スタディングの口コミ・評判は?格安オンライン講座で資格試験合格を目指そう!

7月 7, 2019学習サービス・予備校・講座

この記事では、格安で利用できる資格試験向けのオンライン講座、「スタディング(STUDYing)」について、以下の内容を中心にまとめています。

  • 「スタディング(STUDYing)」のサービスと特徴は?
  • メリット・デメリットは?
  • 実際に使ってみた感想は?
  • 世間の口コミ・評判はどうか?
  • どんな人に「スタディング(STUDYing)」はおすすめ?

資格試験のスクール選びで迷っている方、スタディングについて口コミや評判、特徴を知りたい方の参考にしていただければ幸いです。

目次

結論。スタディングについて

スタディングについて

  • 格安隙間時間を利用できるのが最大のメリット
  • 「不要な勉強を省ける」「スマホ1つで勉強できる」等が口コミに多い
  • 隙間時間に特化するため、スマホでの学習を意識した設計になっている
  • デメリットは直接的な質問が難しいところ(例外あり)
  • 貴重な時間を失わないためにも、「忙しい社会人」にはとくにおすすめ

それでは詳細を解説していきたいと思います。

スタディング(STUDYing、旧:通勤講座)とは?

念のため、スタディングについて基本的な会社の情報を調べてみたので、簡単にまとめます。

スタディング(STUDYing)とは、簡単に言ってしまえば、オンラインで資格学習ができるサービスです。

スタディングは「世界一学びやすく、わかりやすく、続けやすい学習手段」をコンセプトとしており、オンラインでの通信学習というメリットを活かして、忙しい社会人でも通勤時間などの隙間時間を活用して、効率的に学習ができるよう開発されています。

2008年、当時は「通勤講座」という名前で中小企業診断士の講座から開始されました。

運営はKIYOラーニング株式会社。代表は自身も中小企業診断士の試験に合格されている綾部貴淑(あやべきよし)さんです。

2014年には経済産業省が主催する「がんばる中小企業・小規模事業者300社」に選ばれ、累積の受講者数の推移も急速に成長しています。

  • 2018年8月には3万人
  • 2019年4月には4万人
  • 2019年9月には5万人
  • 2020年2月には6万人
  • 2020年11月には9万人
  • 2021年1月には10万人

2020年7月にはマザーズ上場を果たして更に資金を調達。1年間で26講座から29講座までサービスの拡大も果たしているため、今後の成長にも期待ができそうです。

スタディング(STUDYing、旧:通勤講座)が作られた経緯

スタディングの代表である綾部貴淑さんは、自分自身も中小企業診断士の試験を受験した経験があります。しかし、最初の受験では、高額なスクールを利用したのですが、その際に膨大な教材に圧倒されて挫折してしまったそうです。

そこで、独自に学習方法を研究し、中小企業診断士に再挑戦。この独自の学習方法のおかげで、今度は短期間での合格を達成できたそうです。

このとき研究した学習方法が基となり、現在の教育サービスを提供する会社の設立を考えるようになり、週末起業として、教育サービスの提供を始めました。

現在は「スタディング」のみならず、eラーニングによる社員教育サービス「AirCourse」も提供しています。

引用:KIYOラーニング株式会社|ベストベンチャー100

スタディングで受講できる講座は?

スタディングでは、以下の講座が提供されています(2022年11月15日現在)。

ビジネス・経営中小企業診断士
技術士
販売士
危険物取扱者
メンタルヘルス・ マネジメント®検定
法律司法試験・予備試験
司法書士
行政書士
社会保険労務士
弁理士
ビジネス実務法務検定試験
知的財産管理技能検定
個人情報保護士
医療看護師国家試験講座
登録販売者講座
会計・金融税理士
簿記
ファイナンシャル・プランナー
外務員(証券外務員)
貸金業務取扱主任者
不動産宅建士(宅地建物取引士)
マンション管理士/管理業務主任者
賃貸不動産経営管理士
建築士
ITITパスポート試験
基本情報技術者試験
応用情報技術者
公務員公務員講座
ビジネススキルコンサルタント養成講座
語学TOEIC

現在も受講できる講座の数は増えています。

2019年から2020年にかけて新た追加された講座だけでも、「公務員講座」「基本情報技術者試験」「社会保険労務士」「建築士」「技術士」「TOEIC」「貸金業務取扱主任者」が追加。2021年には「応用情報技術者試験」 「看護師国家試験講座」「登録販売者講座」が追加されました。

詳細な講座内容は「全講座一覧」から確認できます。

スタディングの特徴は?

