【スマホの修理】ZTE Blade V8が8カ月で壊れたので、無償で修理を依頼してみた
この記事では、ミドルスペックのスマートフォンである「ZTE Blade V8」のについて、無償修理を依頼した際の内容を記載しています。
「ZTE」のスマートフォンの購入を検討している方、既に「ZTE」のスマートフォンを購入した方、修理依頼を検討中の方のご参考にしていただければ幸いです。
背景
まずは修理の背景をザックリ解説します。
今回故障したのは「ZTE Blade V8」というスマートフォン。1~2万円程度の比較的安価なものです(私が購入した時は15,200円でした)。
実はけっこう最近までスマホを持っていなかった(携帯電話さえ2015年頃に初めて買った)ので、超格安のものを除くと、初めて購入したまともなスマートフォンです。
故障までの経緯を簡単にまとめると
- 2018年11月23日にAmazonにて購入
- 2019年6月頃から電池の減りが早くなり、充電が追い付かない
- 徐々に悪化し、寝る前に充電しても朝になって電池残量30%未満
- 7月中旬頃から充電をまともに受け付けない。起動すら困難に…
というわけで、修理に出すことを決意しました。
修理の流れ
①7月27日。サポートへ連絡する
まずはサポートに連絡してみました。サポートの連絡先などは以下のサイトに記載があります。
連絡方法は、電話とメールがありますが、私は夜勤もあるシフト勤務でしたし、思い立った日が土曜日(電話サポートは平日日中)なので、メールでの連絡を実施しました。
メール本文はこんな感じ。
2018年11月23日に購入した「ZTE BLADE V8」につきまして
1カ月ほど前より電池の消耗や充電の状況が不安定になり始めました。7/24より、充電してもほとんどバッテリーがの残量が増えない状態となり
現状では、充電速度よりもバッテリー消費が速い状況が頻発しております。つきましては、以下についてご回答いただけますでしょうか。
・無償修理を受けることが可能な場合、その方法
・有償での修理の場合、その方法とどの程度の費用がかかるか大変お手数ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。
②7月29日。修理に関する注意事項を読み込む
翌営業日の朝10時。さっそくメールによる返信を頂きました。
返信は、具体的な修理の流れや注意事項などが記載されていますが、約3,000文字とけっこうなボリュームがあります。
注意事項については、変更となる可能性もあるため、依頼のたびにしっかり確認した方が良いと思いますが、ザックリまとめるとこんな感じです。
- 購入から14日以内の場合は、初期不良の扱い
- 無料保証は1年以内かつ自然故障(衝撃や水没、基板腐食はNG)
- 新品端末購入の日時が証明できない場合、端末販売日か製造日から1年以内であれば、無料サポート期間扱い
- 有償の修理と判断された場合、通常の修理を行うか、キャンセル料(私の場合1,500円でした)と片道の送料が必要となる
- 通常の修理費の見積もりもメールでもらえる(全体交換となると、新品を買った方が良いくらいの金額でした)
- 保証書には、必要事項の書き込みが必要。販売店名が無記入か手書きの場合は原則無効(対処方法は後述します)
- メール記載の必要事項を記入し、修理申請のメールを返信すること
- 修理期間中の代替え機の貸し出しは行っていない
- 初期化が行われる前提であるため、バックアップを取っておくこと
- SIMカードやSDカード、保護シートフィルムなどは外すこと。修理時に保護シートをつけっぱなしにしていた場合、取り外しに伴う破損はサポート外
- セキュリティロックを解除し、電源を切って送付すること
- 送付先が亀戸の修理センターに変更されていた(保証書記載のものではなかった)
- 追跡可能な方法で発送すること
- 修理期間は端末到着後、見積もり確定後から5営業日
重要そうなところだけまとめましたが、それでもけっこうあります。
この中で一番気になったのが「販売店名が無記名か手書きの場合は無効」というところ。Amazonで購入したので、私は勝手に販売店名を書き込んでしまっていました!
