ネットワーク業界のプロフェッショナルを目指す:CCNPとは

6月 18, 2019シスコ技術者認定

この記事では、主に以下の内容を中心に解説します。

  • CCNPの概要
  • CCNPの試験制度
  • CCNP Routing and Switchingの難易度・勉強時間
狒々山
狒々山
・ネットワーク業界を目指している人
・ネットワーク業界でキャリアアップを目指している新人
・CCNAを取得した人

の参考にしていただければ幸いです。

スポンサーリンク

CCNP(Cisco Certified Network Professional)の概要

CCNP(Cisco Certified Network Professiona)とは、世界でも最も有名なネットワーク機器メーカーであるCisco Systems者が主催しているベンダー資格「シスコ技術者認定」の一区分です。

シスコ技術者認定」の中では、レベルで言えば「プロフェッショナル」に区分されており、ネットワークエンジニアとしては、取得することで経験年数が数年以上あるエンジニアでも、会社から評価を得ることができます。また、世界で最も有名なネットワーク機器メーカーの資格であるため、世界で最も有名なネットワーク関連の資格といえます。

狒々山
狒々山
CCNPだけで高い評価を得たり、容易に転職をすることは難しいですが、業務経験とCCNPを合わせれば、若いうちの転職を比較的有利に進めることも可能です

CCNPの試験区分

試験の区分は以下のようになっています。

CCNPの試験区分

  • CCNP Routing and Switching
    幅広くネットワーク関連のエンジニア向け。
    LAN・WANの計画、実装、検証のほか、音声、ビデオ、ワイヤレスなどのスペシャリストと共同で業務を行う能力が問われる。
  • CCNP Cloud
    クラウドエンジニア、クラウド管理者、ネットワークエンジニア向け。
    クラウド、IaaSの設計、プロビジョニング、自動化などの能力が問われる。
  • CCNP Collaboration
    シスコ・コラボレーションやユニファイド・コミュニケーション・エンジニア向け。
    シスコ・コラボレーションやユニファイド・コミュニケーション・アプリケーション、デバイス、ネットワークの設計、導入設定トラブルシューティングに関するコラボレーションスキルが問われる。
  • CCNP Data Center
    データセンター技術の設計、導入、保守業務向け。
    ポリシー駆動型インフラストラクチャ、仮想化、自動化、データセンターセキュリティ、クラウドの統合などの能力が問われる。
  • CCNP Security
    セキュリティエンジニア向け。
    ネットワーキングデバイスやアプライアンスのセキュリティ、ファイアウォール、VPN、IDS/IPSソリューションの各自のネットワーク環境に対する選択、導入、サポート、トラブルシューティングの能力が問われる。
  • CCNP Service Provider
    サービスプロバイダーネットワークエンジニア、システムエンジニア、ネットワークエンジニア向け。
    スケーラブルなキャリアグレードインフラストラクチャの実現を通し、新しいマネージド・サービスの継続的な導入などの能力が問われる。
  • CCNP Wireless
    ワイヤレスLAN技術者向け。
    シスコのワイヤレス・ネットワークおよびモビリティ・インフラストラクチャの設計、導入、および運用の能力が問われる。

「シスコ技術者認定」において、CCNPのレベルである「プロフェッショナル」には、上記の他にも「CCDP」と呼ばれるネットワークの設計に関する資格もあります。

「CCNP」の中で最も有名なものが「CCNP Routing and Switching」であり、通常「CCNP」とだけいえば「CCNP Routing and Switching」を指します。また、省略して「CCNP R&S」のように表記されることもあります。

狒々山
狒々山
ネットワーク業界でキャリアアップしていきたいのであれば「CCNP Routing and Switching」までは取得するようにしましょう。ただし、後述しますが受験料が高額ですので、できれば会社に受験料を支援してもらいましょう。

シスコ技術者認定における、CCNPのレベル

シスコ技術者認定において、資格は5段階のレベルに区分されており、CCNPは中央の上から3番目であり、レベルの名称は「プロフェッショナル」となっています。経験年数としては、3~5年が想定されています。

CCNPの試験制度

CCNPの取得方法と認定条件

CCNPは、各分野で必要な認定試験に合格する事によって、取得できます。必要な認定試験は分野によって異なりますが、3~4つの試験に合格する必要があります。

また、受験の前提条件として、基本的には「同じ分野のCCNA」か「CCIE」の認定が必要となります(年齢・国による制限もあります)。

2019年6月18日時点で、取得に必要な認定試験と認定条件は以下のとおりです。

CCNP取得に必要な試験と受検資格

「CCNP Routing and Switching」のみ3科目。残りは全て4科目となっています。

前提条件としては基本的に下位の資格の取得をして受験する流れとなるでしょう。ただし、CCIEの認定さえ受けていれば、どの分野を取得していても、他の分野の前提条件がクリアできます。

