【空港】香港国際空港T1の情報と、トランジットで利用した感想
この記事では、「香港国際空港T1」の情報と、香港国際空港をトランジットで利用して、成田国際空港に向けて出発した際の内容をまとめます。
「香港国際空港T1の情報を知りたい方」「香港国際空港T1でトランジット予定の方」などの参考になれば嬉しいです。
香港国際空港の情報
香港国際空港の地図
香港国際空港内の地図は、公式HPにあるのですが、何故かこの記事を執筆時点の私の環境では表示がされませんでした。
私が確認できた中では、iFly.comのページで表示できるマップが一番わかりやすかったです。
香港国際空港のWi-Fi
香港国際空港では、無料で時間無制限のWi-Fiが利用可能でした。
「#HKAirport Free WiFi」を選択すると、上のような画面が表示されるので「Agree and Continue」を選べば使えます。
もちろん、セキュリティ的に不安があると思ったら、使わなくてもOKです。
香港国際空港T1の電源
今回、トランジットでの利用の為、確認できたのは出国ロビーです。
まず、搭乗ゲート前のベンチについては、USBの電源は充実しているため、ケーブルさえあればスマホの充電に困ることはありません。
また、パソコン作業などができそうなスペースも搭乗ゲート前は充実しており、その席でならコンセントの利用もOKです。ただし、電源はBFタイプ(Gタイプ)なので、日本の製品は変換プラグが必要です(私はイギリスからの移動中だったので、BFタイプの変換プラグがありました)。
その他、日本人感覚では「これは利用していいのか?」という、どちらかといえば業務様な感じで壁にコンセントがあったりもします。私が訪れた際は、こういう場所で充電しながら床に座っている人もいました(他の空港でも、こういう光景は見かけましたが、私は使いませんでした)。
香港国際空港T2は、工事中(2024年完了予定)
ちなみに、今回T1を利用しましたが、T2については拡張工事中で2024年に完了予定となっています。
その為、2023年中であれば、香港国際空港のターミナルはT1一択になるかと思います。
実際に香港国際空港T1をトランジットで利用してみた
今回、私は「イギリス→日本」の帰国の為に「ヒースロー空港T3→香港国際空港T1→成田国際空港T2」の経路で移動しました。利用した航空会社は、全てキャセイパシフィックです。
この記事では「香港国際空港T1~成田国際空港T2」までのトランジットについて解説したいと思います。
香港国際空港T1に到着~手続き
香港国際空港T1までは、ロンドンのヒースロー空港から12時間ほどかけて到着となりました(詳細はこちら)。
どこの国でもだいたい同じですが、飛行機を降りると「Transfer」と書かれた看板があるので、それを辿っていけば乗り継ぎ手続きができる場所にたどり着きます。
途中、けっこう広い空間も出てきて、若干道に迷いそうになることもありましたが、勝手にゲートを抜けたり、訳のわからないまま列に並んだりしなければ、間違えることはありません(心配なときは、アプリなどを使って翻訳しましょう)。
上の写真の奥で、乗り継ぎ手続きをやっていました。「乗り継ぎ」と、日本語表記があり、アジアまで帰ってきた感じがしてほっとしました。
だいたい、乗り継ぎ手続きから先は撮影禁止なので、ここからは出国ロビーまで自粛します。
乗り継ぎで必要な手続きは以下の手続きだけです。
- パスポートなどのチェック
- 保安検査
乗り継ぎ手続きでは、私が乗り継ぎした2023年6月27日時点は「パスポート」と「搭乗券」があれば大丈夫でした。コロナ関連でルール変更が度々発生しているため、健康状態を記入した書類が必要っぽい話も聞きましたが、とくに記載を求められることはありませんでした。
簡単なゲートをささっと認識させて通り(係員が少ないから、実質無人状態)、その後が保安検査です。香港国際空港の保安検査は結構めの印象で(偶然?)、日本やロンドンと同程度の検査内容で通過できました。2023年4月に、浦東国際空港(上海)で保安検査を受けた際は、荷物に関する質問があったり(英語なので意味不明)、身体検査も全身ペチペチ触れられた感じだったので、ちょっと身構えていた分拍子抜けでした。
