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ヒヒ山のプロフィール(2019年)

2月 13, 2020

こんにちは! ヒヒ です。

リングネーム風に「マント・ヒヒ山」と名乗ってます。

「資格に死角なしのニート!」と呼ばれる(呼ばせた)時代を経て、ネットワークエンジニアになったため、会社でも「資格マニア」と言われてしまいました。

ハハハ、俺が資格マニアだなんて、そんなわけなかろう…と思って、タンスにしまってあった合格証を引っ張ってきたら、30は超えていました。

数は多いですが、しょぼい資格も満載です。

難関は「情報セキュリティスペシャリスト」「行政書士」「環境計量士(濃度)」「CCNP」くらい。あと、「応用情報技術者試験」が難しめ。

大学時代に「1年に1資格!」を目標に資格を集め始め、あるとき「1年で3つの難関国家資格」に挑んだおかげか、資格試験や対策にはちょっと詳しくなりました。

当サイトでは、そんな自分の経験から

  • この資格には、こんな勉強方法が有効!
  • 資格がこんな風に役にたった!
  • こんな勉強方法で失敗してしまった…
  • この資格をとるなら、こんな人がおすすめ!

といった、資格に関する情報を提供いたします。

私の失敗だらけの人生を人柱として「無理なく、無駄なく」資格試験やスキルアップに挑挑んでいただければと思います。

資格試験は「ヒヒ」でも受かります

そして「ヒヒ」に残された最後の武器は資格です。

「資格試験ってなんだか難しそう…」と思っている人の心理的ハードルを、少しでも下げることができれば幸いです。

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ヒヒ山の基本スペック

まずは簡単にプロフィール。

ヒヒ山の基本スペック

  • 血液型:A型
  • 年齢:ほぼ30歳のギリギリ平成生まれ
  • 出身:東京郊外
  • 身長:167~169cm
  • 体重:65.6kg(19年7月28日時点。18年12月30日の75.9kgからゆるいダイエット中)
  • 職歴:スーパー1年、大学の実験補助1年、公務員4年弱(キャンプ場1年、介護3年弱)、ネットワークエンジニア3年
  • 特技:短期での資格取得(勉強時間が適正なら、短期の方が合格しやすい)
  • 勉強能力:
    短期記憶には少し自信がありますが、昨日食べたものもよく忘れる
    長期記憶は弱く、昔のことを3歳下の妹以上に思い出せません
  • 趣味:
    ランニング(よく脚を壊して長期的に休みます)
    動画鑑賞(よくBGM代わりにしてます)
  • 好きな作品:あしたのジョー、巨人の星、バトルホーク、恐怖!キノコ男
  • 資格:30種類(ショボイの含む。まともなのは20種くらい)
  • 嫌いな食べ物:バナナ(ヒヒですが)
  • 苦手科目:英語(中学でまともに授業を受けられなかったのを未だに引きずってる)

私はたまに「資格をたくさん持ってるから、きっと頭が良い人だ…」と周囲から思われますが、実際に1年くらいつきあうと「こんな人(ヒヒ)でもこれだけの資格が取れるなら、私にも取れるのでは?」と考え方が変わります。

実は、その印象が真実です。

難関資格といわれるものも、よほどの高難易度(例えば司法書士クラス)でなければ、社会人でも1年以内でだいたいとれます(全力を出せば司法書士も1年で合格ラインに達しますが、よほどの理由がない限りおすすめしません)。

つまり、資格を取れるかどうかは「勉強の質・量・計画」の問題です。

現代社会は、ネットワークが発達し、ほとんどの人がスマートフォンを持っている時代です。スキマ時間で安く学べる通信講座や、無料のWEBテキストや問題集も充実しています。

スキルアップや趣味の勉強として、スキマ時間を有効活用していきたいと思います。

「mgram」におけるヒヒ山の性格診断

mgram」というものをご存じでしょうか? 簡単に言ってしまえば、性格診断の一種です。最近では、就職活動でも使われているとか。

私は2019年に入ってから、毎月このmgramで性格診断を行っています。

mgramでは、いくつもの項目で、性格の診断をしてもらえるのですが(才能や出社する理由など)、その中でも「ヒヒ山を構成する8つの性格で、出現頻度が高い項目」をまとめるとこんな感じ。

  • 豆腐メンタル(8回全て出現)
  • 察しが良い・察しが良すぎ(8回全てでどちらかが出現)
  • ひとりが好きすぎる・ひとりの時間も大事(8回全てでどちらかが出現)
  • 警戒心旺盛・危ない橋は渡らない(8回全てでどちらかが出現)
  • 協調性あります・周りに合わせがち(8回全てでどちらかが出現)
  • ちょっとドライ・ドライ(8回中6回はどちらかが出現)

