応用情報技術者試験

【応用情報技術者試験】合格者がおすすめする参考書・サイト・アプリ【2019年版】

この記事では、主に以下の内容を中心に解説します。

  • 応用情報技術者試験における参考書の選び方
  • 応用情報技術者試験でおすすめの参考書・サイト・アプリ
狒々山
狒々山
・応用情報技術者試験で独学の勉強を考えている人
・勉強計画に役立つ参考書を知りたい人
・できるだけ安く合格を目指したい人

におすすめの記事です。

※この記事は2019年5月14~15日に行った調査をもとに執筆しています。


応用情報技術者試験の概要(2019年5月時点)

  • 試験日:
    4月第3日曜(春期)
    10月第3日曜(秋期)
  • 申込日:
    1月中旬~2月中旬頃(春期)
    7月中旬~8月中旬頃(秋期)
  • 合格発表:
    6月中旬頃(春期)
    12月中旬頃(秋期)
  • 試験時間:
    9:30~12:00(150分)
    13:00~15:30(150分)
  • 受験料: 5,700円(税込)
  • 合格基準:午前・午後共に60点以上(難易度により前後する可能性あり)
  • 受験資格:なし
  • 想定勉強時間:350~450時間(未経験から安全に合格を狙う場合)
  • 公式サイトはこちら

応用情報技術者試験における参考書選びのカギ

テキストの必要性・使い方について

応用情報技術者試験は、問題集(過去問)だけでも十分合格可能な試験です。またわからない用語も、ネットで検索すれば詳細な解説を確認することができます。

ですので、はっきりいってテキストは「必要ない」です。

それでもテキストを買うことにも、以下のようなメリットがあります。

  • 初心者でも体系的に知識を身につけることができる
  • 過去問の解説文だけではほとんど理解できない場合、結果的にテキストを利用した方が効率があがることもある
  • 辞書として使える
  • 体系的に知識を身に着けることで、「単に試験に合格する」よりは知識を深めやすい
  • 読みやすさ・わかりやすさの観点でいえば、過去問を解くより上
  • 「難易度」「出題頻度」「午前/午後のどちらで重要な知識か」といったデータまで含めて掲載されていることがある
狒々山
狒々山
メリットも考えると「必要はないけど、人によっては買った方がいい。自信がある人でもお守り程度に持っておくのもアリ」となります。

参考:テキストが必要か見分ける方法

私が同僚に応用情報技術者試験(または、基本情報技術者試験)のアドバイスをする場合「テキストを買ったほうがいい」「買わなくても大丈夫」というアドバイスは、おなじ「未経験」でも人によってわけてます(今教えてる人は買わないで勉強してもらってます)。

判断方法は、「日頃から自分で検索し、ツールを使いこなせているか」です。同じ「IT関連は未経験」の人でも「PCやスマホなどのツールを使いこなせる能力」でテキストの必要性はだいたい判断できます。

ようするに、同じ成績の悪い生徒でも、遊びが上手い子供のほうが簡単に成績が上がるのと同じです。他の形で勉強の訓練がつめている人は、「勉強」という形でIT関連が未経験なだけで、学習の下地は準備できていると判断できます。

念のため断っておきますが、PCやスマホを便利に使える能力が応用情報技術者試験で問われるわけではありません。ですが「日頃から必要な知識をネットで吸収している人」であれば、テキストがなくてもネットの検索で知識を吸収する訓練は積んであるので、テキストは必要ないと考えています。

ただし、数千円を節約するために「テキストを買わない」という選択をすることはあまり賢明ともいえません。ですので「お守り代わりに購入してみてもいい」というアドバイスはしています。

問題集(過去問)は情報量で選ぶ。午後は解説も考慮する

応用情報技術者試験の過去問はインターネット上でも公開されています。

ですので絶対に購入しなければいけないものではありませんが、問題集(実質は過去問)を買うことで「頻出のテーマは何か」「今解いた問題の難易度はどの程度か」ということが確認できますし、解説も詳細になります。

とくに午後試験は「頻出テーマに慣れておく」と役立ちますので、出題頻度などが掲載されている、情報量の豊富な過去問題集を購入するのがおすすめです。

また、午前試験程度であれば「解説の詳しさ」はあまりなくても理解可能な人が多いですが、午後の問題集は「類似パターンの出題に対して、対応できるレベルの理解」ができるていどの「詳細な解説」が必要になってきます。午後試験については、解説から解き方のコツを学習できるか? を意識して参考書を選ぶといいでしょう。

