【体験記】『高尾山内八十八大師巡拝』をしましたので、周り方を紹介します

3月 3, 2022コラム

先日、高尾山内八十八大師巡拝へ行ってきました。そこでこの記事では、高尾山内八十八大師巡拝を行った際の内容や、ルートなどを中心に解説します。

目次

高尾山内八十八大師巡拝のルート概要

高尾山内八十八大師巡拝を行う場合、「登って降りて、また途中(十一丁目茶屋)まで登って降りる」必要があります(ケーブルカーを使って、登りを減らすことはできる)。

というのも、山の途中に『十一丁目茶屋』という場所があるのですが、そこで琵琶滝』『蛇滝』『一号路表参道』の三ルートが合流し、その全てのルートに大師像があるから。どうしても登って降りるだけでは2つのルートまでしか回れないのです。

ですので、大雑把にルートをまとめると、以下のようになりますとなります(⑤番でそのまま下山して最後のルートを登山口から登る手段や、ケーブルカーで十一丁目茶屋から全て下るなどの方法もありますが)。

  1. 1つ目のルートから、十一丁目茶屋まで登る
  2. 薬王院まで登る
  3. 十一丁目茶屋まで戻る
  4. 2つ目のルートを下る
  5. 2つ目のルートを引き返し、再び十一丁目茶屋へ登る
  6. 3つ目のルートへ下り、不動院へ

また、これを番号順に周るルートにした場合、以下のルートになります。逆打ちで周る場合は、この逆で周りましょう。

  1. 琵琶滝から、十一丁目茶屋まで登る
  2. 薬王院まで登る
  3. 十一丁目茶屋まで戻る
  4. 蛇滝方面の入り口辺りまで下る
  5. 引き返し、再び十一丁目茶屋へ登る
  6. 一号路表参道を下り、金比羅台を周る
  7. 一号路表参道を下り、不動院

狒々山
狒々山
ちなみに、最後に巡拝証を受け取るためには、薬王院の御護摩受付所まで行く必要があります。つまり、最後にもう一度登る必要アリです。

高尾山内八十八大師巡拝へ実際に行った時の内容

今回は、1番~88番を順番に周るルートを紹介します。

【1~8番】清滝駅前広場の山側

高尾山内八十八大師めぐりの看板

1~8番は、高尾山の登山口の入り口の広場にあります。ケーブルカー乗り場の右手の崖の上に置かれていて、若干木に隠れるような形にはなっていますが、大きな看板もあり比較的わかりやすいかと思います。

第一~八番

1つ、大師像ではなく石碑もありますが、これも八十八大師に含まれます(他にも石碑のものが数か所あります)。

また、広場の不動院側に、「山内八十八大師巡拝のご案内」と書かれた比較的新しい碑文があり、簡単な歴史が書いてあります。

6号路~琵琶滝(途中に大師像はありません)

清滝駅前の広場から6号路へ入り、琵琶滝へ向かいます。途中、大量のお地蔵さん(七福神)が置かれていますが(下の図)、八十八大師の大師像ではありません

大師像ではありません
大師像ではありません

基本的には6号路を歩いていくだけでたどり着きますが、途中で「6号路・高尾山頂」と「琵琶滝・1号路」と書かれた看板の分かれ道があります。この部分を間違えなければ、琵琶滝には簡単に辿りつけると思います。

琵琶滝には大師像は置かれていませんが「高尾山内八十八大師巡拝案内図」にスタンプを押してもらうことができます。これを忘れると、ケーブルカー付近から往復30分は歩く必要があるかと思うので、忘れないようにしましょう。