8項目中、残り2項目はそこそこぶれている感じですが、6項目はおおむね固定されているので、これが自分なのだなあと思います。

ややドライで、ひとりが好きだけど、察しが良くて、周囲に合わせ、メンタルが弱く、警戒心が高い。ヒヒ山はそんな人です。

ちなみに、mgramで確認できる「相性の良い相手」は「ひとりが好きすぎる」ためか、多くありません。7月の結果では、とうとう35,418人に1人まで低下しました。

相性が良い相手は少な目ではありますが、「察しが良い・良すぎる」ためか、誰とでもほどほどに付き合いができます。しかし、「深く仲良くする」ことを意図的に減らしている上に「誰とでも仲良くするのも好きではない」という人間です(ようするに「ひとりが好きすぎる」わけですが…)。

ヒヒ山の経歴

ヒヒ山はギリギリ平成生まれの「ゆとり世代」です。

東京都郊外のごく平凡な家庭に生まれ、ごく平凡に育ちました。

小学2年で母を亡くしましたが、それ以外に大きな出来事もなく、小学生の頃までは「テストは毎回クラスで上位の方だけど、よくいる平均的な子供」でした。

とはいえ、地域的には成績の悪い場所でしたので、実際のテストの点は全国平均程度だったと思います。

そんな自分に1回目の勉強の転機が訪れたのは中学生時代でした。

中学時代の成功体験

中学時代、簡単にいってしまえば、いじめにあっていました。

後で知りましたが先生も恐れる都内で行きたくない公立中学校だったそうです(実際、自分の在学中も次々先生が辞めていきました)。

中学校という名前の無法地帯です。タバコはもちろん、ナイフも持ち込みOKな状態(ホントは駄目ですよ)。近所からは万引きや器物破損の被害が続出し「●●中学生お断り」なんて店も出てくる状態でした。

そんなわけで、私自身はいじめにあっているというより、単に犯罪行為に巻き込まれているという認識でしたが(たぶんそれが事実です)、わかりやすく世間一般的ないい方をすれば「いじめ」です。

荒れている学校であったこともあり、まともに授業を受けることもできず、テストはほとんど白紙で提出していました(何か書くとそれがきっかけに犯罪に巻き込まれる)。

成績は当然最低レベル。学校全体が荒れていたおかげ(?)で、それでもオール1にはなりませんでしたが、とても平均的な高校に進学できるレベルではありません。これも後で知りましたが、市内にある偏差値40程度の高校は、私の通っていた中学出身者で、だいたい一杯だったそうです。

たまたまその地域に生まれてしまったというだけで、公立中学はそこしか選択肢がないというのはなんとも理不尽な話ですが、そんなこといっても何も改善しないまま2年が経過しました。

そんな自分に勉強転機が訪れたのは、「3年生になって塾に通い始めたこと」です。

何を当たり前のことを…と思われるかもしれませんが、これが無法地帯に通っていた自分には劇的に利きました。

最初は底辺レベルにいた私でしたが、「勉強をしたくてもできない学校に通っていた」ことが成績が悪い原因でしたので「勉強してもいい塾(というか、しないとダメ)」に通い始め、勉強の環境が一変したことがとても有効

「貧しく、勉強する環境も整っていない国からの留学生の方が、日本の平均的な大学生より真面目に勉強する」というのはこういうものか! と、疑似体験できたのは貴重でした。

結果、4~8月までの勉強だけで3年分の勉強を終わらせ、学校のテストでは2度100点を取り、塾でも最上位クラスの人と点数を競い合うようになっていました(志望校がほどほどだったので、最上位クラスには入りませんでしたが)。

振り返ってみると、成功の理由は2つ。

  • 環境が変わったこと
  • ゲームのやり込みが好きだったこと

環境については先に挙げたとおり。当時は気づいていませんでしたが、勉強でも仕事でも、今を大きく変えたいのなら、環境を変えるというのは重要な要素です。

また、どちらかといえば完璧主義のようなところが自分にはあったため、問題集については、ゲームのやり込み感覚で、徹底的に反復し、攻略できるまで繰り返してきました

私はこれを「深く考える必要も、優れた手法も必要のない、ヒヒでもできる勉強方法」として、今でも資格試験で利用しています。

中学時代の成功体験を通して、私はこの「小難しい知識や方法論よりも、まずは実践できることが試験の合格には重要である」ことを学びました。これが失敗にもつながるのですが…。

