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【世界遺産】「カンタベリー大聖堂」の観光情報と、実際に観光した感想

7月 30, 2023海外旅行【海外】世界遺産,【海外】教会,聖地巡礼

この記事では世界遺産の構成資産の一つである「カンタベリー大聖堂」の観光情報と、中学生以下の英語力で観光した際の内容をまとめます。

「カンタベリー方面へ旅行予定の方」「カンタベリー大聖堂に興味がある方」などの参考になれば嬉しいです。

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カンタベリー大聖堂の基本情報

カンタベリー大聖堂の観光情報

  • 営業時間:9:00~17:00(最終入場は16:00)。日曜は12:30~。礼拝に参加する場合は、時間外でも行われています(詳細はこちら)。聖歌隊席やトリニティ礼拝堂などの見どころ部分が、聖歌隊の練習で早めに閉まることもあるので入口にある看板のスケジュールには注意
  • 定休日:12/24、25。その他、儀式などでも休日があるため、詳細は公式HPの予約画面からご確認ください。
  • 見学料金:大人16ポンド、17歳以下なら大人1人あたり2名まで0ポンド。詳細はこちら
  • ガイド:日本語オーディオガイドが5ポンド。返却はお土産屋の先にある出口でできます。英語のガイドツアーは5ポンドで1日3回程度あり。
  • 所要時間:1時間以上。オーディオガイドを使うなら3時間は欲しい。私は3時間滞在して、オーディオガイドは全部聴けましたが、外観を散策して見学する余裕はありませんでした。
  • 写真撮影:地下聖堂は禁止
  • 注意点:比較的説明書きなどが少ないため、オーディオガイドなどが無いと雰囲気しかわからないと思います。日本語ガイドブックは解説の少ない多言語対応版のみで、詳細な解説があるガイドブックは日本語版がありませんでした。

※詳細は変更の可能性もあるため、訪問前には公式HPなどの情報をご確認ください

カンタベリー大聖堂までのアクセス

住所は「Cathedral House, 11 The Precincts, Canterbury CT1 2EH イギリス」。

最寄り駅は「カンタベリー・ウエスト」です。時間帯等によりますが、ロンドンの中心地(私が調査した際は「St Pancras」)から鉄道なら70分程で到着します。

また、乗車の際はチケットが必要です。車両内でもチケットの確認が行われますので(稀に確認が来ないこともある)、必ずチケットを購入して乗車するようにしましょう(改札は、クレジットカードなどでも通過できてしまうので注意)。

また、長距離バスを利用すれば、時間は130~140分ほどかかりますが、費用をかなり安くできます(片道6.8~7.4ポンドほど)。本数も1~2時間に1本は出ているため、安さ優先なら長距離バスがおすすめです。

ちなみに、電車の駅からは徒歩11分程の距離です。また、カンタベリー大聖堂と共に世界遺産に登録されている「聖マーティン教会」や「聖オーガスティン修道院」も近くにあり、徒歩で簡単に観光できます(私も徒歩で移動しました)。

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  • 複数の移動手段(電車・バス・航空機など)について「費用」と「時間」を比較できる
  • Omioに登録するだけで、複数の会社のサービスが利用できる
  • 日本語で利用できる

とくに、イギリスの場合は鉄道の料金が高いため、私の出会った海外旅行者のほとんどは、Omioを使って複数のルートを比較していました。長距離移動を伴う旅行を計画している場合、利用することをおすすめします。

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カンタベリー大聖堂とは?

カンタベリー大聖堂は「イギリス国教会の総本山で、トマス・ベケットが殉教した聖地」です。

ゴシック建築としても美しい建築物(ウィリアム1世が指示した段階ではロマネスク様式。火災や改築などで後にゴシック様式になる)で、一緒に世界遺産として登録されている「聖オーガスティン修道院」や「聖マーガレット教会」と比べて圧倒的に見どころが多く、敷地の総面積は18.17haあります。

細かな装飾も美しく、拝廊、翼廊、チャプター・ハウス、トリニティ礼拝堂などで、多くの美しいステンドグラスも見る事ができます。

イギリス国教会の総本山としても重要な場所ですが、この聖堂でトマス・ベケットがヘンリー2世の配下である4人の騎士によって暗殺されて殉教したことは、この聖堂を重要な聖地とし、多くの巡礼者が訪れるようになりました(この一件で、ヘンリー2世は勢いが衰える)。