CCNPの試験時間・出題数・受験料・言語について

CCNPの各試験における「受験料」「試験時間」「出題数」「選択できる言語」は以下のとおりです(2019年6月18日時点。受験料は税抜き)。

試験番号関連資格受験料出題数試験言語試験時間
300-101J ROUTECCNP Routing and Switching、CCDP33,60045~65日本語、英語120分
300-115J SWITCHCCNP Routing and Switching、CCDP33,60030~40日本語、英語120分
300-135J TSHOOTCCNP Routing and Switching33,60015~25日本語、英語120分
300-460 CLDINFCCNP Cloud33,60055~65英語90分
300-465 CLDDESCCNP Cloud33,60055~65英語90分
300-470 CLDAUTCCNP Cloud33,60055~65英語90分
300-475 CLDACICCNP Cloud33,60055~65英語90分
300-070 CIPTV1CCNP Collaboration33,60065~75英語75分
300-075 CIPTV2CCNP Collaboration33,60050~60英語75分
300-080 CTCOLLABCCNP Collaboration33,60065~75英語75分
300-085 CAPPSCCNP Collaboration33,60055~65英語75分
300-175 DCUCICCNP Data Center33,60055~65英語90分
300-165 DCIICCNP Data Center33,60055~65英語90分
300-170 DCVAICCNP Data Center33,60055~65英語90分
300-160 DCIDCCNP Data Center33,60055~65英語90分
300-180 DCITCCNP Data Center33,60070~80英語90分
300-208J SISASCCNP Security33,60065~75日本語、英語90分
300-206J SENSSCCNP Security33,60065~75日本語、英語90分
300-209J SIMOSCCNP Security33,60065~75日本語、英語90分
300-210J SITCSCCNP Security33,60065~75日本語、英語90分
642-883 SPROUTECCNP Service Provider33,60065~75英語90分
642-885 SPADVROUTECCNP Service Provider33,60065~75英語90分
642-887 SPCORECCNP Service Provider33,60065~75英語90分
642-889 SPEDGECCNP Service Provider33,60065~75英語90分
300-360 WIDESIGNCCNP Wireless33,60055~65英語90分
300-365 WIDEPLOYCCNP Wireless33,60055~65英語90分
300-370 WITSHOOTCCNP Wireless33,60055~65英語90分
300-375 WISECURECCNP Wireless33,60055~65英語90分

全て受験料は1科目33,600円です。「Routing and Switching」であれば税抜きで10万円程度、他の分野は税抜きで13万円以上となります。ただし、度々受験料は変更されていますので、最新の情報は実際に試験の申込画面からご確認いただければと思います

狒々山
狒々山
受験料については、度々上下しています。私が「Routing and Switching」受験した際は、最後の1科目だけ値上がりしてしまい、会社からの補助金ではカバーしきれなくなりました。

CCNPの試験日程

CCNPはCBT方式での受験となるため、各テストセンターで都合のいい試験日を選択して受験していくことになります。

各テストセンターの日程については、実際に試験を申し込みする画面や、テストセンターで直接確認できます。

CCNPの出題形式

認定試験リスト」の各試験番号を選択すると、「試験チュートリアル」という項目に公式の出題形式に関するリンクがあります。この出題形式の動画から、実際にどのような形式で出題されるかを確認することができます。

CCNPは選択問題だけではありません。「Ping-t」などを利用して学習すれば、学習の過程で出題形式はおおむね把握できると思いますが、受験前には一度試験チュートリアルを確認しておいた方がいいでしょう。

CCNPの申込みの流れ

試験申し込みは、「ピアソンVUE」のIDナンバーの取得が必要です。

引用:https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Cisco.aspx

ホームページが申し込みをする場合

取得したIDでログイン後、受験予約ページから、対象の試験を選択(監督付き試験の中から、該当の試験番号を選択)します。

次に、受験する言語とテストセンター、日程を選択し、受験を予約します。

予約が完了したら、「確認書」を印刷し、予約した会場で受験します。

その他の申込み方法

コールセンターやテストセンターへ電話連絡しての予約も可能です。

詳細な申込み方法については公式の「試験申し込み」を参照していただければと思います。

CCNPを再受験する場合

CCNPに再受験する場合、再受験ポリシーに従った流れでの受験が必要となります。

再受験のポリシーは、以下のとおりです。

CCNPの再受験ポリシー

  • 不合格になった受験日の翌日から起算して5日間は同一試験を受験できない(アソシエイト、スペシャリストレベルも同じ再受験ポリシー)
  • 一度合格すると、同じ試験番号を再受験するには180日空ける必要がある(シスコ技術者認定全てで共通の再受験ポリシー)