そこで、「既に保証書に店名を手書きしてしまった場合どうすればいいか?」問い合わせたところ
「保証書の販売店名が手書きの場合、「機種名」「ご購入日」「販売店」の三点記載の購入証明書があれば有効」
との回答を頂きました。ちなみに、この条件は「押印なしの保証書」の場合も同様です。
Amazonの場合、注文履歴から「領収書/購入明細書」というものが印刷できますので、それを保証書と合わせて送付しましょう。
③8月2日。修理依頼のメールを返信する
実は一度落下させて、画面に少しヒビが入っていたので「自然故障」として扱ってもらえるかが心配でした。が、おおむね無償保証の条件と合致していたので、修理を依頼しました。
修理の依頼方法としては、先にサポートに問い合わせた際のメールに返信する形で、指定された項目を記載し、返信します。
今回指定された項目は以下の通りです。
- 名前
- ふりがな
- 郵便番号
- 住所
- 預り期間中の電話番号
- 預り期間中のメールアドレス
- 連絡希望時間(10時から18時)
- IMEI①(外箱や本体の設定から確認できる15桁の数字。)
- 機種名
- 色
- 購入先
- 購入日
- 不具合内容
④8月6日。スマホを送付できる状態にしておく
依頼が完了したら、スマホを送付できる状態にしておきましょう。
具体的には
- バックアップをとっておく
- SIMやSDカードなどは抜いておく
- カバーや保護フィルムは外しておく
- セキュリティロックを解除しておく
- 電源を切っておく
といった内容です。
ちなみに、保護フィルムを外すことは必須ではありません。私の場合、自分で外すよりプロに任せた方がまだましだと判断したため、外さずに送付しました。ただし、修理中にフィルムはがしに失敗し、画面に傷がついても保証はありませんので、心配な人は外しておきましょう。
また、修理期間中の代替機の貸し出しサービスはありません(私はそんなサービス自体想定外でしたが)。「ZTE Blade V8」は、元からサブ機にする可能性も考えて購入していたため、私は修理に出す前に新しいスマートフォン(Moto G5s Plus。中古)を購入し、修理中の環境を整えました。
⑤8月7日。送付先を確認し、スマホを発送する
先に申請した修理依頼のメールの返信で、送付先の情報が送られてきましたので、そこにスマホを発送しました。
スマホについては外箱も保管してありましたが、送料が高くなるため、発送は本体と保証書とAmazonの領収書のみ。
発送は「追跡可能な方法」である必要があります。
私が発送したときは、追跡可能な方法での最安値が「クリックポスト」。次いで「ゆうパケット」でした。クリックポストは会員登録が必要ですが、185円。ゆうパケットは厚さ2cm以内にすれば、250円。手間を考えて今回はゆうパケットで送付しました。
⑥8月9日。修理が完了し、自宅へ発送される
見積もり後、修理期間が5営業日とのことでしたが、なんと発送から2日で修理が完了し、返送した旨メールが来ました(電話も来ていましたが、夜勤のため寝てました)。
発送から2日ということは、恐らく到着してから1日程度で修理完了。壊れていたのはバッテリーではなくサブ基盤だったようです。
ちなみに、有償での修理となる場合、先に見積もりのメールが届き、修理を実施するかを決めることになります。無事無償での修理となって安心しました。
⑦8月10日。修理されたスマホが自宅に到着
こんな感じで、無事到着。
今回の注意点・反省点
保証書がないと無償保証は困難
恐らく無償で保証を受けられるかの最大の分岐点は「保証書」の有無だと思います。
また、そもそも1年以内でなければ保証書があっても無償保証は受けられません。
回避策として、私の場合は以下のように対処しています。
- 保証書の書類をファイリング
- 複数の商品(基本的に高額なもの)について、保証期限を一覧で管理
スマートフォンに限らず「なんか壊れてきてるけど、まだ使える」という状態の物は、保証期間内ギリギリのタイミングまでに修理に出しておいた方がいいでしょう。
問い合わせ・依頼は積極的にやってみよう
実は、今回無料で修理を行うかについては、ちょっと悩みがありました。理由は以下の通り。
- もう少しハイスペックなスマートフォンが欲しいと思っていた
- もしかしたら有償になる可能性もあった
- ネット上で「ZTEのスマホの修理を依頼したけど、あまり対応が良くなかった」という評価を見かけた
しかし、結果的には無償で修理してもらえました。仮に有償となった場合でもキャンセル料と送料合わせて、出費はおそらく2,000円程度。無償となる可能性が50%としても、悪くない期待値だったと思います。
また、見かけた評判に反して、サポートは丁寧でわかりやすい内容でしたし、対応も早く、私としては文句がありません。
問い合わせだけであれば無料ですので、まずは行動してみるということの重要性を再認識しました。
「温度が高くなる」評判のスマホは寿命が短いと覚悟する
実は「ZTE Blade V8」ですが、「温度が高くなる」という評判を目にしたことがありました。
購入時は深く考えず「どうせスマホに負荷はそれほどかけないからいいや」程度の認識でしたが、やはり「高温=故障につながる」と考えた方がよさそうです。
今回、購入から8カ月での故障となりましたので、同じ使い方でもう一度故障するなら16カ月経過頃。1年半も経過せず、1台分の料金を消費することになります。
また、サブ機とはいえ、買い換えるとなると設定作業などにある程度の時間を持っていかれます。故障に伴う3時間も初期設定で持っていかれれば、ワンランク上のスマホを購入できるだけの差額が発生すると考えてもいいでしょう。
次回以降、スマートフォンの購入の際は製品寿命にも注意して選定を行いたいと思います。