ちなみに、英語だけは単純な暗記以外に学ぶ機会がなく、基礎が完全に抜け落ちたまま高校に進学してしまい、未だに苦手科目。苦手意識もこびりついています。英語の文献を読まなくてはならないエンジニアとしては、いずれ勉強し直したいところです。

狒々山
狒々山
ちなみに、この頃の名残で、今でも本気で勉強をするときはゲームのサントラを聴きながら勉強しています。

高校時代の失敗体験

高校生までは英語を除く文系科目が得意でした。一応中学では理科も100点を取れたので得意科目だったと思うのですが、高校入学からは化学や物理の得点があからさまに落ちていきました。

しかし、私は理系の大学を志望しました。その理由は「コンピュータの扱いが苦手だったから」です。

当時の自分はあまりにもコンピュータの扱いが苦手でした。「こんな四角い箱(パソコン)のどこにCDが入るんだ?」と思いながら、パソコンの継ぎ目にディスクをコツコツぶつけるというレベルです(実際にやりました)。

というのも、私の実家はあまりにも機械化が遅れており、テレビを初めて購入したのは自分が21歳の頃、エアコンが初めて導入されたのは27歳の頃というありさまです。父は未だにパソコンも携帯も持っていません(父方の実家は未だに黒電話が現役)。

母方の方は情報化もすすんでおり、祖父母は90年代からパソコンを使っていましたが、小2で母を亡くしていた影響もあって、そのあたりの恩恵は我が家にはもたらされませんでした

しかし、時代は明らかにIT人材を求めていました。IT関連で働かなかったとしても、タイピング速度がものすごく遅く、WordもExcelも使えないままでは、明らかにヤバイ。

そこで苦手の克服もかねて、いっそ「情報工学を学べる大学を受験する」ことにしたのです。が、受験対策で以下の2つの大きな失敗をしました。

  • 志望校の選択で失敗
  • 予備校を利用するかの選択で失敗

一つ目の失敗、志望校の選択

高校受験の時、とりあえず志望校を決めて勉強を開始し、成績を塾でトップレベルまで上げられたので、「とりあえずで大学を決めておいても、成績はいくらでも上げられる」と思い、何故か「東京大学」を受験する前提で勉強を始めました。

結果、無意味に勉強範囲が広がり、非常に効率の悪い学習内容となりました。

途中で志望校や受験科目を何度も入れ替えたため、国語は古文・漢文もしっかり学び(理系科目より得点を稼げるレベル)、理科は生物・地学・物理。数学はしっかりIII・Cまで手を出し、社会も地理・倫理・現代社会と勉強量が膨大になる始末。

そして最終的に使った科目は、実質たったの2科目です。

二つ目の失敗、予備校の利用。

高校受験で最低クラスから4ヶ月で最高クラスと同等まで勉強を進めることができたため、「予備校は親に負担をかけるだけ」と思い、利用しませんでした。

これは必ずしも間違った判断だとは思いませんが、結果として無意味に膨大な科目を勉強してしまった上に、勉強方法も効率が悪く、覚えても覚えても忘れてしまう始末

冷静に考えると、予備校に通って勉強した方が、時間効率が高く、空いた時間でアルバイトをすれば予備校代を稼ぐこともできます。大学に特待生で入ればお釣りがくるくらいです。

この経験から学べたことは

  • 試験に挑むときは、事前調査を念入りに行うべき
  • 効率を考えて初期投資をしておくのもあり

ということです。これは、その後の試験勉強にも活かされていますが、実際に知識が知恵に変わったのは資格試験に何度か失敗してからです。

知識:知ること。認識・理解すること。

知恵:物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。

引用:goo国語辞典

成績だけ積み上げてしまった大学時代

大学に入学した自分が掲げた目標は「徹底的に成績を上げること」です。

自分には入学時点でITリテラシーが最下位である自信がありました。入学者の中にはネットサーフィンくらいにしかパソコンを使わない人もいたと思いますが、当時の自分はネットサーフィンすらまともにしたことがありません

そんな自分が目標としたことが「徹底的に成績を上げること」でした。理由は成績上位者に支払われる報奨金です。勉強してお金が貰えるなら、そんな都合の良い話はないと思い、成績を上げることに全力を尽くしました。

おかげで、1年生の後期課程以降は学年トップクラスを取り続け、卒業時も成績優秀者として表彰されました。

が、ここでも一つ大きな失敗がありました

そもそもこの「徹底的に成績を上げること」という目標。今になって思うと失敗しか見えないです。

大学の成績は、所詮大学の成績。授業によって評価基準はいい加減です。

毎回寝ててもテスト前にちょっと勉強すればS判定の授業もありますし、毎回数時間の予習復習をしてもA判定止まりの授業もあります。

私は授業を成績の取りやすさでは選びませんでしたが(ボッチなのでその辺の情報がなかったともいえる)、いくら良い成績をとっても多くの授業は「実社会では歯が立たない」程度の内容であったことも事実です。