琵琶滝

ちなみに、琵琶滝では滝行の体験もでき、毎月第一土曜日・18日・28日の11:00からで実施しています(詳細はこちら)。

滝行と同日に八十八大師巡拝をすることも可能かと思いますが、御護摩受付所で巡拝証を受け取るには、16:00までに周りきる必要がありますので注意が必要です

狒々山
狒々山
私が滝行に参加した際は、順番が最後だったこともあり、終わった時点で13:00を過ぎていました。

【9~16番】二本松の前広場

情報をインターネット上で見つけようとしてもかなり少ない場所になります。

琵琶滝から十一丁目茶屋を目指して少し登ると、すぐに分岐する道があります

二本松前の広場にある看板

看板には「高尾山頂」「琵琶滝・高尾山口駅」「高尾山口駅」の3つの方向が示されているのですが、この3つのどの方向でもなく、看板の背面に大師像があります(下の図)。

二本松の前の広場

大師像は向かい合うように左右に並んでいて、奥から15、12、13、11、14、10、9、16番になっていました。

16番は石碑で、弘法大師(空海)の絵が刻まれています。

第十五番 第十二番 第十三番 第十一番 第十四番 第十番 第九番 第十六番

ここから、山頂へ向かっていきます。途中で分岐はほとんどありませんが、最後の方で分岐の看板があります。十一丁目茶屋は、下の看板の「自然研究路1号路」であり「自然研究路2号路 高尾山頂」ではありません。「高尾山頂」の文字で間違えないようにしましょう(自然研究路1号路も、進んでいけば山頂につきます)。

分岐の看板。自然研究路1号路(右)に進みます。
分岐の看板。自然研究路1号路(右)に進みます。

【17~22番】十一丁目茶屋~タコ杉~神変堂

「二本松の前広場」から、やや険しい道を辿っていくと十一丁目茶屋に辿りつきます。十一丁目茶屋からは、一旦なだらかな道になります。

十一丁目茶屋の前(17番)

十一丁目茶屋前の広場

上の写真は、十一丁目茶屋の目の前です。広場にある石垣の上に17番の大師像があります(上の画像の右側。「六根清浄」と書かれた柱の上あたりです)。

第十七番

十一丁目茶屋の右隣の高台(18~19番)

先ほどの十一丁目茶屋の右隣に高台があり、その上に18番と19番の大師像があります(下の図の赤丸の部分)。

十一丁目茶屋の右隣の高台

柵があり、高台の向こう側であるため、接近はできません。左側が18番、右側が19番になります。

第十八番第十九番

たこ杉の右隣(20~22番)

タコ杉の右隣に大師像が4つ並んでいます。その内3つが20~22番です。

第二十~二十二番

左から20、21、22番です(個別の写真は撮り損ねました……)。

神変堂の左隣(23番)

浄心門

たこ杉前を通り過ぎ、浄心門を抜けたすぐ先に見えるお堂が神変堂です(写真の中央やや左側のお堂)。

神変堂

神変堂の左側にある大師像(上の写真の赤い丸の箇所)が23番。右側はもっと後の番号になります。

第二十三番

【24~39番・番外】薬王院境内

神変堂から薬王院向かいます。山頂へ向かえばOKです。

途中分かれ道はありますが、ほぼ一本道なので薬王院までは迷わないかと思います。男坂と女坂の分かれ道については、後で男坂側はいくので、別ルートも見ておきたい人は女坂がおすすめです(途中に大師像はないので、行きも男坂でも可)。

坂を登り(男坂は階段です)、権現茶屋の前を通り、山頂へと向かうと薬王院の山門に辿りつきます。

大師堂の裏(24~36番・番外)

薬王院の山門をくぐり奥へと進み、仁王門を抜け、御本堂(大本堂)の右奥に向かうと大師堂があります(下の図。細かな地図は薬王院の境内案内図をご参照ください)。

大師堂

この大師堂の外側を囲むように(一部、ちょっと脇道に逸れる形で)大師像が配置されています。

まず、左側から周ると、第24~28番、番外、29番の順で配置されています。

第二十四番 第二十五番 第二十六番 第二十七番 第二十八番 番外 第二十九番

大師堂の左側から回り込むと、真後ろに36、30番の順で大師像があります。

第三十六番 第三十番

更に、大師堂の正面に戻らず、右後ろ側にある細い道に31~35番が置かれています。

第三十一番 第三十二番 第三十三番 第三十四番 第三十五番

また、大師堂の周囲には「高尾山八十八大師」(高尾山八十八大師ではない)があます。

高尾山八十八霊場

ここにも四国八十八ヶ寺霊場から持ち帰られた砂が収められているそうで、この霊場を巡ることでも、四国八十ヶ所と同様の功徳があるそうです。

高尾山八十八霊場の碑文

天狗社の右(37番)