スタディングの特徴は、主に以下のものが上げられます。

スタディングの主な特徴

  • 忙しい社会人でも、隙間時間で資格が取れる
  • 動画学習ができるので、テレビを見る感覚で学べる
  • 段階的にアウトプット学習ができるよう教材が作られている
  • 学習フォローのツールが整っている
  • 圧倒的な低価格でサービスが提供されている
  • 無料体験の講座で、実際の講座の雰囲気を把握できる

一つずつ、解説していきます。

忙しい社会人でも、隙間時間で資格が取れる

これは「スタディング」のコンセプトでもある「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」という考え方から、「スタディング」でもっとも意識されている内容の一つです。

なぜ「スタディング」は隙間時間でも学習しやすいか。それは主に以下の2点によるものです。

隙間時間で資格を取れる理由

  • スマホやタブレットで、外出中も学習可能
    →忙しい人でも、移動中や待ち時間に学習を進めることができる
  • 1つの講義が基本的に30分程度
    短い隙間時間でも、講義を受けやすい

例えば、通勤の電車で学習したくても、分厚い参考書を持ちあるくとなると、それだけで負担になります。狭い満員電車では、参考書を広げる余裕は取れないことも多いです。

スタディングでは、スマホやタブレットでの学習ができるため、普段持ち運んでいる端末を利用してそのまま学習が可能です。更に、講義音声のダウンロードもできるため「極端な満員電車で、スマホすら操作できない」という状況でさえ、学習することが可能です。

また、動画講義が1テーマ約10~15分程度、長くても30分程度であるため、短めの通勤時間、職場での休憩時間、家事の合間など、比較的短い隙間時間であっても学習できます。さらに再生速度を変更することで、より短時間でも学習が可能です。

この様に、スタディングは最初から隙間時間で資格勉強を進めることを想定してサービスを提供しているため、スタディングは他のスクールと比較して、隙間時間で資格を取ることに特化した学習サービスが提供されているといえます。

狒々山
狒々山
ちなみに、私の場合は「ランニング・エアロバイク・ウォーキングをしながら講義音声を聴く」という方法も使います。音声のみの学習は少し効率が下がりますが、運動時間をそのまま学習に利用できるのでおすすめです。

【隙間時間のこだわり】スマホの画面が見やすい!

オンライン資格講座の中でも、スタディングのこだわりは「隙間時間の学習」つまり「スマホでの学習」です

短時間で学習できるというだけでなく、スマホでの学習の利便性を高めるため、スマホに特化した画面構成や、外でも見やすい配色にはこだわっているのだとか。

確かに、以前私が別のオンライン講座を利用した際には、「オンライン講座=価格が安い」は実現されていましたが、あくまでPCでの学習を想定した作りになっていたため、外出先での勉強が面倒だった記憶はあります(無理やりPC向けの画面をスマホで操作していました)。

そういった意味では、「隙間時間を最大限活用したい!」という人ほど、同じオンライン講座でもスタディングを利用する価値はあるかと思います。

狒々山
狒々山
個人的には「できる限り、姿勢を正して机で勉強したい」という気持ちはありますが、どうしても通勤時間が勉強の中心となることはよくあります。環境に応じて自分に最適な勉強方法を選ぶようにしましょう。

動画学習ができるので、テキストよりも定着率が高い

学習が続かないという人の多くの方には「テキストを読んでいても集中力がもたない」「テキストを読んでいると眠くなる」という方がいます。

本人のやる気の問題もあるかもしれませんが、これはアメリカ国立訓練研究所が発表した学説である「ラーニングピラミッド」から、ある程度説明できます。

引用:学習定着率を高めるラーニングピラミッドとは?効果的な学習方法(https://fumakilla.jp/foryourlife/140/)

ラーニングピラミッドの、各層に書かれているものは学習方法。右側のパーセントは、その学習方法による学習定着率を表しています。

このピラミッドをさらに詳細に解説すると、以下のようになります。

  • 講義:授業を聞いて学ぶ
  • 読書:書籍を読んで学ぶ
  • 視聴覚:動画や図など、視覚を利用して学ぶ
  • 実演説明:実演を見て学ぶ
  • 議論しあうグループ:与えられた課題を話し合って学ぶ
  • 練習:問題演習で学ぶ
  • 他者に教える:他社に覚えたことを教えて学ぶ

つまり「テキストを読む=読書」は学習定着率が10%です。

一方、スタディングのように「動画を見て学ぶ・講師の実演説明を見る」といった学習方法では、定着率が20~30%。テキストを読むことに比べると、2~3倍となります。

個人的には「テキストを読むより、動画なら2~3倍の速度で覚えられる」とまでは思いませんが、研究からテキストよりも学習における効率が高いことがわかります

とはいえ、正直「独学の参考書の2~3倍スタディングが効率的か?」と言われると、そうは思いません。あくまでも、「効率的になる可能性が高い」という程度で、勉強時間は見積もると良いでしょう。

狒々山
狒々山
私自身、スタディングなどのオンライン講座を利用して学習した経験は何度かありますが、流石に学習時間が半分以下になった気はしません。また、言語、画像、音など、学習方法との相性は、人によって変わるそうです。