ちなみに、「米国への出発の場合は、米国土安全保障省が要求する電子機器に対する追加のセキュリティ対策が実施されている」との事が公式HPに書いてありました。心配な方は、公式HPの「Transfer / Transit」を事前に確認して対応するといいでしょう。
出発ロビー(ショッピングエリア)で待機
無事、出発ロビーに到着しました。
まずは搭乗ゲートの確認。トランジットの場合、基本的には飛行機に乗ってきた時点では、次の飛行機の搭乗ゲートがまだ決まっていないはずですし、もしも決まっていても変更が無いか確認しておきましょう。出発までの時間が長い場合、まだゲートが確定していない事もあるので、その場合は定期的にチェックしましょう(航空会社やTrip.comなどのアプリからでも確認できるかとは思います)。
搭乗ゲート前はかなり広々です。複数のタイプのベンチや椅子があり、充電スポットも充実していました(写真は1~4番ゲート側)。
飲料水も無料で、水筒などの持参がなくても飲めます(ヒースロー空港では容器の持参が必要だった)。
水は温度が2種類選べます。ただし、「ぬるい」か「熱い」かの2択といった感じで、冷えた飲み物が欲しいときはお金を払って購入する必要がありました。
当たり前ですが、トイレもあります。ちゃんとトイレットペーパーあり、トイレにトイレットペーパーを流せる日本人でも安心で、清潔なタイプです(海外なので、ウォシュレットなどはありませんが)。 上の写真は「Wonder Eggshell」というもの。看板に案内があったのでなんだろうと思ったら、子供の遊び場でした。
上の方のフロアには「Sky Garden」もありました。 新鮮な空気を吸おうと思ったら、完全に喫煙所状態で、タバコの煙に負けて早々に退散しました。 マクドナルドもありました。しかも、24時間営業。マクドナルドは搭乗ゲート前あたりの場所にありましたが、上のフロアは飲食店が密集している感じでした。
空港がけっこう広いため、遠いゲートについては、空港内のシャトル電車で移動もあります。上の写真は、私が実際に利用したもの。乗車料金は無料で、切符の購入のような手続きも不要。ゲートの案内看板に従って歩いていたら、気付いたら駅のホーム(?)に到着したので、目の前の電車に乗った感じです。 ゲート前の飲食店は少ないですが、スターバックスがありました(浦東国際空港も、ゲート前の飲食店は少なかったですが、スターバックスはあった気がする)。
搭乗手続き
普段の搭乗手続きは「パスポート」と「搭乗券」を使って、顔も確認してもらっている感じだったのですが、香港国際空港での搭乗手続きはE搭乗ゲートが導入されていたため、パスポートは使わず搭乗できました。E搭乗ゲートで、顔認識スキャンを行えばOKです。
搭乗券は出したような気がするのですが、下のキャセイパシフィックの香港国際空港におけるE搭乗ゲートの情報を読む限り、搭乗券も不要だった可能性があります。
成田国際空港T2へ出発(CX500便)
時刻通りに搭乗手続きを進め、無事搭乗。
航空機内のエンターテイメントは、「ヒースロー空港→香港国際空港」の時に利用したCX238便と同じで、日本語対応でした。また、コンテンツ内容も同じなので、大量の日本語対応の映画を楽しめます(搭乗時間が長くないので、あまり見られません)。
もちろん、音楽の内容も同じで、ロックで音楽を絞り込んだら、先頭にDream Theaterが来ました(嬉しかったので再掲)。
「パスタ」と「ライス」が聞こえた気がしたので「ライス」を選択したら、想像以上に日本っぽい食事が出てきました。カレーはシーフード系でちょっと甘口。蕎麦は流石に航空機内で食べると麺が……と、思ったけど、まあ許容範囲。驚いたのは、デザートがハーゲンダッツだったこと。自分には手を出せない高級品だったのでありがたかったです。
ちなみに、Wi-Fiは利用可能ですが、1時間9.95ドル、使い放題19.95ドル。緊急時以外は不要かと思います。