大師堂前の看板

大師堂の前に上の図のような看板があります。「天狗社」は本社(飯縄大権現堂)の左側にあるため、本社へと向かいます(写真にある階段を登っていくか、本堂まで戻って左側にある階段を登ってもOK)。下の図が本社です。

本社(飯縄大権現堂)

本社正面から左を向くと、下の図のような感じです。赤い丸の部分に第三十七番の大師像があります。

天狗社

第三十七番

本社(飯縄大権現堂)の右石段の隣(38番)

本社から山頂へ向かうように、本社の右側の通路を通ると、段差になっている部分に三十八番の大師像があります。

石段の上の大師像

第三十八番

奥之院の裏(39番)

山頂へ進んでいくと、奥之院 不動堂があります。

奥之院 不動堂

石畳が右奥へと続くので、道順に進むと建物のすぐ裏に分かれ道があります(裏手に富士浅間社があります)。

奥之院の裏(富士浅間社)

その道の奥に、古い修験道の修行場があり(現在は閉鎖されてる?)その近くの石垣の上に39番が設置されています(下の図の赤丸部分)。

ちなみに、八十八大師巡りをしている人に今まで二人会ったことがありますが(ツアー除く)。二人とも39番が一番見つけにくいとの意見でした。個人的には、この後の63番も厳しかったです。

修行場近くにある三十九番

第三十九番

【40~41番】権現茶屋前の高台

39番の後、山頂に向かってもいいですが、40番以降は下山途中に設置されています。

薬王院から引き返し、権現茶屋前(下の図)まで戻ると、道をはさんで正面の崖の上に40、41番の大師像があります

権現茶屋

崖の上にある第四十、四十一番

崖の上に設置されている関係上、正面に近づくことは困難です。近くまで寄れる階段はありますが、正面まで近づくのは危険なのでやめておきましょう。

第四十、四十一番

ちなみに、左が40番、右が41番の大師像になります。

【42~62番・番外】仏舎利塔前の広場

権現茶屋前から仏舎利塔のある場所へ向かいます。下の図の左側にある登り坂が仏舎利塔への道です(左側の下る坂は女坂、正面は男坂です)。

右が権現茶屋、左が仏舎利塔への道
右が権現茶屋、左が仏舎利塔への道

坂を上っていくと「日本ボーイスカウト 八王子第7団10周年記念植樹」の像があります。

日本ボーイスカウト 八王子第7団10周年記念植樹

この像の後ろに、全部で22体の大師像が並んでいます

第四十三番 第四十四番 第四十五番 第四十六番 第四十七番 第四十八番 第四十九番 第五十番 第五十一番 第五十二番 第五十三番 第五十四番 第五十五番 第五十六番 第五十七番 第五十八番 第五十九番 第六十番 第六十一番 第六十二番 仏舎利塔前広場の番外

一か所で、22箇所を周ることができるのですが、22体の大師像がそれなりの感覚を空けて並んでいるのでそこそこ距離があり、草の茂っている場所もあります。その上、番号順には並んでいないため、この22体+番外を周りながら撮影するだけで15分ほどかかりました

ちなみに、苦抜けの門を抜けて仏舎利塔側から広場に来た場合、下の写真のような感じです。

仏舎利塔側から見た広場

【63番】男坂を登り切った右上

仏舎利塔から出て、階段を下り、苦抜け門を抜ける直前に、63番があります。

男坂から上ってきた場合、右手の崖側の上の位置になります(下の図の赤丸部分です。左の図が苦抜け門と一緒に撮影したもの、右側が男坂と一緒に撮影したもの)。

下って目の前に門が出てくる位置であり、草にも覆われているため、心理的な死角となりやすく、発見が大変でした。

また、苦抜け門の辺りは、門が小さくて体を屈めることに気を取られること、足元が滑りやすいことで、転倒の危険性もあります。何度かここで転ぶ人を見ましたし、私も転倒したことがあります。注意してください。