CCNPにおける有効期限と再認定の受け方

CCNAの有効期限と更新方法は全ての分野で同一となっており(同一レベルであるCCDAも同様の条件)、有効期限は3年間となります。

また、更新方法は以下のとおりです。

CCNPの再認定を受ける方法

  • 現行の 642-XXX または 300-XXX プロフェッショナル レベル試験の 1 つに合格
  • 現行の CCIE 筆記試験の 1 つに合格
  • 現行の CCDE 筆記試験または実技試験に合格
  • アーキテクト インタビューおよびアーキテクト委員会審査に合格

引用:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-routing-switching.html#~stickynav=5

CCNPの場合、上位に当たるCCIEは受験料も難易度も非常に高いため、更新のためには再度CCNPを受験する人が多いです。また、ある程度の業務経験が積めている人になると、CCNPを維持することのメリットが減ってしまうため、あえて更新しないという人もいます。

再認定に関する注意点は以下の2つです。

  • 同一試験を受験するためには、再受験ポリシーにより180日を合格から空ける必要がる
  • 上位レベルの認定によって再認定を受けた場合、上位レベルの有効期限と同じになる。

CCNP Routing and Switchingの難易度・勉強時間

ここでは、CCNPで最も受験者の多い「Routing and Switching」について、難易度と勉強時間を考察します。

シスコ技術者認定におけるCCNPの難易度

CCNPは、シスコ技術者認定における「プロフェッショナル」レベルに区分されており、5段階で中央の3番目であり、中級レベルとされています。

また、プロフェッショナルレベルの位置づけは「経験年数目安3~5年」程度となっています。

CCNPの受験者層

CCNPの受験者の多くは、ネットワーク業界の新人~中堅レベルが多いです。

早い人であれば、入社して1年以内CCNPを取得します。だいたい遅くても3年以内には取得するか、取得を目指して行動している印象です。

一方、中堅以上のレベルの場合は「更新のための再受験」が多くなります。更新のための料金が会社から支給されなかったり、業務経験が積めている影響で、そもそも取得によるメリットがほとんどなくなってしまう人もいますので、場合によっては「更新しない」という選択をする人も少なくありません。

こういった事情から「受験者はネットワーク業界の専門の人」が中心であり、また経験年数が数年以上の人が多い試験といえます。

CCNPの合格率

CCNPの合格率は非公開になっています。

難易度の影響もあり合格率は「10~20%程度」との非公式の情報もありますが、実際にはもっと高いかと思います。

理由は以下の3点

  • 受験者の大半がネットワーク業界で業務経験数年以上の人(未経験者はまず受けない)
  • 受験料が非常に高額であり、随時受験できるため、合格ギリギリラインであえて受験する人は少ない
  • 合格率を推測する基準が、同一の難易度の試験(応用情報技術者試験など)となっていることがある

とくに、同一難易度の試験との比較は、合格率の推測には不向きかと思います。

たとえば、「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係」では同一レベルに区分されている「CCNP」と「応用情報技術者試験」ですが

  • 「応用情報技術者試験」は料金が安い(CCNP受験料の、消費税だけで受験可能!)
  • 「応用情報技術者試験」は年2回しか受けられない

という事情を考えれば、比較的「合格できるか微妙な人」の受験が多いのが「応用情報技術者試験」です。

また、情報系であれば幅広く利用できる「応用情報技術者試験」に比べて、「CCNP」はネットワーク業界でなければ、IT業界でも利用価値は大きく下がります。こういった事情からも「その業界で働いている人」以外の受験はかなり限られますので、結果的に「難易度に対して合格率は高め」になっていると考えられます

ただし、後述しますが「合格点が高く、日本語がいい加減」であるため、徹底的にやり込んだつもりでも、1問差で不合格ということは十分にありえます(私もROUTEだけ1度不合格になりました)。

狒々山
狒々山
想定される合格率に惑わされず「演習問題でどの程度点が取れるか?」の方に注意した方がいいでしょう。

CCNPの勉強時間

CCNPの勉強時間は、資格試験全体で言えば、難関に区分できる程度に多くかかります。

数ヶ月で合格する人もいますが、基礎から勉強を開始した場合、合格に十分な実力を身につけるにはかなりの時間を必要とします。

統計的なデータはありませんが、CCNA合格まで勉強を行った直後という前提で、1科目100~150時間。合計で300~450時間を想定した方が安全だと思います(実際にその程度で取得している人が周囲には多いです)。もっと短い時間でも合格ラインに達することはできると思いますが、やはり高額な受験料を考えると、合格率は可能な限り高めてから受験しておきたいところです。

ちなみに、私の場合はCCNA合格から、3科目合計で200~250時間の勉強で取得に至りました。短時間で終了させることはできましたが、その分ROUTEの1科目だけは一度不合格となり、3万円以上の出費が発生してしまいました