そのことを悟ったのは1年目が終わる頃。報奨金が欲しかったので、その後も全力で「徹底的に成績を上げること」に取り組みましたが、成績が高くなればなるほど、表面上の成績と実力の乖離が明確になってしまい、結果的にIT業界に進むことを、このときは断念しました。

そしてその頃から、「1年に1資格」を目指して勉強を始めました

資格試験も実社会から乖離したところがありますが

  • 少なくとも大学の授業よりは実践的な内容が学べる
  • 社会的に一定の評価は得られる(大学の授業はほぼ評価にならない)
  • 勉強に対するモチベーションを維持し、大学以上の内容を学習できる
  • 今以上に自分を堕落させたくない

という思いから、毎年資格を取り始め、学生の4年間で7種類の資格・認定を取得しました。

卒業後は、大学時代に参加した自然関係のボランティア活動がきっかけとなり、「自然環境」に携わる仕事をしたいと思いました。結果、地元のまちづくりに参加しようと思い、市役所の職員を目指しました。

自称ニート時代で、勉強に覚醒する

大学を卒業してからは、市の嘱託職員として、地元のキャンプ場で働いたり、中学校で障害を持った生徒の介助を仕事としていました。

とはいえ

  • フルタイムに比べると労働時間が短い
  • 未払いの賃金がたびたび発生する(官製ワーキングプアやってました)

という悪条件であったため「俺はニートだ! なぜならまともな労働とはいえないからな!」といって「自称ニート」をやっていました。

勉強には慣れていたため、市役所の筆記試験では自己採点で9割、最終的にはたぶん全問正解までいきまた。が、面接で失敗を重ねたため、結局は地元の市役所への就職は断念しました(履歴書に資格欄が2つしかないのもキツかった!)。

この試験の最大の敗因は、面接慣れしなかったこと

「地元の」自然環境というところにこだわりすぎてしまい「就職するつもりがないのに、他の市や企業を受験するのは失礼では?」と考えてしまった結果、練習不足となりました。やはりそれぞれの試験が持つ特徴に慣れることは重要です。

そのまま時間が経過し、結局は仕事で受け持っていた生徒が卒業するタイミングで、再びIT業界を目指すことを決意しましたが、その時には既に第二新卒ですらなくなっていました

そこで「自分に残った最後の武器は資格だ。資格で戦うしかない!」と、新たに取れそうな資格をリストアップ。それも、できるだけ難易度の高い物を含めるように構成しました。

結果、1年間で

  • ビオトープ施工管理士2級
  • 行政書士試験
  • 環境計量士 濃度
  • 乙種第4類危険物取扱者
  • 乙種第6類危険物取扱者
  • 応用情報技術者試験
  • Microsoft Office Specialist Word 2010 Expert
  • Microsoft Office Specialist Excel 2010 Expert
  • 情報セキュリティスペシャリスト試験

と、難関資格3つを含む、9つの資格試験に合格することができました。

結果、「第二新卒」すらなくなっていた私ですが、苦手意識の強かった面接も難なく突破し1社目から内定獲得。

そしてなにより、この経験のおかげで「いかにして限られた時間で資格を取得するか?」「難関資格に立ち向かうための学習方法はどうするべきか?」という考え方や行動が身に付いたこごが、のちの仕事や生活において非常に役に立ちました。

ちなみに、この就職活動の際、自作のエントリーシートに大量の資格を書き込んでいた影響もあり、会社では「資格マニア」として覚えられることとなりました

そしてネットワークエンジニアはヒヒになる

就職後、何の因果か、大学時代に一番苦手としていた「ネットワーク」を仕事とすることになりました。

当初は大学時代の研究内容に近い「組み込み系のプログラマー」になる予定だったのですが、偶然ネットワークの仕事に空きがあり、自分が幅広く知識を身に着けていたことから、ネットワークエンジニアとしてスタートを切ることとなりました。

応用情報技術者試験でも真っ先に選択科目から外したネットワークですが、入社して1年目で「CCNA」「CCNP」を順調に取得。この時期からコストパフォーマンス考えて資格を取るように方針を変更しましたが、結局は入社後3年で計5つの資格を取得しました。

