【評判・レビュー】オンスク.JPの勉強法・注意点・おすすめの使い方を、実体験から語ります
サブスク方式で利用できる資格学習サービスである【オンスク.JP】。
月額制で安く利用できるのですが、あまりに安すぎるため「本当に合格できるの?」と心配になり、実体験や口コミを通して、評判を気にされる方も多いのではないかと思います。
そこでこの記事では、実際に私がオンスク.JPを利用し、6種類の資格に挑戦した結果を中心に、
- オンスク.JPの講座についてのレビュー・評判
- オンスク.JPを利用する上でのメリットと注意点
- オンスク.JPの実体験で感じた効果的な勉強方法
- オンスク.JPがどのような人におすすめか?
- そもそもオンスク.JPとは?
といった内容を中心に、まとめていきたいと思います(内容は2022年3月24日時点のものです)。
オンスク.JPの実体験・評判まとめ
- 簡単な資格であれば、十分合格が狙える(個人的に6戦全勝)
- 強みは「低価格」「講義の多さ」「隙間時間の有効活用」など
- 「難関資格」「選択式以外の問題がでる資格」にはあまり向かない(サブの教材として利用するならアリ)
- 学習の際は「問題集」だけでなく「講義動画」も見た方が無難
- 「手軽に教養を身に着けたい人」や「安く大量に資格を取りたい人」などにはオススメ
オンスク.JPの講座についてのレビュー
オンスク.JPの実体験した講座について
ここでは、私が実際に【オンスク.JP】の教材で学習し、合格した試験についてまとめます。
きもの文化検定4級
この講座だけは「オンスク.JPで勉強してください」というくらい、オススメです。
というのも、4級までの公式の講義動画が、オンスク.JPの動画となっており、公式の教材で勉強するなら必然的にオンスク.JPを利用する事になるからです。
また、参考書を購入する場合、テキストだけで2,200円になり、オンスク.JPで勉強した方が安いです。
注意点としては「問題集だけで勉強しないこと」。私は問題集だけで勉強してしまったため、73点での合格(合格ラインは70点)となり、かなりギリギリでした。
実は、問題集だけでは解説していない用語が、講義動画でけっこう出てきます。動画にだけ出てくる用語の解説についても、できるだけ暗記してから試験に挑むことをオススメします。
世界遺産検定3級
高得点ではないですが、オンスク.JPだけで十分合格できました。
高得点を取れなかった理由は、世界遺産検定は最新の世界遺産に関する動向も出題されるため。この手の問題は、別途ネットで調査して対策しないと、公式テキストで勉強しても同様なので、オンスク.JPの責任とまでは言えません。
私の場合、オンスク.JPの問題演習と講義だけで学習し、最新の動向については全問捨てました。それでもオンスク.JPの問題を全問解ける状態にしておけば75点は取れたので(合格ライン60点)、合格には十分だといえます。
色彩検定3級
オンスク.JPで余裕の合格でした。
勉強していた時は、オンスク.JPだけでは「JIS慣用色名」の問題が少なく、また実際に色を見極める問題の演習量が足りないため「オンスク.JPだけでは危ないのでは?」と思いました。しかし、実際の問題で「JIS慣用色名」や色の見極めが出題されるものは少なく、ほぼオンスク.JPの知識だけで、98問中87問正解(正解率88.77%程)で合格できました。
ちなみに、利用したのは問題集のみだったので、講義動画も利用していればかなり高得点が取れたのではないかと思います。
アロマテラピー検定1級
オンスク.JPで十分合格可能です。
私はオンスク.JPの講義は利用せず、問題集を全て正解できる状態までやり込み、合格しました。
ちなみに「匂いテスト」という、実際に匂いから判断するテストもあるのですが、出題数は70問中2問だけ。捨てても合格できました(というか、捨ててる人多いです)。私も、ラベンダーなどは当てる自信がありましたが、試験用に匂いの勉強は全く行いませんでした。
ただし、合格を狙うのであれば、正解の選択肢以外の解説もしっかり学習しておく必要があります。とくに「精油のプロフィール(「科名」「抽出部位」「抽出方法」など)」については、自分で整理しながら確実に暗記しましょう。
サービス接遇検定2級
