【空港】ヒースロー空港T3の情報と、キャセイパシフィックで香港国際空港に向けて出国した際の内容
この記事では、イギリスのロンドンにある「ヒースロー空港T3」の情報と、英語力中学生並みで香港国際空港に向けて出国した際の内容をまとめます。
「ロンドンを旅行予定の方」「ヒースロー空港T3からの出国予定の方」などの参考になれば嬉しいです。
ヒースロー空港T3の情報
ヒースロー空港T3までのアクセス
ヒースロー空港までのアクセスは、主にヒースロー・エクスプレスか、その他の鉄道で「ヒースロー・ターミナル2&3」駅に向かうことになるかと思います。
ヒースロー・エクスプレスは、パディントン駅から僅か15分でアクセスでき、基本的に座ることもできるというメリットはありますが、料金がかなり高額です。また、そもそもパディントン駅に行くこと自体が余計な移動時間になってしまう可能性もあります。
この他に、ロンドン内から長距離バスも走っており、「荷物をバスに預けて、ゆっくり座って移動したい」という人であれば、長距離バスを検討してもいいでしょう(ヴィクトリア駅あたりからの移動なら、長距離バスの方が安い可能性が高いです)。ただし、渋滞に巻き込まれる場合を想定して、早めの行動は必要になります。
最終的には、予算・時間・旅行の容易さなどの複数の観点から、どのルートでアクセスするかを選択するといいでしょう。
ヒースロー空港T3の地図
公式で地図を確認することができます。
右上のプルダウンメニューで「level-1(地下1階)」に設定し「LONDON UNDERGROUND PICCADILLY LINE」という場所から「Terminal 3」と言う場所を探せば、駅から空港までの移動経路がわかりますし、「level 0(1階)」を確認すると、各航空会社のチェックインカウンターの位置も分かります。
ただ、実際にはヒースロー・ターミナル2&3駅までくれば、あとは案内看板が出ているため、全く迷うことはありませんでした。
ヒースロー空港のWi-Fi
ヒースロー空港では、無料で時間無制限のWi-Fiが利用可能でした。
「_Heathrow Wi-Fi」を選択すると、上のような画面が表示されるので「Sign in」を選びます。
必要事項を入力して、「Connect Now」のボタンを押せば、Wi-Fiを利用できます。
滅多に空港を利用しない場合、ヒースロー空港からの宣伝メールの受け取りに関するチェックボックスは、チェックを入れない方がいいでしょう(それでもWi-Fiは利用できます)。
ちなみに、必要事項を入力しなくてもFacebookを利用してログインすることもできました。
ヒースロー空港T3の電源
電源については、あまり細かく調査できませんでしたが、保安検査を受けて出発ロビーまで行くと、ベンチにUSBで電源できる場所はたくさんありました。
一方で、ノートPCなどの充電ができるようなコンセントは、比較的数が限定的だった印象があります。できるだけ、事前に充電したバッテリーで済ませるか、そもそもノートPCなどは利用しない前提で行動した方がいいでしょう。
実際にヒースロー空港T3を利用してみた(キャセイパシフィックで香港国際空港へ出国)
今回、私は「イギリス→日本」の帰国の為に「ヒースロー空港T3→香港国際空港T1→成田国際空港T2」の経路で移動しました。
この記事では「ヒースロー空港T3」から、香港国際空港T1へ向かう航空機内までについて解説したいと思います。
駅からヒースロー空港T3までの移動
「ヒースロー・ターミナル2&3」駅の改札を抜けるとこんな感じです。
写真右側が、駅からの出口。左側はビジターセンターで、オイスターカードの返金処理を行いたい場合には、ここで手続きができます(チャージ残金が10ポンド以上の場合、自動券売機では返金不可)。
右側を奥に進み、更に左に向かえばターミナル2、右に向かえばターミナル3になります。今回は、ターミナル3からの出国なので、右側へ進みました。
ところどころに、「Terminal 3」と書かれた標識があるので、標識に従って進めば迷うことはありません。一か所、「Terminal 3 arrivals(到着ロビー)」と書かれている場所があるので、そこだけは注意しましょう。
入口前の電光掲示板には、各航空会社のチェックインカウンターの位置が表示されていました。私はキャセイパシフィックになるため、チェックインカウンターはCになります。
キャセイパシフィックの利用
念のため、事前のオンラインチェックインがおすすめ
今回、キャセイパシフィックを利用するにあたり、念のため会員登録を行い、オンラインチェックインを済ませておきました。
チェックインは現地でも対応可能ですが、手続きの時間を少しでも節約し、空港でのトラブルを回避するためにも、できれば事前にオンラインチェックインを済ませておくといいでしょう(長距離の飛行は通路側を選んでおくと、トイレに行きやすくて便利です)。