段階的に演習ができる教材で、効率的なアウトプットが可能

資格試験を学習するうえで「どの段階から過去問・問題演習に取り組むべきかわからない」という人も多いかと思います。

勉強に慣れていれば、最初から過去問・問題演習に取り組んで学習を進められる人もいますが、解けない問題が続いてしまうと、試験勉強そのものに挫折してしまう人も少なくありません

しかし、先のラーニングピラミッドでも取り上げましたが、問題演習は学習の定着のためには不可欠であり、最短で効率的に合格率を上げるためにも、最も重要な要素といえます。

スタディングの講座は、それぞれの資格試験に応じて、初心者でも段階的に学習できるよう、「ビデオ/音声講座」や「WEBテキスト」でインプットした後、すぐに問題集でアウトプットできるように、あらかじめ学習フローが最適化されています。ですので、初心者でも基礎力を確実に定着させていくことが可能です。

更に段階的に本格的な検定対策の問題でアウトプットできるので、短期間でも十分に実力を養成でき、独学よりも短時間での合格を目指しやすいという利点があります。

学習フォローのツールが充実

十分に考えられた教材がそろっているスタディングですが、それらの教材も「いったい今の自分がどれに取り組むべきか?」がわかっていないと、意味がありません

また、難関試験ともなると、試験範囲が非常に広くなってくるため「自分はどの分野の学習が足りていないか?」というところの把握も難しくなってきます。

スタディングの機能では、そういった「どこを学習するべきか?」をフォローする機能が充実しています

例えば学習範囲が非常に広い「中小企業診断士」では「学習マップ」というツールが用意されており、知識を整理・体系化することが簡単に行えます。今まで自分が身に着けた知識も把握しやすいため、新しい知識と既存の知識を結び付けて学習することにも向いています。

「学習フロー&学習レポート」機能で迷わない

スタディングでは、各講座に「学習フロー」と「学習レポート」の機能が準備されています。

学習フローの機能では、最適な学習順が常にわかるようなっていまし、自分がいつ取り組んだかも把握することが可能です。「次に何を学習するべきか?」ということに頭を悩ませ、無駄に時間を使う必要はありません

資格試験の学習においては、自分の進捗状況を適切に把握することが重要ですが、初めて受験する試験について、適切に自分の学習状況を把握することは困難ですし、時間もかかります。

学習フローの機能を利用すれば、そういった勉強以外の手間や時間を省くことにより、無駄なく短時間で学習することが可能になります。

また、「学習レポート」の機能では、スタディングで学習を行った時間が自動で集計され、グラフ化されます。自分がどの程度学習したかについても適切に把握できるだけでなく、自分の実績を視覚化して確認できることで、モチベーションの維持にも役立ちます

人工知能「AIマスター」で学習効率アップ!

AIと資格試験といえば、2019年度の司法予備試験では、出題されるカテゴリーをAIが60%的中させたということで話題になりました。

そんなAIによる学習フォローシステムが、スタディングで導入されることになりました

現在はまだベータ版であり、中小企業診断士のみで提供されているサービスですが、このAIのシステムによって、受講者は「自分がどこの分野をどの程度学習すれば、何点の上昇が期待できるか」がわかります

現状ではまだ提供されているサービスが少なく、蓄積されているデータも少ないため、精度は「参考意見」程度かと思いますが、今後データの蓄積と機械学習のアルゴリズムが向上していくことによって、人間による助言よりも適切なアドバイスとしての利用価値が出てくるのではないかと思います。

サービスがオンライン講座の中でも低価格

スタディングの特徴の中でも大手スクールと差が大きいところは「サービスの価格」です。

例えば、以下のような価格で学習が可能です(2022年11月15日時点)。

大手予備校であれば、行政書士は10万円程度、司法試験などは50万円程度の費用がかかります。また、FP3級などは、テキストや問題集など、参考書を2冊を購入する程度の価格でスタディングなら受講が可能です。

もちろん、価格の差だけでスクールを判断するべきではありませんが、スタディングでは、大手スクールの1/2~1/5程度の価格で講座が提供されていますので「できるだけ低価格でスクールを利用したい」という人には非常にメリットが大きいといえます。

狒々山
狒々山
もちろん。スタディングを使うよりは、独学の方が安上がりになる事は確かです。「学習経験が無い分野の資格で、確実に合格したい」「支払う金額と短縮できそうな時間を考えると、コスパが良さそう」といった事情があるときに、講座の利用を検討するといいでしょう。

他のオンライン資格学習サービス(資格スクエア・オンスク.JP)との比較

スタディングの特徴として、圧倒的な安さを上げましたが、競合のオンライン資格学習サービスと比較しても、コスパ良好です!