そんな資格マニアの私が、ある夜勤の日、空を飛ぶヒヒを見かけました。

「なんだあれは!? 睡眠不足で頭がおかしくなって、とうとう幻覚が見えたか?」

と、思ったのはNHKのみんなの歌で放送された「哲学するマントヒヒ」。何故か妙に嵌ってしまい、それから職場では「ヒヒ山」のあだ名で呼ばれるようになりました(自分から名乗りました)。

そして現在、「資格試験はヒヒでも受かる(真面目にやれば)」をモットーに、新しい資格の取得に向けて勉強中。世間の「資格試験に対する心理的ハードル」を下げることも目標に、サイト運営も始めました。

資格・勉強について、よく受ける質問

経歴を読んでいただければわかると思いますが、私はちょっと変わった経歴ではあるものの、別に難関大卒でもなければ、エリート会社員として歩んできたわけでもありません

何度も失敗の経験を積んだ結果、ごく普通の人間が、ごく普通に努力して、それでも難関資格を含めて、短期間に大量の資格を取れるように、自分なりのメソッドを確立しただけです。

資格マニア(自分では最近まで自覚がありませんでしたが)ではありますが、「普通の人でも簡単にまねできそう」な人であるため、資格や勉強について友人や同僚から質問を受けることが度々あります。

ここでは、そんな質問をまとめてみました。

資格を取った理由

何でこんなに資格を取ったんですか?
狒々山
狒々山
大学時代に1年に1つ取得するのを目標にしたことがきっかけです

もとはといえば、1年に1つ資格を取ることを目標としていました。きっかけに深い理由はなく、「自分は遊んでる大学生ではなく、しっかり勉強している学生なんだぞ」ということを証明するためだったと記憶しています。

ようするに自分を堕落させないためです。

その後も継続できた理由は、色々とありますが、そもそも新しい知識を身につけていくことが好きで、自分が関わった分野について、知識をつけたついでに、記念品のような感覚で資格をとっていました

最近はコストパフォーマンスも重視して資格試験を受験しようと考えているため、あまり遊びで取得することはなくなりましたが、業務の効率化や、昇給・昇進、専門知識を深めるため、趣味・私生活を充実させるためなど、勉強の理由をあげはじめたらきりがないです。

ぶっちゃけ、資格って役に立つの?

資格をとったら役に立ちますか?
狒々山
狒々山
どちらともいえません。まずは役に立つ資格を見極めてから取得するのがおすすめです

私は数十種類の資格を持っていますが、その中で「この資格は凄く役立った」と感じるものは多くありません。しいていえば「資格マニア」と、就職活動で印象付けることであっさり内定をとる際に役立ちましたが、はっきりいって、10種類もあれば印象付けには十分でしょう。

ですので、「資格は取れば役に立つ」とはいえません。「資格を取得することで、利益を得たい」と思う人は、以下のような考え方で取得するといいでしょう。

  • 自分のキャリアプランに合っている資格を取る
  • 自分のやりたい仕事が、有資格者以外はできない場合は資格を取る(いわゆる業務独占資格)
  • 勉強したいと思っている分野の資格(趣味・私生活含む)
  • そもそも資格を集めるのが趣味って人はなんでもOK

ちなみに、「趣味の資格は役に立たない」という考え方は、私は間違いだと思っています

とくに、新卒や20代の就職活動の際は、ありきたりな資格よりも意外性のある資格を持っていると、相手に印象を残す効果が期待できます

私はよく「ビオトープ管理士って何?」と聞かれることがあり、そこから自然関係のボランティアなど、状況に応じて関連の話につなげるようにしました。

私の友人はプログラマーとして就職後、面接をした相手に「なんで合格させたんですか?」と聞いたところ「そろばん3段が印象に残ったから」といわれ、退職時の挨拶まで、そのネタは引っ張られたそうです。

どんな勉強方法で資格試験に挑んでいるか

どんな勉強方法で資格試験に挑んでますか?
狒々山
狒々山
事前調査からスケジュールを作ったら、ヒヒでもできる反復練習で挑みます

大まかに勉強方法の流れをまとめると、これだけです。

  1. 試験に対する事前調査を行う(受験するかを決める)
  2. 勉強方法を調べたうえで、大まかな勉強スケジュールをたてる
  3. ヒヒでもできる反復練習を行う(定期的に進捗状況を確認し、方針を修正)

資格試験に挑むうえで「事前調査」は非常に重要です

その試験の特徴を知り、勉強を通してどんな知識が身に着けられるか、どんな利益があるかを考え、必要な勉強量、受験料や試験日も把握しておきます。場合によっては事前調査の時点で受験を断念します

