょう。

狒々山
狒々山
入院期間は「多くの人で副反応が治る期間+少し余裕」程度で設定されているそうです

長期の治験は、運の影響がちょっと大きくなる

病院の関係者の方から伺った話ですが「どのくらい拘束時間があるか?」や「生活の規則がどのくらい厳しいか?」の詳細については、正直参加してみたいと詳細まではわからないことがあります。

もちろん、事前検査の際にある程度まで細かく解説してもらえますが、

  • 日々の消灯・起床時刻
  • 採血や血圧測定などの詳細なタイミング
  • 飲水に制限がある場合、そのタイミングや量の細かさ
  • 生活するスペース(ベッドの配置によっては、ちょっとうるさい事もある)

といった事については、参加してみるまで分からないところもあります。

こういったものは長期の治験ほど影響が大きくなってきますが、参加するからには従わないといけないため、あらかじめ許容できるようにしておきましょう。

20~30泊の様な超長期の治験は?

ちょっと病院関係の人から話を伺う機会があったので、まだ経験していない超長期の治験について話を聴いてみました。

その結果を箇条書きでまとめると、以下のようになります。

  • ずっと同じ人が近くにいるため、トラブルは起きやすい(PC操作が五月蠅い、マナーが悪いなどに我慢できなくなる)
  • ずっと同じ人と一緒なので、仲良くなる(一緒にゲーム大会が行われるなど。ただし、現在は新型コロナの関係で交流不可)
  • 副反応がある場合は、多くは途中で治る(10日程度の治験だと、退院日前後まで治りきらない人もそこそこいる)
  • 後半は採血なども数日に1回になり、かなり暇(寝てる人が多い)
  • 週1回程度散歩が行われる(が、だらけてきて不参加になっていくとか)

あまり超長期の治験の募集は見かけませんが、今回9泊10日で自信もついたので、機会があれば参加してみるのもいいかなと思いました。

4泊5日の治験の実体験と、治験における注意点

比較的短めな4泊5日の治験については、過去に記事にまとめました。治験参加の際の注意点もまとめていますので、興味がある方の参考にしていただければ幸いです。

また、治験の事前検査対策の方法については、以下の記事にまとめてあります。治験に参加しようと思っている方の参考にしていただければ幸いです。