苦抜け門の右奥に見える六十三番 男坂を登り切った右手に見える六十三番

第六十三番

【番外】男坂の下あたり

番号に含まれませんが、男坂を下って左側に大師像があります。

男坂下にある番外の大師像

また写真を撮り損ねましたが、等身大(?)の修行大師像も男坂の下にあります

【64~66番】男坂から十一丁目茶屋までの途中

男坂から、十一丁目茶屋まで戻る途中にある一旦通過した大師像が64~66番です。

神変堂の右隣(64~65番)

神変堂の左隣りに23番がありましたが、右隣りには64~65番があります。

写真は、左側が65番、右側が64番です。

第六十五番第六十四番

事情は分かりませんが、65番は「十」が「拾」の表記になっていて、眼もちょっとリアルです。

タコ杉の右隣(66番)

こちらも一度通った経路上。タコ杉の一番右隣のものが66番です。

第66番

【67~75番】十一丁目茶屋~蛇滝~老人ホーム

十一丁目茶屋から、蛇滝コースを下り、蛇滝水行道場へ向かいます。山頂側から十一丁目茶屋に来た場合、左手の脇道です(下の図の赤丸部分)。

十一丁目茶屋から蛇滝へ

水行道場では、「高尾山内八十八大師巡拝案内図」にスタンプを押してもらうことができます。スタンプが欲しい場合は、道場が空いている時間に行くようにしましょう。

更に、水行道場を通り過ぎ、蛇滝コース入り口にある老人ホームまで進む途中に大師像があります。

蛇滝水行道場の柵の中(67~68番。土足厳禁です)

蛇滝水行道場の手前の左側と、奥の方に1体ずつ置かれています。

蛇滝水行道場前

目の前に行けるのは滝行をする人だけで、普段は柵があり入ることができません。また、柵の中は土足厳禁となっています。

どうしても目の前まで行きたい場合は、滝行に参加しましょう。

蛇滝水行道場より下って川側(69~70番)

水行道場を下りると、下側にも「水行道場」とかかれた門があります。そのすぐ目の前の川側に3体の大師像があります。この内2体が69~70番です。

水蛇滝下側の入り口にある大師像

3つ並んだ大師像の中央が69、右側が70番です。

第六十九番 第七十番

また、大師像と並んで、他にも像が置かれていました。

観音像(?)

蛇滝水行道場より下って川側(69番)

途中、崖側の2つを通り過ぎて、更に下りていくと再び69番にたどり着きます。登りの方から見ると、崖側の陰に隠れて見落としやすいです。

第六十九番

しっかり「第六十九番」と刻まれていますが、他の大師像と比べるとデザインが異質です。

69番から更に下って、橋を渡って崖側(70番)

69番から更に下り、柵の無い橋を通り過ぎます

橋を渡ると、崖側と川側が左右で入れ替わります(下る方向を向くと、左手が崖側になる)。

少し進むと、左側の崖に再び70番の弘法大師像があります。2体ありますが、どちらも70番です。

崖の上にある第七十番の大師像

第七十番

坂を登る側からみると「高尾山蛇瀧水行道場」と書かれた錫杖型の柱のすぐ後ろになります(下の図の赤丸部分です)。

高台にある老人ホームの柵の向こう側(71~74番)

蛇滝コースの出口付近まで来ると、左側に老人ホームがあり、その敷地内に大師像があります(下の図の赤丸部分)。高台ということもあり、かなり見落としやすいです

階段があるので登ってみると、柵の扉があります。鍵は手動で開けられるようになっています。

第七十一番 第七十二番 第七十三番 第七十四番

蛇滝コースを戻り、通り過ぎた崖側の2つ(75番)

蛇滝コースを戻り、水行道場のちょっと下にある大師像が2体とも75番です。

第75番

ちなみに、この位置から水行道場の建物も見えます

第七十五番から見た水行道場

番外(蛇滝ちょっと下)

75番~水行道場の間の位置、坂を登る方向から見て左手に飯縄大権現の像と思われるものが置かれています。

飯縄大権現像(?)