他の試験と比べたCCNPの難易度

先にも記載いたしましたが「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係」においては「応用情報技術者試験」と同じレベル3となっています。他にも「LinuC、LPICのレベル3」とも同一のレベルです。

ただし、私個人の受験体験としては「応用情報技術者試験」よりも難しい試験でした。

「応用情報技術者試験」はIT関連学習のブランクが3年以上の状態から勉強しても、250時間程度の勉強時間で余裕をもって合格できました。一方「CCNP」は、直前1年半で「応用情報技術者試験」「情報セキュリティスペシャリスト試験」「CCNA」と、情報系の知識を身につけつつ、下位の資格を取得した上でも、200~250時間程度の勉強時間がかかりました

CCNPの注意点

試験問題の日本語翻訳は質が悪い

CCNPの日本語の問題は、かなり酷い日本語訳となっています。外国のベンダー試験でこれはよく見られる傾向ですが、一向に改善される気配はなく、たまに「日本語の間違いの影響で、正解が消える」という事態に遭遇します。

一般的な試験であれば、「出題に誤りがあったので、全員正解」となるところですが、外国のベンダー試験では「想定の正解以外は不正解」というのが当たり前で、CCNPの場合もご多分に漏れず「想定の正解以外は不正解」扱いされるので、注意が必要です。

英語での受験も可能ですが、ネットワーク関係の用語を英語で理解できる必要があります。CCIEの受験を視野に入れている人であれば、最初から英語で学習してみてもいいかもしれませんが、この場合は通常より更に多くの勉強時間が必要になると思ったほうがいいでしょう。

合格点は非公開だが、非常に高い

非公開ではありますが、シスコ技術者認定の合格点は高めです。

CCNPも非常に合格点が高く、おおむね80%以上となっています(80%を若干下回ることもあります)。確実に合格ラインを超えるのであれば90%以上は欲しいところです。

また、先にあげた「日本語の翻訳が酷い」という条件もあるため、確実な合格を目指すのであれば問題演習においては、95%以上の正答率は欲しいところです。

狒々山
狒々山
私は最初「Ping-t」を中心に学習を行っていましたが、一度ROUTEに不合格になってから「黒本」と呼ばれる参考書も利用して、両方で95%以上の点がとれるまでやり込みました。

受験料が高額

CCNAの受験料は高額です

受験料は上下していますが、ここ数年では低くても3科目で税込み10万円は超えています(高いと12万円程度)。

もちろん、CCNP取得によって、転職・昇進などで、出費をカバーできる可能性は大いにありますが、短期的には大きな負担となることも覚悟する必要があります

また、不合格を繰り返してしまった場合は出費がどんどんかさんでいきます。勉強時間は長くなってしまいますが、確実に知識を定着させてから受験に挑むようにしましょう。

CCNP取得のメリット

報奨金・資格手当の対象となりやすく、高額なことがある

CCNPは、ネットワーク業界の会社であれば、ほぼ報奨金や資格手当の対象となります。

悪くても受験料のほぼ全額が支給されますので「学費以外は会社に負担してもらい、転職で収入アップ」なども狙うことができます(とくに運用・監視・保守などの収入が低い業務の人におすすめ)。

また、会社によっては受験料の報奨金に加えて、毎月資格の手当が支払われることもあります。会社からの手当が大きいのであれば、ぜひ優先的に取得を狙ってみるといいでしょう。

一方、ネットワーク業界以外ではあまり重視されていません。報奨金にもならない可能性が高いので、あえて取得する価値は低いと言えます。

ネットワークエンジニアとして働くなら、スキルアップの目標に最適

国家資格である「ネットワークスペシャリスト試験」は出題範囲が膨大で、難易度も高いため、取得に至らない人も多いです。また、CCNPの上位資格であるCCIEは、取得のために多額の費用や膨大な勉強時間がかかるため、会社からの支援が望めない場合は取得に至らないのが普通です。

一方、CCNPは「ネットワークエンジニアとして働くなら、目指すべき学習の目標」として、多くの人が受験する資格です。CCNPだけで一生実力が証明できることはありませんが、ネットワークエンジニアとして長く働き続けるのであれば、早いうちに取得を狙っておくと、キャリアアップ・スキルアップには最適といえます。

また、CCNPの取得によって、若いうちであれば転職にも有利に働きます。「技術力が低くてもできる監視・運用・保守」の業務についてしまうと、業務経験も積みにくく、年収もなかなか上がりません。最悪の場合「年収が低い上に、年齢的と経験的に転職先がない」という状況に追い詰められてしまいます。こういった場合は、働き始めてから数年以内にはCCNPを取得して、キャリアアップ・年収アップを狙って転職していくといいでしょう

スポンサーリンク