オンスク.JPで合格はできました。が、「サービス接遇検定2級」だけのために利用するのであれば、オンスク.JPよりも公式問題集の方をオススメします。
というのも、オンスク.JPの場合、2021年11月時点では記述式問題に対応していなかったからです。
「サービス接遇検定2級」は「理論」と「実技」の分野に分かれ、各分野で60%の正解率が必要ですが、記述式問題は全て「実技」に含まれるため、記述式問題の演習ができないと明らかに実技の点数が悪化します。
ただし、そもそも難易度が高くなく社会人であれば常識で解ける問題が多いため、オンスク.JPでも合格できる可能性は十分です。複数の資格に利用する場合、社会人経験が数年あればオンスク.JPのみの受験もアリです。
秘書検定2級
こちらも合格できましたが、私が利用した講座の中では、一番オススメできません。オンスク.JPよりも公式問題集の方をオススメします。
理由はサービス接遇検定2級と同様で、オンスク.JPの場合、2021年11月時点では記述式問題に対応していなかったからです。
また、記述問題は全て「実技」の範囲からの出題であり、いくら「論理」で点が取れても記述式で大量失点すれば、不合格に繋がります。公式で採点結果は発表されませんが、私の自己採点で論理は正解率約92%、実技は正解率約68.7%だったため、少し危なかったという印象です(合格ラインは「論理」と「実技」両方で60%以上)。
更に、秘書検定の場合は「常識だけでは解きにくい問題」が記述問題に多い印象で、実際、記述式問題はオンスク.JPの学習内容ではほとんど歯が立ちませんでした。
私は、ビジネス系検定の2級は全て受験しましたが、秘書検定は一番難しいと思います(合格率も一番低いです)。できれば公式問題集を利用しましょう。
オンスク.JPの評判
【オンスク.JP】の講座を利用して、資格試験に合格したという記事は、ネット上にたくさんあります。
とはいえ、不合格の人はわざわざ報告しないと思いますし、長くサービスを提供している以上、合格水準のサービスを提供できているのは当たり前です。
しかしながら、多くの口コミ・評判の内容をまとめていくと、以下のような共通点が見えてきます。
- 講師の教え方が上手い(TACのノウハウが使われているそうです)
- 難関資格(社労士、気象予報士など)でも、講義がわかりやすい
- 難関資格の場合、独学の人が補助教材に利用するパターンが多い(オンスク.JPだけでは不安)
- 動画が短めで、隙間時間で学習しやすい
- 学習進捗の管理がしやすい
- 通信が繋がりにくいことがある(これは、回線側の影響かもしれませんが…)
- 講師の教え方が合わないと、勉強しにくい(オンスクに限った話ではないと思いますが…)
私の実体験からも言えますが、多くの講座では「真面目に講義動画を見て、問題演習をやり込む」という方法で、十分に合格可能だといえます。
ただ、難関資格については「理解はしやすいが、演習量が足りない」可能性が高く、難関資格に挑む場合はあくまでも「補助教材」としておいた方がいいでしょう(実際、問題数や講義動画の時間などが、他の資格学習サービスより少ない傾向です)。
また、オンラインで手軽に学べるように特化しており、そのため動画も隙間時間で使えるように短めにできていますし、学習進捗の管理も容易です。とくに、学習進捗が一目でわかることについては、時間の効率化にもつながります。
オンスク.JPの実体験で感じたメリットと注意点
オンスク.JPのメリット
【オンスク.JP】を利用して感じたメリットは、以下の通りです。
複数の講座を利用すると、圧倒的に料金が安い
まず、【オンスク.JP】の最大のメリットが「圧倒的な料金の安さ」です。
最も料金の高いスタンダードプランの月額でも1,628円と、参考書一冊程度で利用できます。
そのため、2つ以上の資格を1カ月で勉強し、受験する場合は、中古の参考書よりもオンスク.JPの方が安くなる可能性があります。
また、長期のプランであったとしても、スタンダードの一括払いなら1年で15,400円ですので、例えば行政書士などの難関試験に利用するのであれば、他の資格学習のサービスよりも圧倒的に安く学習できます。