蛇滝コース更に戻り、水行道場入り口前の川側にある3つの内1つ(75番)

先ほど3つ並んで、その内2つが69番と70番だった所の残り1つ、一番左の物が再び75番です(75番は合計3体になります)。

第75番

【76~87番】蛇滝~十一丁目茶屋~金比羅台

蛇滝の山道を登り、十一丁目茶屋まで戻り、そこから1号路を歩き金比羅台方面へ向かいます。

ちなみに、私は足を負傷したため75番で一度帰宅し、76番以降の撮影は別の日に行いました。その為、実際には登山口から1号路を登って、降りた感じです。

金比羅社の手前の車道左手(76~77番)

1号路を下り、金比羅社の手前の左手に76~77番があります。

76、77番の前。図は登山口側からの写真です。
第76番
第76番。何故か妙に飾られ、マスクにマフラーまで……
花が多くて見えにくいですが、七十六と彫られています。
花が多くて見えにくいですが、七十六と彫られています。
第77番
第77番も、他の物より豪華です。

金比羅社の左・前・右(78~87番)

下山方向との分岐点がありますが、直進して金比羅社方向に向かいます(下の写真が金比羅社前です)。

金比羅社前

金比羅社の左(金比羅社まで来る直前)に78、80~82、85~87番。前に79番、右に83~84番があります。

第七十八番 第八十五番 第八十七番 第八十六番 第八十番 第八十一番 第八十二番 第七十九番 第八十三番 第八十四番

ちなみに、金比羅社のある場所は金比羅台という場所で、関東平野を一望でき、日によってはスカイツリーや東京タワーまで見えるそうです。

金比羅台からの風景
金比羅台からの風景

【番外】1号路途中

一号路と金比羅台の合流地点

金比羅台から、引き返さずに道を進み、下山していきます。

すると、1号路との合流地点に辿り着き、図の看板があります。

丁度、この合流地点の崖の上に、番外の像があります(図の赤い丸の部分)。

「遍照金」と見える像
「遍照金」と見える像

風化しており、距離もあるため、細かな文字はわかりませんが、正面に「遍照金」と見えることから、「遍照金剛」つまり、弘法大師の像ではないかと思います

八十八大師が完成した1902年から現代までの間に失われたり、再建された大師像もあるそうなので、この像も実は元八十八大師なのかもしれません

【番外】布流滝(ふるたき)の不動明王像(?)

ケーブルカー前にある「清滝」以上に水量が少なく、普段は枯れている状態ですが、1号路の途中にも「布流滝」があります。一致は、1号路を登って行って、最初にある急な曲がり角で、下の図のようなものが置かれている辺りです。

登山口側からみると、こんな感じのカーブの場所です。

ここの崖の上に、不動明王らしき像があります(下の図の赤い丸の部分)。

現地のお坊さんに聞いた話では、高尾山にある滝は「琵琶滝」「蛇滝」「清滝」「布流滝」の全4種類なのだとか。

この「布流滝」でも、大雨の翌日には、滝が発生するそうです。

【88番】不動院本堂の前

不動院まで下山すると、不動院の敷地内に立派な弘法大師像があります。こちらが88番です

第八十八番

ちなみに、こちらの弘法大師様の像には、八十八か所から持ち帰られた砂の半分が収められており、残り半分がそれぞれの番号のお地蔵さんと共に収められているとか。

ここでも「高尾山内八十八大師巡拝案内図」のスタンプを貰えます

「琵琶滝」「蛇滝」と合わせてスタンプを3つ揃え、御護摩受付所に持っていくと、巡拝証を貰うことができます巡拝証の受け取りは8:30~16:00までに御護摩受付所に行く必要があるため、1日でスタンプを揃えて巡拝証をもらうには、朝早くから準備する必要があります。

巡拝証を受け取る

最後に、スタンプを3つ揃えて御護摩受付所に行くと、巡拝証を受け取ることができます。

巡拝証は無料でもらうこともできますが、名前を入れてもらう場合は200円とのことでした。

巡拝証

ちなみに、スタンプを集めていた高尾山内八十八大師巡拝案内図については、巡拝証を受領済みであることを証明するスタンプを押してもらえます。

スタンプをコンプリートした案内図

高尾山内八十八大師巡拝とは

高尾山内八十八大師巡拝の背景

薬王院前の石碑から引用します。

山内八十八大師巡拝のご案内

高尾山内八十八大師は明治36年(1903年)に薬王院の志賀照林大僧正が、広く東国のご信徒の為に山内を四国と見立て、八十八ヶ所の令嬢の土を持ち帰り大師像の下に納め安置してございます。山内のご巡拝の道は豊かな自然に富み、同行二人の大師様の功徳は計り知れないものがあります。

