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【神社】木邸神社の観光情報と、実際に観光した感想

9月 26, 2023東京旅行【国内】神社仏閣

この記事では、「乃木神社」の観光情報と、実際に観光した際の内容をまとめます。

「乃木駅周辺を観光予定の方」「乃木神社に興味がある方」などの参考になれば嬉しいです。

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「乃木神社」の基本情報

観光情報

  • 開門時間:6:00〜17:00 (授与所、宝物殿は9時~17時)
  • 見学料金:見るだけなら無料。宝物殿も無料でした。
  • 所要時間:軽く見るだけなら10分ほど。宝物殿など含めてゆっくり見学するなら30分以上は欲しい。
  • その他:お守りは、ご祭神の乃木大将にあやかった「勝守」や、梅の見ごろに頒布される「梅香守」などが有名。2023年で御鎮座100周年になります。

※詳細は変更の可能性もあるため、訪問前には公式HPなどの情報をご確認ください

「乃木神社」とは? 由来やご祭神について

乃木神社とは「日清・日露戦争などで戦い、明治天皇を慕って殉死した陸軍大将乃木希典と妻の静子をご祭神として創立された神社」です。創建は1923年で、2023年で御鎮座100周年を迎えます。

祭神の乃木希典は、明治天皇の大喪儀の日、棺を乗せた車が出発する号砲が打たれた午後8時過ぎに、妻の静子と共に自刃しました。自刃については、当時の有識者からも賛否両論あったものの、忠誠心に心打たれた国民は多く、亡くなった乃木邸には人が絶えず、日を追うごとに訪問者が増えていきました。そんな中で、乃木邸内の小社に乃木夫妻の霊が祀られるようになり、そして1919年に乃木神社創建の許可が下り、1923年11月1日に鎮座祭が行われました。東京大空襲で一度は社殿を焼失しましたが、全国の崇敬者の支援もあり、希典の死後50年の節目で再建され、今に至っています。

ちなみに、静子宛の遺書があった事から、当初は乃木希典一人で自刃する予定だったのではないかと言われています。

乃木神社の境内には、乃木神社の他にも摂社の「正末神社」と、末社の「赤坂王子稲荷神社」もあり、どちらも乃木夫妻と縁があります。また、隣接地には旧乃木邸もあり、年に3回、1回辺り2~3日ですが邸内の一般公開が行われています。乃木希典や明治時代の歴史に興味がある方であれば、併せて訪れると楽しめるスポットかと思います。

    「乃木神社」へのアクセス

    住所は「東京都港区赤坂8丁目11−27」。

    最寄りである乃木駅につくと、ホームに看板があるので、それに従って向かえば出口から徒歩5分もかからない程度の距離です。

    乃木神社のお祭り・年間行事

    お祭りの正確な日付については、年により変更される可能性もあります。興味がある方は、公式HPを確認することをおすすめします。

    2023年は、創建100周年という事もあり、乃木夫妻が自刃した9月13日から創建日である11月1日までの間に、100周年記念の行事が5回行われていました。

    「乃木神社」を実際に観光してみた(所要時間30分ほど)

    乃木神社入口の鳥居乃木坂駅から最寄の出口を使うと、徒歩5分もかからない距離に上の写真の鳥居があります。ちなみに、隣接している旧乃木邸側からも神社に入る事もでき、その場合は鳥居の更に奥が入口になるため、帰りになって初めて鳥居をくぐる事になります(私がそうでした)。

    乃木神社御鎮座百年の看板訪れたのが2023年9月13日で、この日は「御鎮座百年記念奉祝大祭 墓前祭」が行われていました。私は全く乃木神社の由来も知らず「近くにちょっと大きめの神社があるみたいだから、見ておくか」程度で訪問したため、かなり運が良かったです。乃木神社で行われていた物産展のポスター9月13~14日は、行事が行われていたからか、平日ながら物産展が行われていました。観光客で一杯……という事は、平日の16時頃だったので流石にありませんでしたが、それでもチラホラとお客さんを見かけました。

