プロジェクトマネージャ試験 各科目ごとの傾向と対策

3月 16, 2020プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験について、勉強前に複数の教材から、午前I・II、午後I・IIについて、傾向と対策を確認し、自分の受験用に学習方針をまとめてみました。

本記事は未合格者かつプロジェクトマネジメント未経験者が執筆しております。多くの教材や学習のハウツー本にも書かれておりますが、合格していない人の「これをやると効果的!」という内容はあまり信憑性がありませんので、ご注意ください。

午前Iの傾向と対策:本気は出さず、理解もしない(できれば免除)

まずは、午前I。高度情報処理技術者試験の受験経験があれば知っていると思いますが、他の高度情報処理技術者試験と共通で、内容は「応用情報技術者試験」の午前問題です。経験者には、対策も解説不要かと思います。

ポイントは以下の通り。

午前Iのポイント

  • 本気は出さない(重要なのは午後試験。60%を確実に超えれば十分
  • 無理に理解は不要(過去問の流用も多いので、答えの暗記でも十分
  • できれば直前で暗記した方が時間の効率は良い(早すぎる時期にやっても忘れる
  • 精神的な安心のためなら、ちょっと前から勉強するのはアリ
  • できれば免除しておく

私の過去の経験では「直前の仕上がりが、過去問で75%以上正解で安定していること」が達成できれば、ほぼ合格できるといった難易度です。

学習範囲は直近2年を除く直近8年分。理由は流用されやすいから。

早い時期から勉強しても忘れるため、できれば直前の勉強をおすすめします。が、私のように心配性の人は、重要な午後I・IIの試験に集中するためにも、少しは余裕を持った学習がおすすめ。

可能であれば試験直前に3回以上はまとまった時間(1回5時間くらい)を準備しておいて、1回では足りなければ2回目、3回目…とするといいでしょう。早くに75%以上で安定したら、余った勉強時間を午後試験に回してOK。

午前Iの免除について

より心配性の人は「2年以内の試験で午前Iを免除してしまう」というのもアリです。

6,000円程度受験料がかかりますが、直前の勉強時間の確保や精神的な優位性を得られます

また、午前Iのみであれば簡単に合格できますので、短時間でも合格はかなり現実的に狙えます。忙しいけど、お金には余裕がある社会人なら、選択肢の一つとして考えて良いでしょう。

午前IIの傾向と対策:直前だけで十分(プロジェクト未経験者なら初期に少し学習してもいい)

午前I以上にハードルが低いです。ポイントをまとめると以下の通り。

午前IIのポイント

  • ○○スペシャリスト系の試験に比べると、覚えることがかなり少ない
  • 午後試験で対策はできるので、直前の見直しで十分(午前Iより短時間でOK
  • 前年を除く直近2年からの流用が圧倒的
  • 前年を除く直近4年分を暗記すれば、ほぼ8~11問(32~44%)は流用問題で正解を取れる

こちらも直前だけで十分です。

流用の範囲としては「前年を除く直近2年分」が圧倒的です。長めに見て前年を除く4年分を暗記しておけば、25問中の8~11問程度はそのまま問題が出てくるので、合格は容易です。

私の場合、システム開発は未経験ですが、それでも3時間30分程度の過去問演習で、過去問で60%以上の点で安定し、TACの実力診断テストでも76点を取ることができました(実力診断は、運の要素も大きかったですが)。

統計情報の詳細は、以下のサイトが参考になりますので、気になる方は参考にしていただければと思います。

午後Iの傾向と対策:解答の流れをおさえることが重要。慣れたら午後IIのネタ収集

午後Iのポイントについて、参考書やネットの情報を分析すると、だいたい以下の意見で一致します。

午後Iのポイント

  • 時間内に、解答に必要なポイントを把握することが重要
  • ○○スペシャリスト系に比べると、用語の暗記は必要性が低い
  • あくまで最難関は午後II。論文のネタを午後Iで収集する

まずは、時間内に問題に解答できること。

単に時間内に解答するだけであれば簡単です。私も初回から時間内に解くことはできました。自己採点で50%程度の得点ですが。

問題は、合格点以上で時間内に解くこと。そのために「解答に必要なポイントを、素早く正確に把握する」ことが求められます。

プロジェクトマネージャ試験は、用語の暗記系の問題はほぼ出題されません(1つ出れば驚く程度です)。しかし、問題文中から、正解につながる内容を読み取る高い能力が要求されます

とくに正確に」読み取るところが重要。「それっぽい」答えにつながる文章を見つけることは簡単ですが、「なぜそれが正解と言えるのか?」という判断については、ある程度の知識と理論の習得が必要です。そのためにも、過去問を単に解くだけでなく「なぜ正解がこれなのか?」という理論をしっかり確認して学習する必要があります。

……とはいえ、結局のところ、多くの人にとって最難関は午後IIです。

午後Iの過去問演習については、解法を身に着けることと、午後IIのためのネタ収集を意識して取り組むことが推奨されます。

プロジェクトマネージャ試験の午後Iについて、詳細な傾向・対策・学習方法は以下の記事でまとめてありますので、興味がある方は参考にしていただければと思います。

午後IIの傾向と対策:最難関

午後IIの対策については、かなり長くなるので別の記事にまとめました。気になる方は参考にしていただければと思います。

試験の傾向と対策をもっと詳しく行うなら…

今回、複数のサイトや参考書をもとに、受験にあたって傾向と対策をまとめてみました。

統計情報を見るなら「プロジェクトマネージャ試験ドットコム」の統計情報が使えましたが、試験の特徴から傾向・対策を確認するのであれば「情報処理教科書プロジェクトマネージャ」が圧倒的におすすめです。

というのも、700ページ以上あるテキストの内、140ページ程度が試験の傾向と対策関連に利用されているから。

しかも、最新版を購入すれば、過去問18年分が解答と解説、サンプルの論文付きでダウンロードできます(2020年版はダウンロード期限2020年12月末まで)。

定番の参考書なので、知っている人も多いかと思いますが、予備校などを利用しないのであればほぼ確実に購入しておくことをおすすめします。