全体の時間

山登りの経験にもよると思いますが、だいたい5時間半~6時間前後かかるという人が多いです。

私は写真撮影をしながら、大師像の無い頂上も含めて周った結果、4時間46分かかりました。私は山登りの経験はありませんが、単独で飲食店に寄りませんでしたので、その分早かったのかなと思います。

ちなみに、11月に行われている森林インストラクター東京会の八十八大師巡拝では、9:00集合で15:40解散なので、休憩時間を含めて6時間40分の行程となっています。

高尾山内八十八大師巡拝に必要な道具

最も軽量な装備でいえば、運動に適した服装と交通費があれば十分です。一般の方であれば、錫杖や金剛杖などを買いそろえる必要はありません。

ただ、「高尾山内八十八大師巡拝案内図」は持っておいた方が確実に良いです。料金はたったの100円で、地図と詳細な配置場所が記載されていますし、「蛇滝院」「不動院印」「琵琶滝印」を集めると、「巡拝証」を頂くことができます。欲しい方は山麓不動院か山上薬王院護摩受付所で購入しましょう。

高尾山内八十八大師巡拝の注意点

無理はしないこと(1日で全て終わらせるなら10:00には出発)

当たり前ですが、山道なので無理は厳禁です。

とくに「琵琶滝~十一丁目茶屋」と「蛇滝~十一丁目茶屋」については、道幅の狭い道もありますし、激しい段差もあります。

本格的な登山道具までは必要ありませんが、動きやすい服装と靴で、急がず無理なく登っていく必要があります。

一方、全て周ると5~6時間程度かかる上、巡拝証を受け取る場合は16時までに御護摩受付所に行く必要があります。番号順に周った場合、全て周った後に再び山頂を目指す必要があるため、健脚でも10:00には出発した方がいいかと思います。

巡拝証を受け取る場合の注意点

巡拝完了後、巡拝証を受け取りたい場合は、巡拝案内図(100円)を購入しておき、「琵琶滝」「蛇滝」「不動院」でスタンプを押してもらう必要があります

また、巡拝証を受け取れる御護摩受付所の受付時間は、8:30~16:00までです(2021年10月20日時点。詳細は公式をご確認ください)。

また、スタンプを押してもらう場合は「琵琶滝」「蛇滝」「不動院」についても、受付時間にも注意しましょう(詳細は確認できませんでしたが、滝の「入瀧/受付時間」は9:00~15:00となっていました)。

とくに見つけにくい大師像は?

とくに見つけにくい大師像をまとめると、以下の通りです(主観的な評価ですが……)。

見つけにくい大師像

高尾山内八十八大師巡拝を指導者ありで実施する場合

高尾山薬王院の八十八大師巡拝

薬王院のお坊さんと一緒に八十八大師の巡拝ができます。過去のものでは、春(5月)と秋(10月)に実施していました。

全ての大師像を1回で周ることはできませんが、お坊さんと一緒に法楽や、御護摩修行、精進料理など、修行ならではの体験をすることができます。また、琵琶滝や蛇滝までのルートについては、足に自信がない人はケーブルカーで省略も可能ですので、足腰に自信はないけど、部分的でもいいから参加したいという方にも向いています

春は琵琶滝から登っていくコース、秋は蛇滝から登っていくコースになります。

詳細は、毎回変わる可能性がありますので、参加したい方は定期的に募集を確認しておくといいでしょう。

森林インストラクター東京会の八十八大師巡拝

こちらは毎年11月頃に開催されている八十八大師巡りです。

こちらは1日で登っておりて、また登り直すコースなので、1日で全ての箇所を周ることができます。その分、足腰が強い人向きですので、運動に慣れていて、1度に全部回ってみたいという人に向いています。また、修行体験的な要素が少ない分、料金も低価格で(過去、だいたい2,000円)、全体の行程も90分程度短時間です。

こちらも詳細は、毎回変わる可能性がありますので、参加したい方は定期的に募集を確認しておくといいでしょう。