受験すると決意したら、試験に合わせた効率的な勉強方法を確認します。過去問の流用率が高ければ過去問重視で学習し、過去問だけでは太刀打ちできそうにないものはテキストも活用する。このように、事前調査を通して、勉強前から合格までの勉強の流れを計画します。

あとは「ヒヒでもできる」反復練習です。

全くわからない問題集でも、解説を読みながら何度も繰り返し解いていれば、正解する問題が徐々に増え、知識も身についていきます。その正解率が上がるまで(試験にもよりますが、8~9割以上)徹底的に繰り返し解きます。

しいていえば、私は問題を解いた際に、「正解した」「間違えた」「飛ばした」という記録と、その日付と一緒に書き込んでおくようにしています

正誤や日付を書き込むことによって、既に知識が定着している問題は飛ばし、苦手な問題に集中することができます。こうすると、問題集が十冊程度ある場合でも、短期間で全て終わらせることが可能になります。
また、自分がどの程度の周期で問題集を解きなおせば記憶が定着しやすいかもわかるようになります。

ちなみに、反復学習に関しては「エビングハウスの忘却曲線」で有名な論文『記憶について』でも研究されています。以下の記事にわかりやすくまとめてありますので、興味がある方は参考にしていただければと思います。

モチベーションの維持の仕方

どうすれば勉強のモチベーションを高められますか?
狒々山
狒々山
簡単な方法があれば私も知りたいです…

これ、超難問です。

簡単にモチベーションを上げる方法があれば、実のところ私も知りたいです…。

そもそも

  • 資格試験などに挑もうとする最初のモチベーション
  • 1日で10時間以上勉強するためのモチベーション
  • 疲れた日にもうひと頑張りするためのモチベーション
  • 目の前に娯楽があるときに我慢して勉強するためのモチベーション
  • 長期間での勉強のモチベーション
  • 一度挫折してしまった後に、もう一度頑張るためのモチベーション
  • 目標達成後に、更に次に向かうためのモチベーション

など、モチベーションの一言でも、求められる内容はけっこう違います。

ただ「勉強する」ということの心理的ハードルが高いと、モチベーションが維持しにくいことは確かです。

心理的ハードルは、毎日の自然な流れに勉強を組み込んで下げるようにしましょう。とくに、やりたいことがろくにできないようなスキマ時間(通勤・通学の電車など)なんかを利用すると、生活に自然と溶け込みやすいのでおすすめです。

また、私は「短期間で難関試験に挑む」ということを何度も行っていますが、このように「自分の能力より高い目標を設定すること」は、ドーパミンを分泌させる効果があります。

ドーパミンは「幸福・快感」につながる脳内物質であり、モチベーションにも関わります。また学習にも影響する物質でもあるため、短期合格の際、私はドーパミンに助けられているのかもしれません。

脳内物質と身体の関係については、「脳を最適化すれば能力は2倍になる」という書籍で浅く広く解説されています。興味がある人は読んでみてください。勉強以外でも役立つ知識です。

ちなみに、先に例示したモチベーションについて、私ならこんな風に対策しています。

  • 資格試験などに挑もうとする最初のモチベーション
    →周囲に公言して受験せざるを得ない状況にする
    →難易度高めの目標を設定して、やりがいを出す
  • 1日で10時間以上勉強するためのモチベーション
    →サントラを聴いて、その枚数で達成感を味わう
  • 疲れた日にもうひと頑張りするためのモチベーション
    →何も考えず、さっさとやる。疲れを意識したら負け
    →諸刃の剣だが「●●日継続」などを利用するのも手
  • 目の前に娯楽があるときに我慢して勉強するためのモチベーション
    →目の前から娯楽を排除した環境づくり
  • 長期間での勉強のモチベーション
    →勉強を生活リズムに取り入れ、自然と勉強できるようにする
  • 一度挫折してしまった後に、もう一度頑張るためのモチベーション
    →挫折した経験がないので参考にならないですが、落ちた資格なら次回のチャンスですぐ申し込みます
  • 目標達成後に、更に次に向かうためのモチベーション
    →できるだけ間を空けずに次の目標を定める
    →目標達成前から、次の目標を作っておく

資格試験はヒヒでも受かるか

資格試験はヒヒでも受かるって本当ですか?
狒々山
狒々山
もちろん例えです(笑)

流石に本物のヒヒでは合格できませんが(受験資格がないかと思います)、凡人でも資格試験には合格できます。もちろん、難関といわれる資格だって、やり方次第で十分合格できます

しかも、先にも私があげたように、事前調査と計画、あとは単純な反復練習だけで、大半の難関資格は独学でも十分合格を目指すことができます。実際私も、この単純な考え方で、いくつもの難関資格を独学で取ってきました。