    乃木神社の境内案内図上の写真は、乃木神社の入口あたりにある境内の案内図です。この案内図の範囲だと、隣接する「旧乃木邸」や「乃木会館」も神社の境内なのかもしれません(とはいえ、旧乃木邸は港区の管理、乃木会館は株式会社ダイヤモンド・ノットが事業運営していました)。乃木神社の境内こちらは入ってすぐの境内の様子。100周年のお祭りのため、白いテントが多く、偶然見られたことが嬉しい反面、普段の様子も見てみたいと思いました。乃木神社の境内 こっちの飾りは邪魔にならないし、お祭りの後も少し置いておいてくれないかなぁ。赤坂王子稲荷神社の鳥居上の写真は、乃木神社の末社である赤坂王子稲荷神社の鳥居です。小さい神社ながら、赤い鳥居が見事です。赤坂王子稲荷神社の由来由緒の看板が設置されていました。乃木夫妻だけでなく、ご両親も赤坂王子稲荷神社を崇敬していたそうです(理由は調べてもわかりませんでした)。

    ちなみに、お祭りのため奥まで入れず、摂社である「正松神社」を見る事ができませんでしたが、こちらは乃木希典が師事していた玉木文之進と、その甥の吉田松陰を祀る神社だそうです。これもなぜ師事していたのか理由はわかりませんでしたが、乃木の教育者としての側面が影響しているのかもしれません(Wikipediaの水泳指導中の乃木希典の笑顔が、人のいいおっちゃんにしか見えない程良い笑顔してました)。宝物殿の看板宝物殿は無料で入場できました。「特別宝物展」となっていたため、もしかしたら常時無料と言うわけではなかったのかもしれませんが、入場料を取るような受付カウンターも無かったので、常時無料かもしれません。

    中はそれほど大きくなく、博物館の1室といったスペースです。私が見学した際は、主に乃木希典に関する歴史的な解説と、乃木夫妻が自刃の際に利用したという刀剣が置かれていました解説文は結構長いので、これを全部読むとそれだけで20分以上かかるかなと思います。ちなみに、写真撮影禁止とは書かれていませんでしたが、係員もおらず可否の確認が取れなかった為、写真は撮影しませんでした。乃木神社の拝殿上の写真は乃木神社の拝殿です。ちょっと角度をつけて取らざるを得なかったのは、お祭りのため幣殿で舞踊が行われており、そこの写真撮影が禁止されていたためです。また、写真右手奥に進むと、正松神社があるのですが、関係者の方々が奥の方に詰めていたため、邪魔にならないよう、見に行くのは遠慮しました。

    ちなみに、舞踊の他に何やら儀式らしきものも行われており、時代劇でしか見ないような平安時代の貴族の様な装束の方々が、色々とやっていました。現代で、ドラマ撮影ではなくこういうものが見られたのは貴重な経験だったと思います。ナンダモンダこちら。ナンダモンダです。「なんだそりゃ?」と思って調べたところ、球状の閃緑岩の事で、日本での産出は稀だそうです。江戸時代の奇石収集家である木内石亭の「雲根志(うんこうし)」で、ナンダモンダとして紹介されたそうです。さざれ石

    こちらは有名なさざれ石。小さい石が炭酸カルシウムなどで埋められて、1つの塊となった集合値で 「石灰質角れき岩」 とも呼ばれるそうです。

    周辺の観光情報

    乃木神社を訪れるのであれば、すぐ隣にある「旧乃木邸(乃木公園)」にも足を運んでおくといいでしょう(私は先にこっちに行きました)。

    旧乃木邸(乃木公園)は、乃木夫妻が住んでいた邸宅と庭を、希典の遺言に従って公園にしたものです。

    公園内は、日中帯であれば年末年始以外は基本的に入れますが、邸宅内については年に3回だけ、数日間一般開放されている状況ですので、内部まで見学したい方は一般公開日を狙って訪れるようにしましょう。ちなみに、乃木夫妻が自刃した9月13日前後は基本的に一般公開されています。

    9月 26, 2023東京旅行【国内】神社仏閣