ロンドン内から離れるため移動に時間がかかりますが(オイスターカードで移動できないため、電車に乗る際は注意!)、ロンドンから日帰り観光できる位置なので、ロンドンに滞在するのであれば、行ってみたい観光地の一つではあります。

カンタベリー大聖堂までの移動

鉄道で行く場合、最寄り駅は「カンタベリー・ウエススト」です。出発の駅は、宿泊場所で変わってくるかと思いますがロンドンの中心地にある「セント・パンクラス駅」からで53分程です。

southeastern線で向かうのですが、この区間はチケットでの乗車が必要です。クレジットカードなどでも改札の中に入れてしまいますが、乗車時にチケットの確認が行われますので注意してください。

こちらがカンタベリー・ウエストの駅。ここから徒歩で12分程の距離に「カンタベリー大聖堂」があります。上の写真は、最寄駅からの途中の川にある1380年に建てられた関所跡です。

百年戦争中に外国の侵略からカンタベリーを守る為に建てられたものなのですが、何と門(と、隣にある古い刑務所)を活用した脱出ゲームが行われています門の手前にはきれいな小川も流れていました。ここではリバー・ツアーも行われています。街並みに合わせて、Sainsbury’s(イギリスのスーパー。これは「Sainsbury’s Local」なので小規模店舗)もこんな感じのデザインです。

実際にカンタベリー大聖堂を観光してみた

クライストチャーチ門(正門)

クレイストチャーチ門は、カンタベリー大聖堂の正門で、16世紀に建てられたバロック様式のものです。

この門の周辺は、他の建物に囲われているため外壁が見えませんが、実はかなり広大な敷地面積を有しており、南東側の駐車場からはその外壁が良く見えます。

気になったのが、小さな天使像の中央にある空白のスペースです。ネットの調査ではここにキリストの像(いや、悪魔にしか見えないのだが……)が鎮座していたのですが、現在は無くなっています。もしかしたら修理中なのかもしれません(ちなみに、日本語も入ってる多言語ガイドブックの写真では、まだ像は残っていました)。

入り口には、今日の行事や入場料などの看板が立っていました。

到着直後から鐘が鳴り続けており、何事かと思ったら、地下礼拝堂を活用した結婚式が行われていたようです(そのため、この日は14:00まで地下礼拝堂が入れませんでした)。

カンタベリー大聖堂の入場方法

門を抜けると、現代的な柵のゲートがあり、そこで入場の確認を行っていました。私は事前にオンライン予約していたので「Hello!」と声をかけ、スマホの予約画面を見せました

すると、いつものように英語で色々言われるのですが、流暢すぎてさっぱり分かりません。わからないので、適当にうんうん頷き、終わったっぽいところで、OKと言って進みました

こちらは、入場時に渡されたチケットです。必要事項を書き込むと、一年間使えるパスポートになります。

カンタベリー大聖堂の外観

正門を抜けると、さっそくカンタベリー大聖堂が見えてくるのですが……。

西側が工事中でした。

しかし、オーディオガイドでも解説がありますが、こういった工事を通して新しい歴史的発見があったり、技術の継承が行われていくため、こういうものに遭遇したら、関係者に感謝しておきましょう。

西側の塔のうち、南西塔は15世紀に建造され、北西塔はそれと対になる形で19世紀に建造されたものだそうです。

西側塔の下にある入り口の上の当たりの写真。かなり細かな装飾が施されています。

中に入る部分の壁。世界遺産登録前の落書きかと思ったら、「1991」という番号が……(世界遺産登録は1988年です)。クライストチャーチ門のところよりも、詳細なスケジュールの看板が立っていました。

最終入場16:00ですが、更に前の15:45には、見どころである聖歌隊席奥のフロアへの入り口が閉ざされてしまうことがわかります。訪問の際には、当日のスケジュールは必ず確認して、遅れないように見学しましょう。