ただし、難関資格の場合は、オンスク.JPだけでは安定した合格には学習が不十分になりがちだと思います。難関資格の場合、あくまでサブの教材という位置づけで利用することをオススメします。
スキマ時間での学習がしやすく(時間の有効活用)
学習上のメリットが「スキマ時間での学習がしやすい」ということ。
スマホ1つで学習が完結できるため、スマホさえ持ち歩いていれば、僅かな空き時間でも問題演習などに活用できます。
動画も短めに構成されているため、例えば電車での移動時間や、ちょっとした休憩時間を利用して講義を見ることもできます。
また、スマホ一台で学習が完結できるため、料理中のような手が離せない状態でも、置きっぱなしで勉強が可能です。私も料理中の手が離せない時間で講義動画を視聴し、時間の無駄を省くようにしていました。
講座の種類が豊富で、とくに趣味の学習に向いてる
オンスク.JPの特徴の一つが圧倒的な講義の種類。趣味の勉強も含めると、講座が58種類あり、追加もされています(2022年1月15日時点)。
複数受講することで、「参考書一冊分の料金で、複数の勉強ができる」ということも大きなメリットです。
私の場合、1,628円で6種類受講したので、1つあたりの料金は約271円と破格での学習が可能となりました。
講義は動画学習に特化している(無駄な時間や道具が不要)
オンスク.JPの講座は、最初からオンラインでの講義を想定して作られています。
その為、基本的には解説用のスライドが作られており、講義動画中で板書を待つような時間の無駄がありません。また、再生速度を早くすることもでき、通常の講義より高速な学習ができます。
また「参考書を広げて、該当のページを見る」ということも基本的に必要ありませんので、スマホを見られる環境であれば、場所を選ばないのもメリットです。
講義スライドが、そのままテキストとしても使える
これは、スタンダードプランの場合ですが、講義のスライドをダウンロードできます。
そのため「動画で開設されていた内容を確認したいが、動画を再生するのがめんどう」「そもそも環境的に動画を再生できない」という状況であっても、事前に講義のスライドをダウンロードしておくことで、効率よく学習することも可能です。
ちなみに、講義音声もダウンロードが可能です。
オンスク.JPを利用する上での注意点
【オンスク.JP】を利用して感じた注意点は、以下の通りです。
アプリ版とWeb版が別サービス(同期できないし、申し込んだ方しか使えない)
オンスク.JPは、アプリ版とWeb版があります。
実は、この二つのサービスは同期できず、しかも申し込んだ方しか使えないようになっています。
どちらを使うべきかというと、Web版がオススメです。
というのも、アプリ版の方が利用できる機能が少なく、受講できる講座の数も少ないからです(比較の詳細はこちら)。
Web版は機能も多く、スマホでもPCでも利用できるため、「迷ったらWeb版」とするといいでしょう。
ちなみに、アプリ版は講座ごとに料金を支払うことが可能であり、1つの講座のみ受講する場合は、アプリ版の方が安く済ませられる可能性はあります。
ネットにつなぐ必要がある
当り前ですが、オンラインに特化しているため、ネットに繋がらないと、ほとんど利用できません。
実際、私が「サービス接遇検定2級」にオンスクで挑んだ時、試験会場で直前の問題演習しようとしたら、地下でネットに繋がらず、勉強ができなかったという苦い経験があります。
また、通信量に制限がかかってしまい、外出時に動画を閲覧できなくなってしまう可能性も当然あります。
ただ、スタンダードプランの場合、音声やスライドのダウンロードが可能ですので、事前にダウンロードすることで、ある程度の対処は可能です。
難関試験には「サブの教材」の位置づけの方がよさそう
ネットの口コミ、評判を見てもそうですが、難関試験では「サブの教材」以上の位置づけは厳しそうです。中には「行政書士にオンスク.JPで合格した!」という口コミもありましたが、無理にオンスク.JPだけでの合格は目指さない方が無難です。
実際に、問題数など他の学習サービスと比較すると明らかですが、「宅建」「行政書士」「社労士」「天気予報士」などの難関に位置づけられる資格については、演習量が足りないかと思います。
そういった意味では、難関試験を受験する場合は、独学の補助として利用していった方がいいでしょう。