また、オンラインチェックインでは、原則として通常席は指定が無料でした。基本的に、フライトの48時間前からオンラインチェックインが開始されるため、席にこだわりがある人は、時間になり次第早めに手続きを済ませておくといいでしょう。
ちなみに、航空会社によってはオンラインチェックインをしないで空港に向かうと、高額な手数料を請求されるところもあります(私が以前利用したWizzairは、一部空港以外は料金が取られました)。
できればアプリも入れておいた方がいい
今回、結果的にはあまり利用しませんでしたが、航空会社のアプリも念のため入れておいた方が安心です。
モバイル搭乗券のダウンロードもできるため、不測の事態に備えて念のため準備しておいた方がトラブルの回避に役立ちます。
また、キャセイパシフィックのアプリは日本語対応もしているため、予約内容の確認にも便利でした。
ヒースロー空港T3での手続き
到着後の主な手続きの流れは以下の通りです。
- セルフチェックインで、受託手荷物のタグと、搭乗券を発行
- セルフバッグドロップで、タグ付けした受託荷物を預ける
- ゲートを通過して、保安検査を受ける
ちなみに、手続きの開始時間などは電光掲示板に表示されておらず、いつからなのか謎でした。ただ、私が利用した際は、出発までまだ3時間40分以上あるにも関わらず、手続きを進める事ができたので、けっこう早めから手続きができるみたいです。
セルフチェックインで、受託手荷物のタグと、搭乗券を発行
航空会社のチェックインカウンターの近くに、上の写真のようなセルフチェックインの機械が何台も置いてあります。これを使って、受託手荷物のタグと搭乗券を発行します。
まずは、該当の航空会社を選択。
次に、持ち込み禁止物などの確認です。英語なので、心配な方は翻訳アプリを使いましょう。
説明を読むと、パスポートのスキャンを要求されます。このあたりから、日本語での表示が可能でした。
パスポートをスキャンすると、予約内容が表示されました。更に「続ける」を選択して進めていきます。
再びいくつかの注意事項が表示され、その後荷物のタグの印刷と、搭乗券の印刷ができます。
搭乗券については、モバイル搭乗券をアプリに入れてありましたが、スマホが使えないなどのトラブルの可能性もありますし、この場で印刷しておきましょう(保険検査前のゲートはアプリで通過できましたが、搭乗時はみんな紙の搭乗券を見せていました)。
今回、「ヒースロー空港→香港国際空港」と「香港国際空港→成田国際空港」の2回、キャセイパシフィックで飛行機に搭乗するため、搭乗券はその2枚が発行されました。
ちなみに、この時点では2枚とも搭乗ゲートは確定していない状態です。
荷物のタグについては、端の部分が切り取れるようになっており、これが万が一荷物が見つからなくなった時に問い合わせる為の券になりますので、無くさないように保管しましょう。
荷物にタグの取り付けが完了した状態。これで、セルフバッグドロップに進みます。
セルフバッグドロップで、タグ付けした受託手荷物を預ける
セルフバッグドロップとは、受託手荷物を自分で預ける作業です。ここでは、その流れを解説します。
今回、キャセイパシフィックを利用するため、場所はゾーンCになります。チェックインカウンターの反対側に、セルフバッグドロップのエリアがありました。
セルフバッグドロップの機械はこんな感じ。初期画面では、ヨーロッパ系の言語しか表示できないので、英語で説明を読みながら進めます。まずは、ベルトコンベア部分に、画面表示を参考に受託手荷物を載せていきます。
受託手荷物を載せると、搭乗券の読み取りを要求されます。上の写真の赤色部分でスキャンできます。 搭乗券のスキャン後、目的地が香港だからか、表示可能な言語がアジア系に変化し、日本語表示可能になりました。
搭乗券のスキャン後、手荷物タグをスキャンします。上の写真のような器具がベルトコンベア横にあったので、これで先に張り付けておいた荷物のタグを読み取る流れです。 読み取りに成功し、荷物がベルトコンベアで無事運ばれていくと、上の表示になりました。これでセルフバッグドロップ完了です。 振り返ると、チェックインカウンターとの間に、保安検査へのエスカレーターがありました。次は保安検査に向かいます。
ゲートを通過して、保安検査を受ける
保安検査場は、基本的に撮影禁止なため、写真なしで解説します(正確には、ゲート通過前までは撮影可能かと思いますが、念のため自粛しました)。
まず、先の写真のエスカレーターを上がっていくと、保安検査前に、液体などの機内持ち込み手荷物で制限のあるものの注意書きがあるスペースにつきます。ここで、持ち込みのルールに従って、荷物の整理を行い、必要に応じて液体の破棄などを行います(事前にやってあれば、対処不要)。
次に、搭乗券を使ってゲートを抜けると、保安検査場にたどり着きます(ここは本当に撮影不可)。
