【初心者向け】Pythonの統合開発環境「PyCharm」のインストール方法と日本語化
PyCharmをインストールする方法
まずPyCharmのページにアクセスします。
・https://www.jetbrains.com/pycharm/
次に、下のような画面が表示されるので、対象のOSと、PyCharmの種類を選択します。
Professionalは有料版、月額で1,000円程度かかります(最初の30日間は無料)。一方、Communityは無料版です。無料版でも十分な機能が提供されていますので、初心者であれば、まず無料版(Community)のPyCharmを選択するといいでしょう。
「Download」ボタンを押すと、ダウンロードが開始されます。
今回は、Windowsの無料版を選択する流れで解説します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、以下のような表示が出てきますので「Next」をクリックしてインストールを進めます。
次に、インストール先のフォルダの選択画面が登場します。とくに事情がなければ、初期設定のままで大丈夫です。
オプションの選択画面です。各項目はチェックすると、以下のようになります。
- Create Desktop Shortcut:デスクトップにショートカットが作られます
- Update PATH variable:PyCharmの実行ファイルがあるディレクトリを、PATHに追加する
- Update context menu:フォルダの上で右クリックしたとき、プロジェクトとしてフォルダを開くための項目が追加されます
- Create Associations:対象の拡張子のファイルが、PyCharmのファイルとして認識されるようになります(下の図だと.pyの拡張子)
通常、どれもチェックの必要はないかと思いますが、環境に応じて、チェックをするといいでしょう。
ちなみに、私は全てチェックしませんでした。長期的にデスクトップにアイコンを置くのは好きではないですし、PATHの追加の必要も、フォルダをプロジェクトとして開くことも、インストール時点では必要がとくになかったからです。また「.py」のファイルを開くとき、毎回PyCharmを起動するのは重いかなと思います。
最後に、スタートメニューフォルダーの名前の設定が表示されますが、ここも基本的にデフォルトのままで「Install」をクリックして問題ありません。
インストールが開始されると、以下のような画面になりますので、完了まで一旦待ちます。
下の画面が表示されたら、インストール完了です。「Finish」をクリックして閉じれば、
PyCharmの日本語化
PyCharmはデフォルトで英語です。英語のままの方が、PyCharmの情報を調べるとき、情報が検索しやすくて便利ではないかと思いますが、一応日本語化できます。
日本語化にはPleiadesの日本語化プラグインを利用します。以下のホームページから、ダウンロードできます。
ページを少し下に下がると「Pleiades プラグイン・ダウンロード」という項目がありますので、該当のOSのものをダウンロードし、利用します。
Windowsの場合は、ダウンロードしたzipファイルを解凍し、「setup.exe」をダブルクリックして起動すると、以下のような画面が表示されます。
「選択」の部分をクリックし、pycharm.exeのパスを選択します(Windowsのデフォルトでは「C:\Program Files\JetBrains\PyCharm Community Edition 2020.1\bin」配下にあると思います)。
最後に「日本語化する」をクリックするだけで、日本語化が完了です。
インタープリターにAnacondaを選択する
よくあるPython環境が、PyCharmとAnacondaを利用したものです(私もその環境で利用しています)。
PyCharmを起動して「新規プロジェクト」を選択すると、以下のような画面が表示されます。
「プロジェクト・インタープリター」から下が表示されていない場合は、右向きの三角形をクリックすると、インタープリターについての内容が表示されます。
ここで「既存インタープリター」の内容を設定するには「既存インタープリター」の右側にある「…」をクリックします。
すると、以下のような画面が表示されますので「System Interpreter」を選択し、右側の「…」をクリックします。
クリック後、以下のようなウィンドウが開き、インタープリターを選択します。anacondaを利用してインストールした「python.exe」を選択し、クリックします。
インタープリターの内容が設定されるので「OK」をクリックして完了です。
そもそもPyCharmとは?
そもそもPyCharmとは何か?については、以下の記事でまとめています。
他の開発環境も紹介していますので、興味がある方は参考にしていただければ幸いです。