ちなみに、最終入場の16:00以降は、出口であるお土産屋のフロアまで入ると、そこから入り直すこともできませんでした

カンタベリー大聖堂のオーディオガイド

オーディオガイドは、大聖堂内に入って正面のカウンターでレンタルできます。返却は出口になっているお土産屋奥にあるカウンターでした。

ちなみに、私の観光時でレンタル代は5ポンド。ガイドブックや解説の看板直が充実していないため、英語に不慣れならレンタルをおすすめします。

実際のオーディオガイドはこんな感じ。

モニタを操作しつつ、画面と音声で案内を受ける感じです(私は、音だけ聞いて、周囲を眺めている事が多かったです)。2時間30分以上は使っていたと思いますが、バッテリーは最後までもってくれました。

カンタベリー大聖堂の西側(拝廊・身廊・側廊)

外観もですが、入るとそのスケールに圧倒されます

写真は身廊部分。うっかりオーディオガイドのレンタルを忘れて、10分ほど写真撮影を続けてしまったほど壮大でした。天井が非常に高く、それを支える白い柱や、柱から天井へ至る曲線など、なかなか見られるものではないです。また、天井も壁も、いたるところに細かな意匠の装飾が施されています

ちなみに、建築様式は初期の垂直式ゴシック様式。大聖堂全体は、全長160m、幅47m、高さ72mになります。

こちらは、身廊から振り返り、拝廊側にあるステンドグラス。カンタベリー大聖堂は、美しいステンドグラスが多く、それぞれのステンドグラスは聖書の物語や、この教会で殉教したトマス・ベケットの生涯などが描かれており、一部には近年の作品もありました。

こちらは、身廊と側廊の間にあった聖水盤。ピューリタン革命における破壊を逃れた貴重なもので、1639年に作られたそうです。身廊を歩き、拝廊の反対側にある祭壇。更に奥がありますが、ここは流石に通れないため、側廊側から迂回します。祭壇前の床にあったマーク。コンパスローズと呼ばれ、聖公会(イングランド国教会のキリスト教の一つ)で用いられるシンボルです。

トマス・ベケット殉教の場所(北側翼廊)

北側の側廊を進み、翼廊に入ると、トマス・ベケットが殉教した場所があります。 こちらの剣の装飾は、近年の作品でトマス・ベケットを襲った4人の騎士の剣を表しています。剣のすぐ前にある床の石。この「THOMAS」と書かれた場所で、トマス・ベケットは殉教したと言われています。

トマス・ベケットを殺害したのは、ヘンリー2世の息がかかった4人の騎士です。ベケットは、ヘンリー2世に大法官として仕える立場でしたが、教会の自由を巡って対立するようになります。その結果、1170年にヘンリー2世が差し向けた4人の騎士が、ベケットの暗殺を行いました(勝手に忖度して殺したともいわれる)。

ベケットは、この場所で滅多切りにされながら、「喜んで私は、イエスの名のために、また教会を守るために死ぬ」と言い残したそうです。

最後の一撃により、頭頂部が切断され、その頭頂部はカンタベリー大聖堂内のトリニティ礼拝堂奥の奥に置かれていました(私の観光中にも、祈りを捧げている方がいました)。こちらは、ベケット殉教の場の近くにある、大回廊(グレート・クロイスター)への出入口。4人の騎士は、ここから押し入ってきたそうです。

この一件の後、ベケットは死後に奇跡を起こすなどもあり、1173年にはローマ教皇によりベケットが列聖され、1174年にはヘンリー2世がベケットの墓の前で懺悔を行わざるを得ませんでした。

その後、ヘンリー2世はカトリック教会への譲歩や臣下の反逆、息子の離反を招く事となります。

大回廊(グレート・クロイスター)

ホグワーツ魔法学校にでも出てきそうなこの場所は、大回廊(グレート・クロイスター)です。ロケ地ではないはずですが、正に魔法の世界に入り込んだような異世界感を味わえます。

この場所は修道士の生活の場として使われており、周囲には食堂などとして使われていた部屋もありました。天井にも凝った装飾が施されていました。盾の様なものは「天井ボス(止め飾り)」と呼ばれ、多くの物は建造の際の寄進者を表しています。中庭からも、工事中の西の塔が見えました。 中庭から見る建物も美しいですが、中庭は進入禁止なので注意しましょう(上の写真は、柱を回避して廊下から撮影しています)。

