PyQの10日間無料コースを試してみた

7月 6, 2020Python

先日から学習を開始したPython。その初期の学習で利用予定だった「PyQ」で、体験コースとして「PyQ 7days Pythonチャレンジ」が用意されていましたので、一通り体験してみました。

この記事では、「PyQ 7days Pythonチャレンジ」の概要と、実際に利用してみた感想をまとめたいと思います。

PyQ 7days Pythonチャレンジ

無料で10日間。300問以上

「7days」となっていますが、実際には10日間無料で学習できる体験コースになっています(7日で学習して、3日で復習する想定みたいです)。

問題数は300問以上。単純な処理の演習だけでなく、「おみくじ」「じゃんけん」「西暦と和暦の変換」「ゲームのバトルシーンの再現」といった問題にも挑戦できます。

主な学習できる内容

PyQでは「クエスト」という単位で学習できる内容が区切られています(クエストは更に細かく解説(写経)や演習に細分化されます)。

「PyQ 7days Pythonチャレンジ」で学習できるクエストの内容は以下のとおりです。

クエストの内容

  • チュートリアル
  • プログラミングことはじめ
  • 学ぶ前の注意点
  • print()、変数
  • 計算、if文
  • list, for文
  • 辞書
  • 集計
  • ファイル読込、文字操作
  • 日時の操作
  • ファイルへの書き込み
  • はじめの総合演習
  • はじめのチャレンジ
  • Pythonでミニゲームを作ろう
  • 関数の基本
  • タプルの使い方
  • 文字列
  • データ型
  • 繰り返しを学ぼう
  • 初級の総合演習
  • 初級のチャレンジ
  • ユニットテストの基本
  • os

ボリュームは入門書1冊分程度

ボリュームでいえば、入門書1冊分程度に相当します。所々で出てくる参考のリンクも含めて確認していった場合は、恐らく参考書1冊分を超えるボリュームとなるでしょう。

ただし、オブジェクト指向に関する部分などはほぼ含まれていません。終盤までいくと問題の難易度は高くなってきますが、「学べる内容はあくまでPython入門の文法」といった内容です。

ちなみに、想定学習時間は62時間以上となっていますが、プログラミングの基礎を学んだことがあれば、Python未経験者でも20時間程度で全てのクエストを1周はできるかと思います(学習内容を身に着けるのは難しいですが)。

「PyQ 7days Pythonチャレンジ」を利用した結果

実際の学習時間

実際に学習した時間は以下のとおりです。

合計の学習時間が表示されていないためわかりにくいですが、15時間となっています(Studyplusで計測した時間も15時間4分となっていました)。

ところどころ、気になったところをネットで検索なども行いましたので、純粋に「PyQ」に集中していた時間は12~14時間程度かと思います。

ちなみに、私のPythonに関する事前知識は「Progate」のレッスンI~Vと「Paiza」のレベルC~E程度の問題演習程度です(要するに、初歩レベル)。

実際に学習したのは10日間の内の6日です。私の場合、仕事がある日は13時間くらいは職場に拘束されるため、毎日のように学習することは困難でした。そのため、休日が集中している期間に申し込んで学習時間を捻出しました。

前半の学習内容「Pythonはじめの一歩」

PyQ」のクエストは、更にいくつかのまとまりで区分されています。

PyQ 7days Pythonチャレンジ」の場合、主な内容は「Pythonはじめの一歩」と「Python初級」です。学習できる23のクエストの内、18はこの2つに区分されています。

その前半が「Pythonはじめの一歩」です。

プログラミングの基礎を学習した経験があれば、序盤は「変数」「計算」「if文」「for文」などが学習内容なので、比較的短時間で終わらせることができ、復習も少なく済むかと思います。

一方、後半に入ってくると、ファイルの読み書きや、リストとfor文を使った集計、日時の操作など、込み入った内容になってきます。後半はプログラミング初心者ではやや学習時間が長引くかと思います

最後は定番の「おみくじ」や「じゃんけん」などのプログラミングです。「じゃんけん」はProgateのPythonでも学習できる内容なので、そっちで経験があった私の場合は比較的スムーズに終わりました。

後半の学習内容「Python初級」

「Pythonはじめの一歩」が終わったら、次に来るのが「Python初級です」

新しく学ぶ内容は「関数」「タプル」「データ型」など。そのほかに「文字列の操作」についての追加学習なども行っていきます。

最後のチャレンジ問題は「素数の判定」「ゲームのバトルシーン」「西暦和暦の変換」など。ゲームのバトルシーンなどは、何を作ればいいか想像しやすく、比較的簡単でしたが、いくつかの問題は「どうやって作ればいいのか?」を考えるところから始めるため、思考力(設計)のトレーニングにもなりました

Progateとの比較

私はほぼ同時期に、「Progate」も有料会員になり、Pythonの学習をしました。

その内容と比較すると「Pythonの学習だけするのであれば、Progateよりも圧倒的にPyQの方が内容が濃い」です。

というのも、Progateの場合は、広くプログラミングを学習できる分、Pythonだけを切り取った場合はあまり内容が充実していません。Progateには通勤時間で手軽に学べるという非常に優れたメリットがありますが、やはり本格的にPythonを学習するのであれば、PyQの方がおすすめという結論です。

Progateの方が「PyQ 7days Pythonチャレンジ」よりもPythonの学習で充実している点をあげるとすれば、「Progateはオブジェクト指向に関する学習まで含まれている」ところ。PyQの場合、オブジェクト指向は中級で学習する内容になっているため、この点だけは無料体験コースではProgateに軍配があがります。

「PyQ 7days Pythonチャレンジ」のメリット・デメリット

実際に「PyQ 7days Pythonチャレンジ」を利用して感じたメリット・デメリットは以下のとおりです。

  • 部分的ではあるが無料でPyQの有料コースと同じ内容を学習できる
  • 学習内容は、無料にしては濃い印象
  • 問題数は10日間で学習するにしてはかなり充実している
  • 入門としてはやや範囲が狭い印象(オブジェクト指向とかは学習できない)
  • 復習まで含めると、10日でやるには社会人にはやや厳しい

無料にしてはボリュームがあるが、その分10日でやりこむのは厳しいという印象です。長期休暇中など、ゆとりある時期ならともかく。平常時、とくに週40時間以上働いている社会人には、復習までこなすのは厳しいです。

一方、時間にゆとりがあれば、Pythonの基礎学習としては充実した内容を学ぶことができます。「PyQ」で本格的に学習するなら、まず一度無料体験でやりこんでおいた方が、後の学習もスムーズに進み、有料の期間も削減できるかと思います。