試験まで残り70日。勉強再開しました ― システム開発未経験からのプロジェクトマネージャ試験【記録9】
一度中止になっていたプロジェクトマネージャ試験。だいぶ前ですが、10月18日で試験の再実施が発表されました(インターネット申し込みは8月11日の18時までみたいです)。
この記事では、プロジェクトマネージャ試験の勉強再開における基本的な方針について、自分の計画策定も含めてまとめたいと思います。
- 延期している秋季試験などもあるので、時間は逼迫している
- 前回から4.5カ月。今回の勉強時間は18.66%以上節約できる?
- 実際に取り組んでみたら、合格ラインまでやや距離がある程度。100時間あれば十分合格できそう?
プロジェクトマネージャ試験まで、残り70日。ただし、試験は一つではない
前回までの学習見直し
まずは、自分の学習の振り返り。実は、以前の記事で対応方針をまとめておきました。
この記事では「残り1.5カ月の時点で発表された場合」を想定してプロジェクトマネージャ試験の学習スケジュールを立てています。要約すると、以下3点が重要です。
- 午前II対策は、8日前までやらない
- 午後I対策は、主に読解力の強化
- 午後II対策は、具体的な表現のための暗記
ちなみに、午前Iは免除です。
前回の想定では、「残り1.5カ月」での勉強を考えていましたが、現時点では残り2.3カ月です。ただし、後述しますが、事情が色々変わったため、勉強時間は以前の想定以上に逼迫しています。
残り日数と勉強時間について
まず、残り日数は70日です。
個人的には、1日平均4時間くらいのペースで勉強はできるので、それを全て費やせば余裕で合格ラインを突破できるとは思います。
ただし、試験の1週間前には技術士の一次試験、また日程は未定ですが、11月以降にネットワークスペシャリスト試験が予定されています。
これらも総合して、ある程度高確率で合格できるよう準備するのであれば、10月18日までに、それぞれの試験に以下の時間を確保する必要があると考えています。
- プロジェクトマネージャ試験:150時間
- 技術士の一次試験:60時間
- ネットワークスペシャリスト試験:70時間
このうち、ネットワークスペシャリスト試験については、プロジェクトマネージャ試験から1カ月の空白がある想定になっています。
丁度1日4時間の想定になっているので、イレギュラーな事態が無ければ大丈夫だと思います(去年はネスペの直前の台風に伴う仕事と研修で30時間失いましたが…)。
実は、11月22日に工事担任者のAI・DD総合種もあるのですが、ネットワークスペシャリスト試験と被るか、ネットワークスペシャリスト試験が更に先送りになるかと思っているので、工事担任者の勉強には、10月18日まで一切時間を使わない方針で行きます。
勉強の空白期間、約4.5カ月をどう考えるか?
節約率(忘却率)について考える
約4.5カ月が経過し、少なからず前回の学習を忘れていることは確かです。
人間の忘却(というか、学習に関する節約率)については、以前「エビングハウスの忘却曲線」に関する元ネタの論文を読みました
この際の実験結果を読み直すと、以下の式の記録がありました。
ここで、それぞれの記号は
- t=1回目の学習が終わる1分前から数えた時間(単位は分)
- b=節約率
- c=1.25(定数)
- k=1.84(定数)
となっています。
この式で計算すると、約4.5カ月後の節約率は18.66%程度となります。
要するに、4.5カ月前の水準まで再学習するには、節約率が正しいとすれば、約124時間の学習が必要ということになります(前回、事前調査除いて約153時間勉強しています)。
とはいえ、エビングハウスの忘却曲線の元ネタ解説でも記載していますが、節約率を実際の勉強にそのまま適用することは難しいと思います。実際には上記の124時間よりも短くなるのではないかという予想です。
空白約4.5カ月で、過去問に取り組んでみた手応え
ちなみに、8/9に実際に過去問に取り組んでみました。まとめると、以下の通りです(もちろん自己採点です)。
- 平成10年 午後I問2:24点(初挑戦)
- 平成30年 午後I問3:33点(3月のスコアは39点)
- 平成21年 午後I問1:47点(3月のスコアは48点)
- 平成17年 午後II問3:C判定
午後Iについては、相性の良い問題が2つあったので、合格ラインを超えそうですが、論文は思いっきり不合格な感じでした。
ただ、午後IIについては「問題文の読み込みが浅かった」という明白な失敗があり、次回から気を付ければ解答は可能です。
また「時間内に必要な文字数を書き上げる能力」については、全く失われていない(むしろ、20分以上余裕をもって書き上げました)ことが確認できました。もちろん、問題文の読み込みを行えば、もう少し時間が減りますが、それでも10分は見直しに使えるかと思います。
手応えの結論としては「合格だけなら、100時間あれば十分では?」といった感覚です。
前回の学習スタート時と、今回の学習スタート時の比較
学習直後の状況の比較について。
午後Iの正解率に関する分析は、以前30問以上解いた段階で実施しましたが、正解率の近似値については、前回は序盤は50%を下回っていました。
一方、今回は3回で48%、66%、94%です。相性が良い問題があった影響や、うろ覚えながら一度見た問題があった影響もありますが、前回よりは点数が高い状況から始まっているのではと思います。
午後IIの論文については、前回序盤で受けたTACの実力診断テストでは、55点のB判定という結果になりましたが、今回は自己採点でC判定なので悪化しています。
午後IIの失敗は、問題文の読み込み不足という単純な内容ではありますが、過去にも単純な見落としで致命的なミスをしたことがありますので、この点については、毎回迷わずに順序良く対処できるよう、まずは論文作成の流れに慣れることを身に着けいたいと思います。