2022年11月15日時点で、例えば、資格スクエアの司法書士の単品以外のプランは最も低価格なコースで50円万以上(スタディングは104,500円)。弁理士講座の場合27万円(スタディングは59,400円)です。

一方、オンスク.JPの、「月額定額サービス【ウケホーダイ】」ならスタンダードプランで月額1,480円。社労士などの難関試験を1年で攻略するなら、オンスク.JPの方が一見安上がりです(スタディングは59,800円)。

しかし、オンスク.JPの講義動画は約15時間に対してスタディングは約120時間、オンスク.JPの問題数は698問に対して、スタディングは1800問です。コスパで考えれば、必ずしもスタディングが割高とはいえません。

逆にいえば、資格スクエアとスタディングを比較した場合も、その内容の手厚さには差があります

つまり、サービスごとにメリット・デメリットを考え、自分の状況に応じて選択することが大切です。

資格スクエアなら料金は高くなる分、質問などのサポート面が充実しています。人工知能を利用した「未来問」で、宅建試験や司法試験予備試験などで、高いカテゴリー的中率を出した実績もあるので「料金は気にせず難関試験にどうしても合格したい」という人向きです。

オンスク.JPはとくに趣味の資格に特化。資格以外にもWebページ作成や、料理、美容、ボールペン字なども含めて月額受け放題なので「低価格で色々なことを勉強したい」という人に向いています。

もちろん、試験の経験者、独学が得意な人、お金が無い人なら、独学という選択肢がおすすめになります。

他のオンライン資格学習サービスと比較して、スタディングは「独学でも頑張れる人が、未経験の試験に挑戦する!」人に向いています。スキル・キャリアアップのために、今より一歩上を目指す際に、利用を検討するといいでしょう。

クーポン・合格祝い金で更に安くなる

最初からかなり安い料金設定のスタディングですが、クーポンや合格祝い金で更に安くなることがあります(現在行われている割引制度の詳細は、キャンペーン一覧をご確認ください)。

ザックリにまとめると、主に以下の4種類があります。

  • 個別の講座での合格応援キャンペーンやリリースキャンペーン
  • 個別の講座での合格祝い金
  • 講座全体での割引クーポン
  • スキルアップ割引制度

もしもクーポンの配布を待つなら「講座全体での割引クーポン」か「早割りキャンペーン」がおすすめ

他の割引は、タイミングが全く分からなかったり、無期限で開催されていますが、講座全体での割引クーポンは年に何度か配布されますし(夏休みなど)、早割キャンペーンはその試験の受験シーズンから、ある程度はタイミングが読めます。クーポンで割引しつつ、合格祝い金が取得できれば、25%以上料金を安く抑えることも可能です。

狒々山
狒々山
ちなみに以前、私は7月末までの10%OFFクーポンを1枚持っていたのでFP講座を前もって購入、8月末から本格的に勉強を開始し、9月のFP3級試験に合格しました

なぜスタディングは価格が安いのか?

低価格には、それなりの理由があります。

スタディングの場合、代表である綾部さん自身が過去に高額なスクールを利用した経験があり、徹底的な低コストで利用できるよう、最初から運営コストを極限まで削ることを意識してサービスが提供する方針だそうです。

例えば、教室などの不動産コスト、運営のコスト、印刷・配送代のコストのように、講座の開発のためには直接関係のないコストをスタディングでは大幅にカットすることで、圧倒的な低価格を実現しています。

テキストについては、低コスト化のため、通常は紙媒体が付属していませんが、一部の講座では紙媒体のテキストも購入できるようになっています。

また、自費での印刷になりますが、WEBテキストについては印刷が可能です。「ここだけは印刷して覚えておきたい!」というところがあれば、印刷して学習するといいでしょう。

無料講座で雰囲気を把握できる(受講するなら先にやっておきましょう)




これは、多くのオンライン講座で実施されていますが、スタディングでも標準で無料の講座が用意されています

もちろん。体験できるのは講座の一部ですが、動画の一部や問題集を実際に利用して学習内容を把握できるため無料講座を利用して、講座の内容が自分に合いそうかを把握することが可能です。

また、WEBテキストの印刷やマイノートの機能、学習レポートや動画の音声ダウンロードなど、スタディングの機能を利用することもできるため、実際に機能を体験して講座の受講を検討してみることもできます。

狒々山
狒々山
講義内容やシステムには個人の相性もあるため、必ずしも他人に良かった講座が自分に合うとは限りません。実際に講座に申し込む前に、先に一度は無料講座を試しておきましょう

スタディングと従来の資格スクールの違いは?