記述式問題がある試験も、向いていない可能性がある
これは実体験ですが、記述式問題が問われる資格試験には向いていませんでした。
というのも、そもそも問題が2択か4択になっており、記述式を想定した学習ができないからです(簿記3級の「仕訳問題」は対応しています)。
私が受験したものでは「秘書検定2級」と「サービス接遇検定2級」については、公式の過去問を購入した方が合格が安定するという印象を受けました。
というのも、これら二つの試験では、分野ごとの配点の関係上「記述式問題が重要」であるにもかかわらず、オンスクの問題演習ではほぼその対策ができないからです。私は、一応オンスクのみで合格はできましたが、「秘書検定2級」についてはその他のビジネス系検定を勉強した経験が無かったら、不合格だった可能性もあります。
この点については、将来的には問題や講義動画が改定されるかもしれませんが、2021年11月受験の時点では、公式の過去問を買った方が良いという結論になりました。
「問題演習のみ」では合格が安定しない
資格試験になれている人には「過去問演習だけで合格する」という方法を使う人も多いかと思います。
しかし、オンスク.JPで同じ方法を使った場合、「問題演習では全く見なかった内容が出題された!」ということが結構ありました。
実際に私が「きもの文化検定4級」を問題演習だけで受験した際、問題演習の正解率100%まで仕上げましたが、本番では知らない用語が多く73点となりました(合格ライン70点)。
後で気づきましたが、それら知らない用語の多くは、講義動画の方でわかりやすくまとめられていました。オンスク.JPを利用する場合は、講義動画だけ登場する用語も意識して学習しましょう。
オンスク.JPの実体験で感じた、効果的な勉強方法
実際に体験した上で感じた、【オンスク.JP】の基本的な使い方は以下の通りです。
①講義スライド、音声などをダウンロード(省略可)
まずは、学習を開始する前に、講義スライドや音声をダウンロードして学習の準備をします。こうすることで、ネットに繋がらない・回線が不安定な環境でも、スムーズに学習できます。
ただし、ダウンロードは「スタンダード」プランでないと利用できません。ですので、プランをライトにしている場合は、そもそもこの手順は実施できません。
また、講義のスライドや音声については、普段からネットに繋げられて、通信量を気にする必要もないのであれば、あえてダウンロードする必要もありません。実際、私の場合はこの手順は毎回飛ばしています。
②空き時間(とくに手が使えない時間)で、講義動画を見る
講義動画については、空き時間を利用して閲覧していきましょう。
とくに料理や散歩、運動中など、「手が使いにくいから、問題演習には適さない」タイミングがオススメです。
ちなみに、オンスク.JPは、講義動画と問題が連動しています。そのため、動画から関連の問題へ移動したり、問題から関連の動画へ移動することが可能です。
「講義を見る(インプット)」→「問題を解く(アウトプット)」を順に行っていくと、安定した学習ができます。
③一通り講義を見たら、徹底的に問題演習
講義を一通り見終わったら、後は全問間違えなくなるまで徹底的に問題演習を行います。
講座によっては問題数が多く、例えばアロマテラピー検定は560問もあります(時間で言えば秘書検定の132問の方がキツかった)。ここが一番大変かもしれませんが、問題の内容は「合格には必要最低限」の内容なので、徹底的なやり込みが必要です。
ただ、その分滅多に出題されない難問などは排除されていると考えていいので、学習効率は良いです。また、問題には初心者向けの2択問題もありますので、実際にはそれほど時間はかかりません。実際、私が勉強した際は560問を8時間21分で習得し、合格できています。
また、この際に「暗記するべき項目が羅列された問題」「後で忘れていそうな問題」については「復習問題」としてマークしておき、試験直前に学習できるようにします(スタンダードプランのみ可能です)。
④問題演習がほぼ終わったら、講義動画をもう一度見て、知らない知識を暗記
最後に、問題演習でカバーしきれない内容の暗記を行います。