おすすめのテキスト

ニュースペックテキスト 応用情報技術者

メリット・デメリット

○ なんとオールカラー!
○側注アイテムが豊富

× イラストは少なめなので、気楽に勉強したい人には少し堅いかも

こちらも基本情報技術者試験でも有名なテキスト。資格で有名なTACのものです。

フルカラーでありながら、価格は3000円程度。電子書籍版なら2400円程度でテキストの中ではトップクラスの安さです。

フルカラーであることもうれしいところですが、私がこのテキストをおすすめする理由は「豊富な側注アイテム」です。例をあげると

  • 基本情報技術者試験レベル
  • シラバス改定に合わせた最先端用語
  • 合格に必須の重要ポイント
  • 合格に必須の重要用語
  • 午後の頻出テーマ

のような用語に関する背景がわかるマークがテキストに登場。しかも重要度などがで3段階で表示されています。こういった補足があるため、単に辞書代わりになるだけでなく、効率的な学習を進める助けになります

デメリットをあげるとすれば、図が最低限しかないところ。解説も淡々としているため、やや内容が固く感じられます

ちなみに、kindleを使えば無料で100ページくらいまで試し読みできますので、一度読んでみてから購入をするか検討することも比較的容易です。

わたしが一番おすすめできるテキストです

キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者

メリット・デメリット

○ わかりやすさが圧倒的
○ イラストが豊富で、手に取りやすい
○ 漫画風のうごきのある図で説明されているので、理解しやすい

× イラストが多い文、内容が薄くなっている
× 手書き風イラストが、人によっては見にくいと感じる
× イラストが多い分、本が分厚い(800ページ以上)
× 若干値段が高め

基本情報技術者試験でもおなじみのテキストです(メリット、デメリットもほぼ同じです)。

このテキストで地道に勉強すれば、中学生でも合格できるくらいに丁寧に解説されているので、初心者におすすめできる一冊です。

逆に「基本情報技術者試験に合格した人」や「学校などで学習経験がある人」にはあえておすすめしません。内容が重複してしまうため、学習経験のある人には内容が冗長であり、勉強に余計な時間がかかってしまいます

「IT関連は未経験の人」「気楽に勉強を始めたい人」におすすめのテキストです。

応用情報技術者 合格教本

メリット・デメリット

○側注アイテムあり
○問題演習用のCDがついてくる(電子書籍はダウンロード)

× 内容は固い

定番の技術評論社のテキストです。

こちらのテキストも側注アイテムがあり、「午前出題」「午後出題」「重要ポイント」「重要用語」などがわかりますが、若干「ニュースペックテキスト 応用情報技術者」より内容が少ないです(そのぶんシンプルではあります)。

内容が固めであり、初心者には「キタミ式イラストIT塾 応用情報技術者」の方がおすすめとなってしまうため、やや中途半端な内容に感じられるかもしれません(けっして悪い参考書ではないのですが…)。

そんな「応用情報技術者 合格教本」の特徴といえば「問題演習(過去問)用のCDがついてくる(電子書籍はダウンロード)」ところです。

内容は午前問題だけですが、過去問演習(2019年5月14時点では、平成21年春季~平成30年秋季)ができ、分野別の正解率もだしてくれます。

こんな特典がつく参考書ではありませんが、問題演習はネットで無料でできます(後で紹介します)ので、あえて得点CD目当てに購入する必要はないでしょう。

おすすめの午後試験対策用の参考書

応用情報技術者午後問題の重点対策

メリット・デメリット

○ 解説が丁寧でわかりやすい
○ 内容がシンプル

× 固い内容
× 電子書籍版がない
× 分厚い(800ページ以上)

午後試験でお馴染みの参考書。「iTEC」のもので、わたしも受験時にお世話になりました。シンプルでいて、解説はかなり詳細・丁寧に行われているので、理解しやすいことで定評があります。

デメリットといえば、シンプルなぶんだけ内容が固く感じられる上、ページ数も多いことです。とはいえ、シンプルなぶんサクサク勉強をすすめられるので、勉強に慣れてくるとそれほど時間をかけずに1周できるかと思います。

「応用情報技術者試験の午後対策の参考書が欲しい人」ほぼ全員におすすめの参考書です。

情報処理教科書 出るとこだけ!応用情報技術者[午後]

メリット・デメリット

○ 頻出テーマが厳選されているので、勉強効率がいい
○ 事前知識から解き方まで解説されている

× 全てを網羅はできない(あくまで補助・サブの参考書)

科目別ではなく、テーマ別に学習できる参考書です。

頻出テーマから学習を進めることができる上に「カバー率(どの程度の確率でそのテーマが出るか)」を知ることもできるので、単純な問題演習よりも学習効率を上げることができます

デメリットといえば、全ての内容を網羅するような学習には不向きであること。一方、試験直前のような「今からじゃあ全体は勉強できない!」という局面で活用すれば、短期的に点数を上げられる可能性は大いにあります