スタディングの特徴をまとめましたが、その内容を従来の資格スクールとの違いをわかりやすくまとめると、以下のようになります。

スタディング従来の資格スクール
場所・時間スマホ、タブレットなどで、いつでも、どこでも利用可能教室や自宅などが中心になる。
参考書の持ち運びが必要な事もある
講義動画用に作られているため、テキスト無しで理解できるし、板書の時間もない教室などの講義を撮影した映像が多い
板書の待ち時間がかかる事もある
テキストWEBでいつでも参照可能
検索機能で直ぐに探せる
レジュメは電子化されていることが多い
テキスト・問題集は紙媒体が多い
問題練習オンラインでいつでも演習可能
間違えたところだけ復習など、条件付けをした効率的な学習が可能
受講者全体の平均点をリアルタイムで表示
紙媒体の問題集を中心とした演習
進捗管理学習フロー機能で、進捗管理の手間が不要講義以外の学習は、自分で進捗管理が必要
講師一定の講師の講義を受講可能講座や校舎で、講師が変わることもある
質問回答質問回答サービスは一部の講座のみ。ただし、検索機能で、質問したい内容の回答が確認できることもある質問回答サービスが付いている場合が多い
価格講座によるが、大手スクールの1/2~1/5程度安くても数万円以上が中心。高額な試験は30~50万円など、個人では支払いが厳しい。

比較すると、スタディングのデメリットは質問に対する回答の部分が中心です。これは「質問回答の手間を最小限にすることで、大幅なコスト削減」している影響でもあります。

実際にスクールを利用経験がある人はわかると思いますが、1年程度利用していても、質問に行く機会は多くありません。私も過去に大手スクールを利用したことがありますが、1年で質問に行ったのは2回。さらに、講義の音声データやレジュメがダウンロード可能であったため、予備校に足を運んだことも10回程度。訪れた理由も、提出物や資料の受け取りでした。

とはいえ、スタディングでも後述する有料でのQ&Aサービスがあります。余計なコストはかかってしまいますし、全ての講座が対象にはなっていませんが、対象の講座であれば、質問は可能です。

また、テキストが電子化され、料金が安くなっているのは良いのですが「紙のテキスト・問題集の方が勉強しやすい!」という人には、この点はデメリットです。とくに、長期でテキストを使い込みつつ、ページのイメージで暗記するタイプの人には向いていないかと思います。

ただし、一部の講座については有料で冊子版オプションが用意されています。どうしても紙のテキストが欲しいという場合は、購入を検討してみるのもありです。

狒々山
狒々山
両者の特徴から「費用をかけて万全な合格」を目指したい人は大手のスクール、「コスパ重視での合格」を優先した人はスタディングを検討対象とするといいでしょう。

スタディングの講師陣は?

いくら安くても、講座の内容が伴っていなければ意味がありません。とくに格安の場合「本当にこの講座で合格できるの?」と疑問に思われる方も多いかと思います。

簡単な試験ならともかく、難関試験になるほど「講師の質」は気になるところです。そこでスタディングの講師陣について、ざっくり何人か調査してみました(2022年11月15日時点)。

司法書士講座の講師は?

司法書士講座の主任講師は、ご自身も司法書士試験に合格されている山田さん。法律事務所に勤務しながら大手資格予備校で約10年もの間、受験指導をしてきました

その後、司法書士事務所を設立しつつ、司法書士を目指す人を応援するため、スタディングの司法書士講座の開発に携わります。司法書士講座の開発後は、行政書士、司法試験の講座開発にも協力されたそうです。

つまり「実務の専門家」でありながら「大手予備校での長期の指導経験あり」という、十分すぎる経歴をお持ちの方といえます。

宅建士・行政書士講座の講師の方は?

宅建士講座の主任講師は竹原健さんです。竹原さんも大手スクールでのご指導経験があり、さらには「行政書士」「マンション管理士」「ビジネス実務法務検定」など、複数の講師を大学や企業においてもこなされてきた、指導歴20年の大ベテランです。

各講座の口コミを見てもわかりますが、わかりやすさ・聞きやすさは好評で、その講師としてのスキルの高さがうかがえます。

ちなみに、竹原さんは、その経験を活かして「宅建士」「行政書士」のみならず「マンション管理士/管理業務主任者」「貸不動産経営管理士」の講座でも主任講師を務められています。

中小企業診断士の講師の方は?