実は、問題演習だけでは、講義動画の暗記項目をカバーしきれていない講座もあります。私が受験した中では「きもの文化検定4級」がそうでした。
問題演習での間違いがほとんどなくなったら、もう一度講義動画を見て、その中で知らない知識があったら、それを暗記するようにしましょう。
⑤ダメ押しに「間違えた問題」と「復習問題」
最後に、受験直前にオンスク.JPの復習機能である「間違えた問題」と「復習問題」を使います。これらは、スタンダードプランのみの機能なので、ライトプランでは使えません。
「間違えた問題」は、その名の通り、自分が間違えた問題を復習できる機能です。間違えた回数に応じて絞り込みができるので、間違えの回数が多い問題だけを学習するようにします。
「復習問題」については、自分で「復習問題」としてマークしておいた問題だけを学習できる機能です。これにより、直前に確認しておきたい問題をチェックします。
ちなみに、スタンダードプランの復習機能については、以下の記事に詳細がまとめてあります。
オンスク.JPがオススメの人
【オンスク.JP】オススメの人についてまとめると、以下のようになります。
参考書選びや学習方法に迷いがあり、自信がない人
まず、オンスク.JPの一番の特徴といえば「料金の安さ」です。
オンラインで安く学習できるサービスはいくつもありますが、その中でもオンスクの安さは群を抜いています。
参考書1冊の価格と、月額料金が大差ないため「勉強に自信がない人が、参考書選びで迷っている」のであれば、問題集と講義動画が全てセットになっているオンスクはオススメできます。
短期間で複数の資格を取得したい人
月額で使い放題という特徴から「短期で複数の資格を取得したい人」にもオススメです。
私は11月の一カ月で6つの資格を取得し、資格1つあたり参考書代が約271円という超低価格で合格できました。
時間に余裕のある学生であれば、1カ月で10種類取得することも可能です。もちろん、受験料がかなりかかってしまいますが、就活前に一気に資格を取得して、履歴書だけでインパクトを与えるということもできます。
大量取得を狙うなら11月がオススメ
短期間で複数の資格を取得したい場合「何月にオンスク.JPを使うべきか?」は重要です。
いつでも受験できる試験(ITパスポートなど)であれば関係ありませんが、「短期間で複数の資格」となると、必然的に同じ月に大量に受験できる必要があります。
このあたりは、自分が取得したい資格によって何月かが変わると思いますが、私が利用した11月のように、特定の月に資格試験が集中していることがあります。私は6種で終わらせましたが、11月は他にも「日商簿記3級」「知的財産管理技能検定3級」「パーソナルカラリスト検定」などもあり、随時受付している試験も入れれば10種類以上を1カ月で取得することが可能です。
仕事・趣味に活かせる知識を、広く学習したい人
オンスクの特徴の一つが「幅広く資格だけでない学習ができる」こと。58種の講座があり(2022年1月15日時点)、分野も様々です。
例えば資格を取りつつ「財務諸表の読み方」「ビジネス統計学」を学び仕事に活かすこともできますし、「世界の料理」「速読」「日本酒」といった趣味に活かせる知識を学ぶことも可能です。
スクールを利用しないで難関試験を勉強している人で、サブの教材を探している人
難関試験を独学で受験する場合、参考書の数が非常に多くなるかと思います。
私は以前、法律初心者から一気に行政書士試験に合格したことがありますが、この際に利用した参考書は、テキストなども含めて1メートルは超える分厚さになりました(というか、四捨五入でたぶん2メートル)。
参考書については、まずは1冊をしっかり学習することが重要ですが、繰り返し解いている徐々に「知っている内容の確認作業」になってしまいます。こういった際、新しい参考書を利用することは、同じ論点であっても別の視点から確認でき、理解を深める効果が期待できます。
そこでオンスク.JPを利用すると「難関試験を受験する際に、格安で場所も取らない教材を入手する」ことができます。
ただし、がオンスク.JPだけで難関試験に合格するのは難しいのも事実。難関試験に挑む際は、あくまで「サブの教材」として使うようにすることをオススメします。
そもそもオンスク.JPとはどのようなサービスか?