チャプター・ハウス

チャプター・ハウスは、僧侶の会議室のような部屋です。毎日ここに僧侶があつまり、聖ベネディクトの戒律の朗読が行われていました。入口は、大回廊の途中にあります。チャプター・ハウスのステンドグラスも見ごたえがあります。天井も微細な意匠と色彩が美しかったです。1405年に建てられた木造天井で、ヴィクトリア時代(19世紀頃)に修復が行われています。

北東の中庭

チャプター・ハウス横の廊下を通り抜けると、中庭に到着します。ここは薬草などが育てられていたそうです。花のシーズンではありませんでしたが、それでも緑が美しいお庭でした。記念撮影の看板もありました。ちなみに、近くにあった看板で位置を確認するとこんな感じ(ちょっと見えにくいですが)。建物の中に入らず、まっすぐ進んでいくと、カンタベリー大聖堂の外周を一周できます。是非とも写真撮影などしながら歩きたかったのですが、最終的にはここを歩く時間はありませんでした(外観も楽しむなら、3時間でもちょっと足りない可能性があります)。

地下礼拝堂

地下礼拝堂は中庭の近くから入れます。写真の撮影は禁止ですので、ここは写真無しで解説します。

地下礼拝堂は、大きく分けて入ってすぐの「東側地下礼拝堂」(こっちは暗い)と「西側地下礼拝堂」にわかれます。

「東側地下礼拝堂」は、ロマネスク様式の石造りの彫刻が特徴、建造はアンセルム大司教によって行われました。更に、内部には複数の礼拝堂のような場所があるのですが、一番目立つのは中央の聖母マリア礼拝堂で、スクリーンと壁面装飾は14世紀のもの。また、小規模ですが博物館的な展示もありました。

「西側地下礼拝堂」は1174年の大火災の後に建造されたものであり、トマス・ベケットの墓所がありました。

1220年には埋葬されていたベケットはトリニティ礼拝堂へ移り、私が観光した時は、地下の墓所があった場所には、近年作られた釘で人(恐らくベケット)を象った作品がありました(作者は、聖堂の修理の際に不要になった釘で、何か作れないか依頼されたそうです)。

翼廊のステンドグラスと中央塔(ベル・ハリー・タワー)

地下礼拝堂の出口は、南側の翼廊にありました。上の写真は、南側翼廊のもの。こちらは翼廊の中央にある「ベル・ハリー・タワー」の天井です。

1503年に建造され、写真では見えないですが、青・赤・金で、美しく彩色されています。あれだけの高さの場所に、あれだけの凝ったデザインのものを、何百年も前の人が作ったと思うと凄まじいです。北翼廊のステンドグラス。かなりの部分に空白がありますが、これは人為的に破壊されたものです(確か、ヘンリー8世の宗教改革の影響)。 ここは、ベル・ハリー・タワー(翼廊の中央)部分から、聖歌隊席への入り口。1450年代の石造スクリーンで、6人の像はイングランド王を表しています。

聖歌隊席

その名の通り、聖歌隊席です。カンタベリー大聖堂の東側では、最初に建造されたのがこの聖歌隊席になります。

現役で利用されており、現地の観光中には聖歌隊の練習風景を見る事もできました(たぶん、遅めに到着しないと聴けないですが、その時間帯になってくると、今度は入り口が閉じます。中に入って観光中で、しかもそのまま遅い時間帯になってしまった人しか聴けないかと思います)。

ちなみに、奥にある主教座は、800年以上前のもので、大主教の為に現在でも使われる椅子ですが、重要な時以外は滅多に使われることは無いそうです。

聖歌隊席横の方から入れる展示室

聖歌隊席を左側から出て、まっすぐ聖歌隊席の横方向に向かうと小規模な展示室があります。

ここは、何か水関係(貯水?)で使われていたような解説があった気がしますが、自信がないので不明としておきます。位置としては、先に紹介した中庭から見えるあたりです。

こちらは携帯用の時計です。10世紀頃に作られた日時計で、僧侶が所有していたものと推定されています。こちらは13~14世紀頃のものと思われる筆記用具。大聖堂の床板の下から、文書と共に発見されたそうです。