中小企業診断士講座は、代表取締役である綾部貴淑さん自らが、主任講師を務められています。

とはいえ、よく考えると、スタディング開始前からご自身で講義音声を収録して、中小企業診断士講座を作成していましたので、主任講師を務められるのは自然ななりゆきだと思います。

講座内容にも、短期合格のために研究した開発された「学習マップ」が登場。しかも、合格者などからヒアリングを実施し、研究を重ね、より効率的なツールとしてブラッシュアップされています。

スタディングの講座開始からすでに10年以上。継続的に多くの合格者を輩出していることからも、十分な実力と考えられます。

スタディングの悪い評判・口コミ

計算問題・長文問題は通勤・通学時間に不向き

これはスタディングだけにいえる話ではありませんが、計算問題や長文問題は、通勤・通学などの移動中や、隙間時間での学習には向いていません

簡単な計算問題なら電卓機能で計算もできますが、複雑な計算になってくると、電卓と頭の中だけでは対応が難しいのも事実。

また、隙間時間での学習は長文読解にも向いていません。あまり多くはありませんが、例えば「制限時間60分で数ページ以上の問題文と設問に挑む」タイプの試験については、こういった「隙間時間での演習」には向かないと思った方が良いでしょう。

狒々山
狒々山
資格試験全般にいえる話ですが、「隙間時間」はインプットや小問のアウトプット学習の時間にあてると効果的です。まとまった時間が必要な試験の場合、まとまった時間と隙間時間を使い分けて学習しましょう

モチベーションの維持は「通学≧スタディング>独学」?

学習において実のところかなり重要な要素である「モチベーションの維持」

合格率10%と言われる試験も「勉強をしたけど、受験まで続かなかった」人を含めると、合格率は更に大幅に悪いくなります。

一方「本気で合格しようと考えて、最後まで勉強できた人」だけで合格率を測定すれば、合格率10%程度の試験が、実際には40%を超えてくるということもよくあります(私が何度か挑んだ高度情報処理技術者試験とか)。

「資格でも取ろうかな~」と思う人は多いですが、実際には遊びや趣味、あるいは家族や仕事のために時間を使い、そもそも受験までモチベーションの維持が難しい人も多いのではないでしょうか?(私の周囲ではそっちが多数派です…)

通学スタイルの学習の場合、モチベーションの維持は比較的容易です。

塾や予備校に通った経験がある人でなら、こんなことを感じた人は多いでしょう。

  • 講師の人と顔見知りになったから、欠席するのは気が引けるなあ
  • 勉強仲間に負けないためにも、もっと点数を上げたい
  • 予備校に通うのが生活リズムに組み込まれたから、勉強するのが当たり前だ

こういった自然にモチベーションが維持できる」というのは、やはり通学スタイルの強みです。

とくに、1年以上学習に時間がかかるタイプの資格試験(社会人なら、標準で1000時間以上かかる試験はほぼこれと思っていいです)の場合、その間で何が起こるかわかりません。家族の変化、仕事の変化、友人の変化など、想定外の様々な物事に巻き込まれながら勉強を継続する強い意志が必要になります。

私は「ひとりが好きすぎる」と毎回「mgram」で診断されてしまうくらいのボッチなので、一人でも地味に勉強できるタイプですが「誰かに見られていないとモチベーションが維持できない!」という人は、この点は注意した方が良いでしょう。

スタディングのモチベーション維持は「勉強仲間」と「合格お祝い制度

「通学に比べてモチベーション維持が難しいのでは?」と思われるスタディングですが、モチベーション維持を意図した機能が2つ存在ます

その一つが「勉強仲間の機能。

「勉強仲間」機能では、同じ資格を目指す人を簡単に見つけられます。また、学習時間や内容を投稿でき、お互いの進捗状況をリアルタイムで確認できるところもポイント。同じ教材を利用した仲間同士で、自分がどのくらい勉強が進んでいるかが把握できます

また、投稿内容をFacebookやTwitterでもシェアできるため、普段Twitterなどを利用している人でも、勉強仲間機能のために大きな手間を取れれる心配もありません。

私がとくに「勉強仲間」機能でメリットを感じたところは、「合格者からの情報収集ができるところ」です。合格者の体験記は私もよく読みますが、勉強方法を知るだけでなく、モチベーションのアップにも使えるのでおすすめです。ちなみに、無料で作成できるアカウントだけでも勉強仲間機能は利用可能なので「まずは無料で情報収集から……」という利用もできます。

そしてもう一つが「合格お祝い制度

要するに「自分の合格に、報奨金が出る」という効果によるモチベーションアップです。

この制度、私は最初「合格体験記が欲しいのかな?」程度に思っていたのですが、冷静に考えると「合格すれば、目に見えてわかる金銭のメリットが発生する」というのは、確実なモチベーションアップにつながります。

とはいえ、この効果だけで長期のモチベーション維持をしようとすると「1万円のためにこれから1年勉強するのか…」となってしまうため、試験に挑む前には自分の目的意識を明確にしておくことをおすすめします。

狒々山
狒々山
ちなみに、私が学習仲間でモチベーションを高めたい場合、普段はStudyplusを利用しています。同じ試験の合格を目指す仲間が身近にいない人にはおすすめのアプリです。

動画での学習では眠くなるという口コミも

これはネットの口コミなので、実際に利用した私はあまり感じませんでしたが「学習動画が淡々としていて眠くなる」という意見もあります

試しに私が利用した「ITパスポート」「基本情報技術者試験」「FP3級」の講義動画を見た限り、講師の人が派手なパフォーマンスを見せたり、横道にそれた面白い話を入る事はなく、確かに「淡々としている」という印象はありました