ここからは、「【オンスク.JP】とは、そもそもどのようなサービスか?」についてまとめます(情報は2022年1月15日時点のものです)。
オンスク.JPの料金プランと、プランごとの機能
オンスクの料金プランは「無料プラン」「ウケホーダイ – ライト」「ウケホーダイ – スタンダード」の3種類にわかれます。
また「ウケホーダイ – スタンダード」については、6、9、12カ月の単位で、一括払いすることも可能で、この場合は料金を割安できます。
料金については、以下の通りです。
プラン名 | 料金 |
ライト | 月額1,078円 |
スタンダード | 月額1,628円 |
スタンダード(6カ月払い) | 年額8,140円(月額約1,357円) |
スタンダード(9カ月払い) | 年額11,880円(月額1,320円) |
スタンダード(12カ月払い) | 年額15,400円(月額約1,283円) |
ウケホーダイの「ライト」と「スタンダード」の違いは以下の通りです。
講座名 | ライト | スタンダード |
月額料金 | 1,078円 | 1,628円 |
講座テキスト ダウンロード (社会保険労務士、行政書士講座のみ) |
○ | ○ |
学習管理機能 | ○ | ○ |
講義視聴 | ○ | ○ |
講義音声 ダウンロード | × | ○ |
講義動画のキーワード検索機能 | × | ○ |
講義スライド ダウンロード | × | ○ |
問題演習(初級・中級・上級) | ○ | ○ |
問題演習 復習機能 ※間違えた問題、復習問題、実力テスト、反復問題 |
× | ○ |
問題演習 特別問題 ※簿記3級の「仕訳問題」と 社労士、行政書士の「多肢選択式問題」 |
× | ○ |
みんなの学習ノート閲覧・マイノート投稿 | マイノート投稿のみ | ○ |
みんなの学習相談 | ○ | ○ |
学習カルテ | ○ | ○ |
また、無料プランには利用できる機能に制限があり「無料マークのある動画の視聴」「問題演習の初級」「講義音声とスライドのダウンロード」に機能が制限されています。
スタンダードプランで使える機能については、以下の記事に詳細がまとめられています。興味がある方は参考にご参照ください。
実体験からオススメする料金プラン
私の実体験から言えるオススメの料金プランは「ウケホーダイ – スタンダードの月額」です。
理由をまとめると、以下の通りです。
- 一括プランは、個人の予定の変化に対応しにくい
- 講義音声と講義スライドがダウンロードできる(スライドは教科書代わりにもなる)
- そもそも簡単な資格を取得する前提なら、短期で合格できる
- 効率的な学習のため「間違えた問題」と「復習問題」の機能は使いたい(「ライト」では使えない)
ただし、人によって事情は違うかと思います。どうしてもこだわりがある場合は、その他のプランの利用ももちろんアリです。
例えば、行政書士や社労士など、長期での学習が前提の資格であれば、一括プランを利用して料金を安くしつつ、先にお金を払うことで自分を逃げないように追い込むというのも一つの手段だと思います。
細かな機能の使い方は?