保安検査場での内容は、日本とほぼ同様です。上着、荷物、腕時計などをケースの上に載せて検査してもらい、自分自身もチェックを受けます。荷物については、スマホやノートPCなどは、バッグなどから出して検査するため、事前に取り出しやすいようにしておきましょう。
ちなみに、厳しいときは靴やベルトなども外してケースに入れて検査することもありますが、今回はそれらは着用したまま通過できました。
出発ロビー(ショッピングエリア)で待機
無事、出発ロビーに到着しました。ここはショッピングや飲食が可能なエリアです。
エリア内には、いくつか看板があります。もしも「飲食にできるだけお金を使いたくない!」という場合は、この看板にある水を飲めるポイントで、水だけ補給するといいでしょう(保安検査場出口と、奥の方の「Yo!」の隣にあるトイレまでの細い廊下に給水ポイントがあります)。
ただし、給水ポイントは基本的に直接水を飲めるわけでは無く、ペットボトルなどを持ってきて、それに水を注ぐ必要があります。以前利用したイギリスのルートン空港も同様でしたので、イギリスの空港を利用する際は、このタイプが一般的なのかもしれません。
ショッピングエリアから、各搭乗ゲートまでは、けっこう歩いて距離があります。
私の場合、保安検査が終わってから、フライトまで3時間ほどあったため、ゆっくり飲食店などを見て回りました。
こちら、イギリスの寿司屋(?)では、度々名前を聞く「Yo!」です。ルートン空港にもありました。見た目はけっこう普通に回転ずしっぽかったです。
スパイシーチキンカツロール(?)6個が、私が訪れた時のレートで約1,440円!日本なら600~700円くらいで買えそうな寿司のパックが、私が訪れた時のレートで約3,420円!
「イギリスの寿司食べるなら、日本の100円の回転寿司食べた方が遥かに旨い」と聞いているので、どのくらい酷いのかが気になるのですが、いつも値段が高すぎて手が出せず終わっています(Lidl(安いスーパー)の寿司は安かったから、ちょっと食べようか迷った)。「CAFFE NERO」です。入った事はありませんが、イギリス観光中に何度もみたお店です。ハンバーガーにコーヒーのセットと思われるものが6ポンド。比較的良心的価格設定かなと思います(でも、やっぱり日本の庶民には高い)。
飲食店はどこも高いので、ラウンジが使えたら無料で食事ができるかもしれないのですが、私はどこのラウンジも使えませんでした。
たぶん、一番割安だったのが「WHSmith」の「Meal deal」です。「サンドイッチなど+飲み物+お菓子」のセットで、約5ポンド。それでも、日本円で900円くらいでした。お土産もちょっと見てみました。上のお店は、ビールで有名なスーパードライ……から取ったブランド、Superdryです。
できれば「極度乾燥しなさい」と書かれているタイプの奴が見たかったのですが、何故か中国語っぽい文字の入ったタイプしか見受けられませんでした。
ちなみに、Superdryは、アサヒグループが商標権侵害で輸入差止しているため、持ち帰ろうとすると税関で没収される可能性があります。
搭乗ゲート前で待機~出国
搭乗ゲート前は、若干の飲食店などと、ベンチがたくさんある場所になっていました。座る場所にはあまり困らないと思いますので、適当にベンチで読書しながら時間を潰せばOKです。
ちなみに、ここまでは順調だったのですが、出発前に飛行機の出発が遅延し(英語のアナウンスだったので、原因はわからなかった)、結局出発は1時間遅れになりました。
搭乗時は、パスポートと搭乗券を提示するのですが、遅延の影響か、途中からチェックが曖昧になり、私は搭乗券のスキャン以外やらなかったと思います。
香港国際空港T1へ出発(CX238便)
1時間の遅延はあったものの、無事搭乗。
幸い、キャセイパシフィックは日本語対応です(中国経由でも、中国東方航空を利用した時は、中国語と英語のみでした)。しかも、コンテンツの充実具合は、アシアナ航空よりも上で、かなり膨大な日本の作品もありました。
ロックで音楽を絞り込んだら、先頭がまさかのDream Theater(しかも、トップの画面にMegadethまである)。
嬉しい事に、ペットボトルの飲み物の提供もありました(長時間のフライトだと、途中で喉が渇く)。 食事は、出発1時間ちょっとと、到着の1~2時間前くらいの2回。上の写真は前半のもので、パスタを選択したら出てきました。ビーフ系のソースだったと思います。 後半の食事。チキンを選択したら、おかゆの様な物が出てきました。見た目はショボイですが、味は結構しっかりしていて美味しかったです(そういえば、香港で仕事してた人が、香港料理でお粥の話してた気がする)。 Wi-Fiは利用可能ですが、やはり結構なお値段です。どうしても仕事上必要な場合以外は、使わなくていいかと思います。
香港国際空港到着後は?
香港国際空から成田国際空港への移動については、以下の記事にまとめてあります。興味がある方の参考になれば嬉しいです。