「午後試験の総仕上げを行いたい人」「短時間での合格を狙っているので、全ては勉強できない人」におすすめの参考書です。

おすすめの過去問

応用情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

メリット・デメリット

○ 安心の定番過去問題集
○ PDF含めて18回分の問題を収録

× 過去問はネットでも学習可能
× サイズは大きめ

定番の過去問題集です。情報技術者試験を受験している人であれば、一度は見たことがあるシリーズでしょう。

ネットでも過去問は学習が可能ですが、解説が詳細ですので、初心者でも理解しやすいのはありがたいところだと思います。また、書き込みが自由にできるのも個人的には紙媒体の好きなところです。

ただサイズが大きいため、通勤・通学中などのスキマ時間の学習には不向きです。「午前試験はスキマ時間で学習し、まとまった時間は午後試験」という勉強方法を私は推奨していますので、あまり午前試験の過去問演習向きではないと思います。

また、午後試験対策だけを考えるのであれば、専用の参考書を購入した方がより解説も詳しいのも事実です。

「過去問を紙媒体で学習したい」「まとまった時間が十分に確保できる」という人であれば、おすすめできる参考書です。

おすすめのサイト

応用情報技術者試験ドットコム(過去問道場)

このサイトだけあれば、午前試験は十分合格できます

もちろん、IT関連の学習に自信がない人であれば、テキストを購入した方が効率が上がる可能性はありますが「簡潔な解説でもだいたいわかる」という人であれば、このサイトだけで午前試験は合格レベルに達します(解説が十分であるかは、一度試してみることをおすすめします)。

問題内容も豊富で、17年春季試験以降が網羅されています。解説がない問題もありますが「解説がない問題を出題しない」という条件で問題演習もできますので、このサイトで直近10回(最新2回をのぞく)の問題について徹底的に学習しておけば、午前試験に落ちることはまずないでしょう。

もちろん料金は無料。「ちょっと勉強には自信がある」という人であれば、「このサイト+午後試験用の参考書」だけでも十分に合格を狙えるでしょう。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構(公式サイト)

公式サイトです。

公式ですので、統計情報や申し込み、過去問のPDFなど、色々な情報がそろっています。今後の試験の動向や、詳細な出題内容に関するシラバスまで、なんでもそろいます。

デメリットといえば、「どこに何の情報があるのかわかりにくいところ」です。方向音痴の私では欲しい情報に辿りつくのが困難ですので、Google先生に「IPA 統計情報」といったキーワードで導いてもらう必要があります。

おすすめのアプリ

基本的に、応用情報技術者試験対策のアプリは午前試験対策用です。過去問道場」を利用できれば対策は無料で十分できるため、あまりおすすめしません(詳細な解説が必要な場合は、参考書をおすすめします)。

その上で問題の出題傾向を調べる目的であれば、以下のアプリがおすすめです

情報処理技術者試験 過去問スクランブル|応用情報・高度試験 午前

メリット・デメリット

○ 情報処理技術者試験のレベル3~4の午前問題を網羅している
○ 無料で利用可能
○ キーワードで出題傾向を調べるのに向いている

× 学習履歴を確認できない
× 出題問題の条件付けが細かくできない
× Androidのみ対応

おすすめのポイントは以下の3点

  • 報処理技術者試験のレベル3~4の2009年春~2019年春の全問題を収録
  • 無料で利用可能
  • キーワードで関連の問題が検索可能(情報セキュリティマネジメントも含む)

ということろです。とくに大量の問題からキーワード検索が可能ですので「その用語がどの程度出題されているか」「どのように問われているか」を確認することができるところは評価できます

例えば「ブルートフォース攻撃」で検索をかけると、結果は18件。情報セキュリティマネジメント試験では頻出の問題のようです。「ブルートフォース攻撃」自体に関する出題もあるようです。

デメリットといえば、Android版しか出ていないところと、学習履歴が確認できないところ、細かい条件付けで問題を出題させることができないところです。問題の出題傾向を調べる目的では重宝しますが、学習目的だけであれば、優先的に選ぶアプリとはいえないと思います。

それぞれの環境に合わせて、最適な学習方法にすることが大切

今回紹介した参考書・サイト・アプリを利用すれば、「未経験+独学」でも応用情報技術者試験に合格することは十分可能です。私としては参考書・サイト・アプリをうまく活用し、独学で合格することを推奨しています

ただし、あくまで「難関」に区分される試験ではありますので、「IT関連の学習には自信がない」という人であれば、400時間以上の十分な時間を確保する必要があるかと思います。

あまりおすすめではありませんが、「どうしても受験までの時間が上手く確保できない人」や「勉強に自信がない人」であれば予備校・通信講座などの利用も考慮するのも間違った手法ではありません(時短になれば、コスト面でも悪くはないです)。

大切なことは、しっかり知識をつけて、合格することです。それぞれの環境にあわせた学習方法で、無理なく合格を目指していただければと思います。