つまり試験に受かるために必要なことをザックリまとめると

  • 勉強効率を上げるための、事前調査力
  • 勉強時間を確保するための、計画力
  • 淡々と勉強を続けるための、忍耐力

といったところです。

よく「効率のいい勉強方法」のノウハウを収集して挑戦しようとする人がいます。

それは必ずしも間違ってはいません。とくに、今まで真面目に勉強に取り組んだ経験がないという人は、基本的な記憶のメカニズムの把握や、メンタル・時間の管理なども一度学んだ方が良いと思います。

ですが、究極的に合否を分けるのは「必要なだけの勉強をやったか、やらなかったか」です。

当たり前ですが「勉強方法の本を1万冊読み漁ったから、司法試験は1夜漬けでOK」などということは起こりません。

逆に、よほど間違えた勉強方法をとらなければ、一般的に必要とされる勉強時間だけ、集中して勉強に取り組むことで、資格試験には合格できます。

しかし、当然人間はヒヒではありません。学校に家事に仕事。家族との時間や友人・知人との付き合いなど、色々なことに時間がとられますし、それらをおろそかにしてしまっては、本末転倒だと思います。

現代はスマートフォンを利用してスキマ時間で学習できる通信講座も充実しているので、時間がとりにくい人や、試験慣れしていない人には、とくにオンラインでの通信講座も検討してみるといいでしょう

資格と実力、どっちが大切?

資格より実力の方が重要じゃないですか?
狒々山
狒々山
そのとおり!「実力の方が重要」であると思います。ですので「資格取得にメリットがあるか?」も受験の重要なポイントとなります。

念のためですが、資格よりも実力の方が重要です。一部資格がないと仕事ができないものもありますが、そのような仕事でも結局実力がなければ仕事になりません。廃業一直線でしょう。

では、資格は無意味か? もちろんそんなこともありません

まず、資格はヒヒ(のように頭の良くない私のような人)でも、大量に取得することが可能です。就職活動などで実務経験をアピールしようとしても、経験がないものはアピールできませんが、資格はその気になれば短期間で大量に取得ができますので、就職・転職でのアピールとして利用できますし、誰でも周囲とわかりやすい差をつけることができます

また、「実力だけでキャリアアップできる人には不要」という考え方もありますが、これも必ずしも正しくはありません。

もちろん「実力だけのキャリアアップ」も可能ではありますが、実力を上げていくためには何らかの学習が必要となります。その際のモチベーション維持や、学習の一環として資格試験を利用するのは合理的な考え方です。

同じレベルの実力・経歴であれば、有資格者の方が優先されるのも当然ですし、資格は社内・社外を問わず、一定の評価を受けることができます。とくに転職の場合、過去の経験以上に客観的な評価を得やすいという点では有利にできるポイントです。事実、就職活動においては「大きなプロジェクトの参加経験を謳っているが、他人の成果を横取りしているだけ」という人もいるため、大差のない経歴であれば、客観的な資格がものをいうケースがあります。

報奨金や資格手当の制度を利用することもできますので、勉強した内容が報奨金などの対象なら、是非積極的に制度を利用しましょう。

こういった理由で、私は多くの学生・社会人・主婦など、多くの人にとって資格の取得は実力の向上と同じくらい大切だと思っています。強いていえば「今のまま仕事をしていればクビにはならないし、給料は十分もらえてるから満足。将来に不安もない」という人には、趣味の勉強以外に資格試験は向かないかと思います。

実力を正当に評価してもらうためにも「高い実力を持っている人」こそ、難関い資格にチャレンジしてほしいと思います。

勉強中・興味がある資格

2019年8月時点で、勉強中・興味がある資格は以下のとおりです。

  • ネットワークスペシャリスト試験
  • ファイナンシャルプランナー2級・3級
  • .com Master ADVANCE(ダブルスター)
  • 第三種冷凍機械責任者
  • CCNP(更新)
  • AWS アソシエイト
  • Python3エンジニア認定試験
  • LPIC(Linuc)
  • MOS(PowerPointとoutlook)
  • データベーススペシャリスト(その他、高度情報処理技術者試験)
  • Excel VBA スタンダード

このうち、2019年内に既にほぼ受験が確定しているのは

  • ネットワークスペシャリスト試験
  • ファイナンシャルプランナー3級
  • .com Master ADVANCE(ダブルスター)
  • 第三種冷凍機械責任者
  • MOS(PowerPointとoutlook)