トリニティ礼拝堂

トリニティ礼拝堂は、カンタベリー大聖堂の中でも非常に重要な聖地巡礼の場所です。

長年、巡礼者が利用する内に、摩耗して上部がつるつるになっています。とくに、南側の階段は摩耗が激しく、足腰が悪い人にはちょっと危ないくらいでした(丁度足を痛めていたので、注意が必要でした)。

それぞれに細かい意味があるのかと思いますが、トリニティ礼拝堂の奥はとにかく美しいステンドグラスが多いです。

ここは、トマス・ベケットが1220年に地下から移動して埋葬されていた聖廟の場所です。ただし、ヘンリー8世の宗教改革の一環で、聖廟は破壊されてしまいました(手前の床には美しい模様がありますが、聖廟だった位置の床は模様がありません)。

写真の蝋燭のあるあたりが、ベケットが埋葬されていた位置です。

ヘンリー8世が破壊したことが記載されていました。1538年に破壊されたそうです。トリニティ礼拝堂の一番奥にあるここは、トマス・ベケットが暗殺された際、切断された頭蓋骨が埋葬されていた場所で、重要な聖地です。私の観光中も、祈りを捧げている方がいました。

ちなみに、この場所の左右の代には、聖人とされている人たちの名簿があり、中には近年の人(キング牧師など)も記載されていました。

上の写真は、トリニティ礼拝堂にあった、1376年に没したエドワード黒太子の墓。何故「黒太子」なのかには、諸説あり、「常に黒い甲冑を使っていたから」という説と、「フランスで、残虐行為に対してnoir(黒)と呼んでいたから」という説があります。何故か、動物が枕にされています。

しかも、動物が足蹴にされています(この手の墓で、足元に動物がいるのはけっこうありました)。一体、これらの動物愛護法違反らしき行為が、何を示しているのかは不明です。

「カンタベリー大聖堂」の周辺を観光するなら?

    カンタベリー大聖堂といえば、「聖オーガスティン修道院」と「聖マーティン教会」。この三件はセットで世界遺産に登録されています。

    聖オーガスティン修道院」は、既に廃墟になった場所ではありますが、敷地面積はそれなりに広く、ビジターセンターには小さいながらも博物館があります。歴史好き・廃墟好きであれば、訪れてみても良いでしょう。日本語のオーディオガイド・冊子などはありませんが、英語看板による案内が多い為、翻訳アプリがあれば英語力中学生並みでも十分楽しめます

    聖マーティン教会」は、歴史的には重要な価値があるものの、小さな教会であるため、歴史好き・世界遺産好き以外はあえて行く必要はないかもしれません。ただ、距離は聖オーガスティン修道院から徒歩6分ほどで、しかも入場料は無料。一応、中では日本語の冊子(といっても、Google翻訳レベルですが)を渡してもらえるので、英語が不慣れでも特に問題ありません。

    ちなみに、「聖オーガスティン修道院」「聖マーティン教会」「カンタベリー大聖堂」の全てを見学したところ、11:00~17:00くらいまで時間がかかり、それでも若干足りないくらいでした。三件ともじっくり見学したい場合は、もう少し早めに到着した方がいいでしょう(ただし、営業時間的に早くても10:00からの入場になるかと思います)。

    その他、最寄り駅である「カンタベリー・ウエスト」から川を渡ってくる途中では、ボートに乗って楽しめるリバー・ツアーや、1380年にある関所での脱出ゲームなどのアトラクションもあります。現地の人と仲良くなりたい人であれば、参加してみても面白いでしょう。

    「カンタベリー大聖堂」で必要だった英会話

    • 入場券を見せるとき:Hello.
    • オーディオガイドをレンタルするとき:Hello. One Japanese audio guide please.
    • 何か対応してもらった時:Thank you.
    • 何か説明してもらった時:OK!(本当は何も理解していない)

    もしかしたら、イギリスを観光していて初めてかもしれませんが、オーディオガイドをレンタルするときに英語らしい英語を言えました!

    といっても「One Japanese audio guide please」なんて、中学1年の授業を受け終われば、だいたい誰でも言えるレベルかなと思います。

    やはり、中学レベルの英単語さえ覚えておけば、最低限のイギリスの観光地は何とかなります。