細かな受講方法や機能のガイドについては、公式の以下の記事にまとめられています。事前に確認しておきたい方は、ご参照ください。
オンスク.JPはTACの関連会社
実は、【オンスク.JP】は資格学習サービス大手であるTACの関連会社です。
TACの子会社として、2013年に設立されたオンスク.JP。TACのノウハウを生かしつつ、時代に合わせてオンラインの教育サービスが開発されたものがオンスク.JPだそうです。
詳細については、以下の記事で紹介されていましたので、興味がある方はご参照ください。
オンスク.JPの月額プラン解約は? 簡単に退会できる?
月額制サービスですので、不要な期間は解約しておきましょう。
「月額プラン申込み/解約」から、無料プランへ変更することで、いつでも簡単に解約できます。
ちなみに、間違えやすいですが、解約ではなく「退会」してしまうと、視聴履歴や問題演習の進捗なども削除されてしまいますので注意しましょう。
オンスク.JPで学習できる資格・講座
【オンスク.JP】で学習できる資格・講座は、以下の通りです。(2022年1月15日時点)
- 会計・マーケティング
日商簿記3級
簿記3級仕分けマスター
販売士3級
誰でも簡単!財務諸表の読み方
仕事に活かそう!数字力 - 金融・投資
FP3級(ファイナンシャルプランナー)
FP2級(ファイナンシャルプランナー)
証券外務員二種
税金のきほん - 法律
行政書士
ビジネス実務法務検定3級
ビジネス実務法務検定2級
知的財産管理技能検定3級 - 不動産・設備
宅建(宅地建築取引士)
宅建ポイント~覚えよう!重要数字~
マンションマエストロ検定
インテリアコーディネーター
危険物乙4
第二種電気工事士講座 - 医療・福祉
登録販売者 - 労務
社会保険労務士
衛生管理者
運行管理者(貨物) - カラー・デザイン
色彩検定3級
色彩検定4級
パーソナルカラリスト検定3級
きもの文化検定5・4級 - IT
ITパスポート
情報セキュリティマネジメント
誰でも簡単!ネットワーク入門
誰でも簡単!Webページ制作 JavaScript入門
誰でも簡単!Webページ制作 HTML&CSS入門 - ビジネススキル
秘書検定2級 3級
サービス接遇検定準1級 2級
誰でも簡単!ビジネス統計学
誰でも簡単!スプレッドシート実務
これだけマスター!Excel - 旅行・観光・自然
気象予報士
国内旅行業務取扱管理者
世界遺産検定3級
あなたと見たい!夜景 - 語学
HSK2級
HSK3級
すぐ話せる中国語
誰でも簡単!ビジネス英語 - 実用・教養
数学検定3級
論理的思考力を磨く数学
速読入門
3ステップ記憶勉強術
誰でも簡単!ボールペン字 - 料理
家庭料理技能検定3級
ワインソムリエ
日本酒のきほん
発酵のきほん
おうちで旅する!世界の料理 - 美容・健康
アロマテラピー検定1級 2級
デスクワーカー必見!健康のきほん
美しく痩せる!ボディメイクのきほん
時短でキレイ!オフィスメイク
一目でわかりますが、講座の種類がかなり多いです(2022年1月15日時点で58講座)。
内容としては、簡単に取れる資格や趣味の勉強が多く、難関資格系は少なめになっています。このあたりは、TACとの棲み分けをしているのかなと思います。
オンスク.JPは、手軽に教養を身に着けたい人にオススメ
多くの口コミや評判とも一致しますが、オンスク.JPだけで資格試験に合格することは事実、十分に可能です。
料金も非常に安く、とくに複数の講座を利用する場合は、中古で型落ちの参考書よりも更に安く勉強ができるでしょう。
ただし、記述式の問題がある試験や、難関資格に挑む場合は、オンスク.JPだけでは難易度が高いことも事実です。こういった場合には、「過去問を別途購入する」「サブの教材として利用する」などの対策も必要になります。
また、合格や技術・知識の習得に最も大切なことは、実際に勉強することです。これができなければ、何円払おうと合格には至りません。
その点、オンスク.JPはいつでもどこでも勉強に利用しやすいようサービスが設計されています。「気軽に隙間時間で勉強したい!」という人には適した学習サービスといえるでしょう。