の5種類です。

ネットワークスペシャリストは、いわゆる難関国家資格ですが、スキマ時間を効率的に利用して合格を目指したいと思います。おそらく今年最大の難関です。

MOSは、2010版の受験が終わる前に、お遊び半分でPowerPointとOutlookを取得して、MOS 2010マスターを取っておこうと思います(2020年3月終了予定)。

可能であれば、AWSの受験とCCNPの更新も今年中に終わらせておこうと思いますが、時期が12月か1月か微妙なところです。遅くても来年2月には完了したいと思います。

合格した試験

合格した試験は主に以下のとおりです(行政書士や環境計量士など、試験合格後に登録・研修が必要なものはお金がかかるので資格は持っていません)。

IT関連

全般

  • 応用情報技術者試験
  • 基本情報技術者試験

ネットワーク

  • CCNP Routing and Switching(2020年2月21日失効)
  • CCNA Routing and Switching(2020年2月21日失効)

セキュリティ

  • 情報セキュリティスペシャリスト試験

オフィス系

  • Excel VBA エキスパート ベーシック
  • Microsoft Office Specialist Word 2010 Expert
  • Microsoft Office Specialist Excel 2010 Expert

WEB系

  • Webデザイン技能検定2級

法律関連

  • 行政書士
  • 知的財産管理技能士試験3級

金融関連

  • 日商簿記3級

化学関連

  • 環境計量士[濃度]
  • 乙種第4類危険物取扱者
  • 乙種第6類危険物取扱者

自然・環境関連

  • ビオトープ施工管理士2級
  • ビオトープ計画管理士2級
  • こども環境管理士2級

言語関連

  • 日本語検定2級
  • ビジネス文書検定2級
  • 日本漢字能力検定2級・3級
  • 実用英語検定試験4級

その他

  • ビジネス能力検定2級
  • 普通自動車第一種運転免許[MT]
  • 全日本剣道連盟初段
  • その他ローカルな資格・認定書を少々(キャンプ場のピザ窯使用やボランティア活動など)

情報工学を大学で学び、IT業界で働いてることもあり、IT関連の資格が多いです。もう少し追加しようと思います。

行政や環境関連で働こうとしていたこともあったため、自分の仕事と全く関係ない分野でいくつか難関資格をもっていますが、普通に資格を役立てたい人は、こういう取り方はしない方がいいでしょう。完全に趣味の範囲です。

自然・環境関係は、自然関係のボランティア活動を行っていた影響です。簿記3級は友人がいらなくなったテキストをくれたので受験しました。金融関係は、私生活でも役立つ知識なので、もう少し強化したいと思います。

不合格の経験がある試験

不合格になった試験は以下の通りです。

IT関連

  • 基本情報技術者試験(2回目で合格)
  • CCNP ROUTE(2回目で合格)

金融関連

  • 日商簿記 3級(3回目で合格)

その他

  • 普通自動車第一種運転免許[MT] の仮運転免許の技能試験(2回目で合格)

ヒヒ山ももちろん、不合格になった試験があります

とくにいい加減な態度で資格試験に挑んでいた、大学時代に不合格の6割以上が集中しています。

一番失敗したのは簿記3級。友人からもらった過去問を直前に解くだけで受験し、2度失敗。基礎的な知識を理解しようとせず、直前だけ勉強していた敗因です。やはり真面目に勉強しないとダメといういい例です。

運転免許(MT)は難易度が低いといわれていますが、私には世間で言われる難易度よりは難しいと思います(とくに金銭面)。どうも実技は苦手です。

一番痛かったのはCCNP ROUTE1問程度の差で不合格になり、3万円の損失。IT関連のベンダー資格は高額なので、趣味や学生の就職活動で受けるにはあまり向いていません。

「ヒヒでもわかる資格予備校」とは?

最後に、当サイトの目的。

主にIT関連の資格や、学習情報についての情報を紹介することで

  • 学生さん(とくに大学生)
  • 新社会人
  • 正社員を目指しているフリーター・無職の人
  • 就職後、そろそろキャリアアップ・転職を考えている会社員
  • スキルを磨いて、少しでも良い仕事を見つけたい主婦・主夫

のような方が、資格の取得や学習をとおして、少しでも社会で有利になれるよう、情報提供をすることが、このサイトの目的です。

私自身も自己研鑽はもちろん行っていますが、その上、会社で資格の情報や勉強方法について、情報提供をする立場になりました。

そこから学んだことを、より多くの人に活かしてもらう。それと同時に、サイトを運営することで学んだことも、会社の新人にフィードバックできればと思い、このサイトの運営を始めました。

どこまでできるかわかりませんが、このサイトが、私自身も含め、多くの人の学習に役立つことができればと思います。

2月 13, 2020