ただ、いわゆる資格予備校の授業ということを考えると、必要な内容を必要なだけ話すというのは、間違っていないやり方だとは思います(若干の関連する横道の話は挟まりますが)。

…というより、実際に動画の講義を利用した上で感じたのは「動画の講義で眠くなるなら、テキスト読んでても眠くなるのでは?」ということ。

どうしても、動画で眠くなるか気になった場合は、一度無料で体験してから判断してみると良いでしょう。

狒々山
狒々山
ちなみに、「フルタイムで働き、子供が寝た後に勉強していたので、眠くならないようお風呂で勉強していた」という人もいます。こういった利用方法は、紙のテキストでは難しいでしょう。

講座の内容に関する質問ができない事がある

これは明確に「大手の予備校(通学)と比較した、スタディングのデメリットといえます。

まず、前提として講座の内容に関する質問サービスはありません

スタディングは質問サービスを削ることで、料金の低価格化を実現しているため、よほど強い要望がない限り、今後もこの方針が変わることはないでしょう(現実的に質問する人は、受講者数の極一部なので、強い要望にはなりにくい)。

しかし、一部の講座では、有料オプションで質問が可能になっています。

スタディングには「Q&Aチケット」というものがあり、1チケットで1問の質問をすることができます。

2022年11月15日時点で、Q&Aサービスが準備されているのは以下の講座です。

Q&Aサービスのある講座

  • 中小企業診断士講座
  • メンタルヘルス・マネジメントR検定
  • 司法試験・予備試験講座
  • 行政書士講座
  • 社会保険労務士講座
  • ビジネス実務法務検定試験R講座
  • 知的財産管理技能検定R講座
  • 個人情報保護士講座
  • 税理士講座
  • 簿記1級
  • FP講座
  • 外務員講座
  • 登録販売者講座
  • 看護師国家試験講座
  • TOEIC(R)TEST対策講座

ちなみに、講座内容ではないお問い合わせは、お問い合わせフォームから平日10:00~18:00で受け付けてもらえます。

学習に伴い通信量が増える?

スタディングで「隙間時間でスマホやタブレットを使って学習する」場合、外出時に通信量が増えるというデメリットがあげられることがあります。

が、実は2021年になり、Androidアプリ版がリリースされました(iOS版はもっと前からありました)。

これにともない、事前にダウンロードしておけば、オフラインでも動画講座の受講が可能です。

ですので、まずは事前に自宅で動画をダウンロードしておくようにしましょう。

もしも、動画のダウンロードを忘れてしまった場合は、以下のように対策することで、通信量の削減も可能です。

  • 外出中に動画を見るときは、低画質にする
  • 通信量の制限にかかりそうな時は、動画なしの音声で学習する
  • 通信量の制限にかかりそうな時は、問題演習とWEBテキストをメインにする

ちなみに、PCで利用したWeb版の履歴と、アプリがしっかり連動してくれるので、「どこまで動画を見たか?」といったことを覚えておく必要はありません。

講義時間や問題演習が少ない

こちらも口コミでたびたび見かける内容です。

結論から言うと、確かに「講義時間や問題演習は少な目」です

例えばFP3級の講座ですが、私が実際に利用した際は問題数が380問。「実力診断テスト」や「初回無料講座と短期合格セミナー」をあわせても、合計465問でした。

これは、インターネットで無料で見つけられる過去問の数と比べても、確かに少ないでしょう。

しかし、市販されている問題集の場合

  • 「FP技能士3級 重要過去問スピード攻略 ’19→’20年版」→425問
  • 「一発合格! FP技能士3級完全攻略実戦問題集 19-20年版」→557問(内105問は模擬試験)

と、スタディングと大差がないことがわかります。

つまり、問題数が少ないというのは「合格に必要な分より少ない」のではなく「出題範囲を網羅するよりは少ない」というのが正しいです。

よく資格試験で「重要」「頻出」といった言葉を聞くと思いますが、多くの試験の問題には、明確な出題傾向があります。行政書士試験なら、会社法で大量得点できても、民法で点が取れなければ合格は絶望的です(私はこの逆で合格しました)。

スタディングは、ある程度は全体的に学習ができるように構成されていますが、同時に「合格を目指すための合理化」が図られているため、網羅的なテキスト・問題集と比べると、学習内容は少な目にできている。というのが、実態です。

ちなみに、大手の資格スクールでも、この辺は結構削ってます

私は仕事の関係上、情報処理技術者試験について大手スクールの学習方針を聴きに行ったことがありますが、過去問で学習すべき範囲はかなり少なく(せいぜい数年)、要点を絞って深く学習するように方針が立てられていました。

不要なものは削る。必要なものは残す。スタディングだけでなく、スクールを使うメリットの一つは、この点を徹底しているところにあります。

スタディングでは、合格に必要な内容に講義や問題を絞っている分、今まで網羅的に学習し、合格点ギリギリを狙っていた人は、今まで以上に「学習した内容は正確に理解する」ことを意識しましょう。

合格点に対してある程度余裕を持った点数が普段から取れるよう、学習を進めておくと、合格がより安定してきます。

スタディングを実際に利用した感想

私自信もスタディングを利用しています。以前利用した講座は、FP3級。無事、短期で合格できました。

正直言うと、FP3級程度であれば、問題集1冊だけの独学で合格する自信はありました。もっと突っ込むと、ネット上の無料の教材だけで合格することもできたかと思います。

しかしスタディングのFP3級についていえば

  • 動画の講義とWEBテキストで体系的に学べる
    →問題演習だけよりも体系的に学べるので、実力が付く
  • 価格が講座としては圧倒的に安い(テキスト1冊、問題集1冊分)
  • ものすごく安いので、勉強時間が3時間短縮できれば、元が回収できる
    (残業なら2時間程度の値段)

という3つの理由で、利用が確定しました。

私は世間では資格マニアといわれるような人ではありますが「独学で取った!」とか「0円で取った!」という肩書にはこだわりません。むしろ、非効率なので、基本的にはそういうのは避けてます(稀に気まぐれで、無茶な受験はしますが……)。

私自身がスタディングを利用して感じたことは、以下の通りです。

スタディングを利用した感想

  • 動画・音声の講義は運動中に便利。初回は聞き流すくらいでOK。FP3級レベルなら、速度は1.5倍でも余裕
  • 問題演習で「解答時間を記録してくれる」ところと「他人の正答率がわかる機能」は、紙のテキストや無料のWEBサイトの問題集にはないメリット
  • マイノートの暗記機能(OFF/ONで任意の文字を表示・非表示できる)は、難関試験なら活用したい(FP3級レベルなら不要)
  • 簡単な資格なら、軽く講義とWEBテキストを読んだら、問題演習をメインにした方が効率が良い
  • あらゆる教材が隙間時間向き。マイノート機能だけは、自宅のPC環境の方が使いやすいかも
  • 1万円程度の格安スマホを使っていたので、画面の遷移で動作がもっさりすることがある

講義やWEBテキストに一度軽く目を通したら、すぐに問題演習を行うといいといった手ごたえです。

資格の難易度が上がれば、講義・WEBテキストに戻る必要性も上がってくると思いますが、その場合も「理解できなかった問題・理解が浅い問題」を中心に、講義・WEBテキストの再確認を行う流れが効率的という印象です。

マイノートの積極的な活用は、難易度が高い試験で行うといいでしょう。簡単な試験であれば、問題演習だけでも全体の知識を十分吸収できますので、どうしても理解できない・わすれやすいところだけ、別途重点的に学習を取り組む形で十分だと思います。

ちなみに、スタディングの講座は受講期間が決まっていますが、音声はダウンロードできますし、WEBテキストはマイノートの機能でコピペしておけば、受講期間後も再学習が可能です。試験に合格した後も、体系的な知識を学びなおすことができます。

スタディングはこんな人におすすめ

ここまでスタディングについて評判や口コミ、実体験をまとめてきました

その内容から、スタディングがおすすめの人をまとめると、こんな感じです。

スタディングがおすすめの人

  • 仕事や育児などで忙しい社会人
  • 短時間の勉強で、より確実な合格を目指したい人
  • 隙間時間を有効活用してスキルを磨きたい人
  • 資格試験に一度挑戦して、挫折した人

とくに家族のいる忙しい社会人にこそ、スタディングを有効活用してほしいサービスだと思います。

勉強のために家族との貴重な時間を失うべきではありませんし、勉強のために仕事をおろそかにしては本末転倒です。

私も親が歳をとり、そろそろ恩返しがしたい…と思う今日この頃ですが、仕事やスキルアップと親孝行を両立すると、なかなか時間の確保が難しいです。30代にもなれば、婚活や育児などの時間も必要になってくる人も多いでしょう。

時間は有限であり、今しかできないことはたくさんあります。子供の成長を見守ること、親孝行すること、スキルを磨いて出世・転職すること。どれもタイミングを逃せば簡単にはチャンスは巡ってきませんし、2度とチャンスが訪れないこともあります

そういった今しかできないこと」と「スキルアップ」を両立するために、隙間時間の有効活動はとても重要です。私は何とか親と釣りに行ける時間を確保できるよう、仕事の休憩時間や通勤時間などを有効活用して、スキルアップに挑んでいます。

貴重な時間を失わないためにも「忙しいけどお金を節約しつつ資格を取りたい!」という人であれば、スタディングは文句なくおすすめできます