【体験記】アロマテラピー検定1級に合格した際の勉強時間・勉強方法・教材について
2021年11月7日、アロマテラピー検定1級を受験し、無事合格しました。
この記事では、以下の内容を中心にまとめたいと思います。
- アロマテラピー検定1級に合格するまでにかかった勉強時間
- アロマテラピー検定1級の勉強方法・教材
- アロマテラピー検定の概要
アロマテラピー検定1級、合格体験記のまとめ
- 知識少な目でも、勉強時間は8時間21分で合格できた
- 匂いテストは捨ててもOK(70問中2問だけ)
- 「精油のプロフィール」の暗記が一番苦戦した
- 試験はスマホやPCで受験。個室ならどこでもOK(公共スペースはNG)
- アロマテラピー検定1級には、まだまだ上の資格がある
受験前のスペック
知識は若干程度ですが、ありました。
一時期「精油を使って集中力アップ・リラックス!」と、精油を購入して芳香浴を楽しんでいましたが、管理の煩わしさ、値段の関係もあり、ここ1年くらいはアロマは使わず、お香を使っています(精油とアロマオイルの違いも忘れてた)。
かろうじて、ラベンダー、イランイラン、ゼラニウムなどの匂いが分かりましたが、精油の詳細(プロフィール)、歴史、利用方法などはわかりませんでした(芳香浴という言葉も、勉強して知りました)。
アロマテラピー検定1級合格までの勉強時間は、8時間21分
勉強時間は8時間21分になりました(Studyplusで計測)。
期間は11月3日~7日の5日間になりました。
ネットで調べても、一夜漬けで合格している複数いたので、初心者でもこれで十分だろうと判断し、問題集をやり込みました。
アロマテラピー検定1級で実際に利用した教材
アロマテラピー検定1級 2級講座(オンスク.JP)
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教材は、オンスクの「アロマテラピー検定1級 2級講座」を利用しました(プランは「ウケホーダイ」の「スタンダード」)。「アロマテラピー検定1級 2級講座」となっているのは、1級の出題範囲に2級の内容が含まれているためです。
オンスクを教材として利用した理由は、以下の通りです。
- 11月中に、オンスクを利用して複数資格を狙っていたから
- 匂いテストは捨てたから
最大の理由は「オンスクを使って1カ月で資格を色々取ってみよう」というもの。11月は7種受験し、内6種はオンスクを利用しました。
ただ、問題集が中古で結構安く購入できます。新品で買購入してもオンスクより安く済むものもあるので、他の講座も併用しない場合はオンスクの利用はオススメしません。公式の問題集を利用しましょう。
講義動画はあまり必要なかった
ちなみに、オンスクの「アロマテラピー検定1級 2級講座」については、講義動画と問題集があるのですが、講義動画は不要でした。
というのも、問題数が560問と多く(2021年11月17日時点)、問題集だけでも十分出題範囲が網羅されているためです。
ただ、自分が問題集を使った時点では、解説が薄い問題もあり、誤植もあったため、やはりアロマテラピー検定1級の勉強だけに使うなら、オンスクより公式問題集がオススメではあります。
アロマテラピー検定1級の勉強方法
一夜漬けが可能ですので、特別な勉強方法は不要です。問題集を繰り返し解き、間違えた問題を復習するという単純作業になります。
ただ、合格優先であれば以下の点については意識しておきましょう。
香りテストは捨てる(解けたらラッキー程度)
70問中2問が出題される香りテストは、捨てた方が効率的です。
合格基準が80%とかなり高めの試験ではありますが、その他の問題がそれほど難しくないため、2問なら捨てても合格に問題ありません。
そもそも香りテストを攻略するためには、そのための精油を揃える必要があります。
これがそこそこの出費になりますし、公式のものでないと、産地などで香りが多少変わる可能性があります(実際、何種かラベンダーを嗅いだことがありますが、差があります)
更に、出題される17種の内、似た香りの物もあるため、香りに慣れていないと当たらない可能性があります。
なので「慣れている香りが出たらラッキー」「分からなければ、知識で大雑把に解く」という程度にして、勉強時間は他に使いましょう。
精油のプロフィールは正確に覚える
全体的に暗記することはもちろん必要なのですが、暗記でとくに重要なものが精油のプロフィールです。
その他については「常識で考えてわかるもの」「言葉の意味から推測できるもの」が多いですし、出題数で考えても「精油のプロフィール」を正確に覚えているかが、合否に大きく影響します。
対象となる精油は30種で「科名」「抽出部位」「抽出方法」については最低でも覚えるようにしておきましょう。
また、精油の歴史・文化、別名、香り、何年草か? といった点も出題されます。これらについては、問題を解きながら都度出題されたものを暗記していく形がいいかと思います。
実際の試験当日
試験は11月7日でした。アロマテラピー検定1級は、現在インターネット試験になっており、パソコンやスマートフォンでの受験が可能となっています。
私は、直前にきもの文化検定4級の受験、直後にサービス接遇検定2級の受験があった為、個室をレンタルし、そこでスマホを使い受験しました。
インターネット試験については、概ね以下の流れになります。
- 試験案内メールに記載されている初回ログイン用パスワード設定URLを使い、パスワードを設定(事前に実施)
- 動作テストを実施(事前に実施)
- 試験当日決められた時間内に試験用のURLを使ってログインし、受験
試験前に、パスワードの設定と動作テストが必要です。これらは決められた期間内に事前に実施しておく必要があります。
当日は、試験用のURLと、設定したパスワードとIDを利用し、決められた時間内にログインします(第45回の試験では14:00~14:20)。
匂いテストについては、テスト用の資材がパウチに入った状態で事前に送付されてきているためこれを開封して実施します。
1級の試験時間は35分と短めですが、勉強していれば時間不足にはなりません。私は1回見直しをしても23分で試験終了となりました。
合否については、試験終了後に画面に表示され、私は無事合格となりました。
そもそも「アロマテラピー検定」とは
公式サイトから引用します。
アロマテラピーの効用が、家庭だけでなく、ビジネスシーンや医療・介護の現場でも注目されるようになり、安全に実践できる知識がますます求められています。
アロマテラピー検定で基礎知識を習得することにより、さまざまな場面で植物の香りを役立てられるようになります。また、さらに学びを深めることで、アロマテラピーのプロフェッショナルを目指すこともできます。引用:アロマテラピー検定
この公式の文章の通り「アロマテラピー検定」は「基礎知識」です。1級よりも更に上の資格が2段階あります。
アロマテラピー検定(1級)の試験日・受験費用・合格率
- 試験日:年に2回、5月と11月
- 受験費用:6,600円(2級との併願で13,200円)
- 合格率:1級、2級ともにおよそ90%
詳細は変更の可能性がありますので、受験の際は公式サイトの確認をお願いします。
アロマテラピー検定1級の受験資格と試験の方式
受験資格はありません。1級から始めても難易度が高くありませんし、2級の内容も勉強できますので、個人的には1級からの受験がオススメです。
試験の方式は四肢択一方式で、70問です。その内2問が香りテスト。合格基準は80%以上の正解率になります。
現在はインターネット試験となっているため、自宅などでも受験が可能です(個室を推奨。公共スペースでの受験はできないとのこと)。
アロマテラピー検定1級の難易度
個人的に今まで受験してきた試験の中では「頑張れば一夜漬けでも対応可能」な試験です。ただし、ギリギリでの勉強は不要なプレッシャーがかかりますので、余裕を持って取り組むことをオススメします。
覚えるべきことが多いのですが(とくに精油のプロフィール)、それらもある程度法則があるので、合格レベルまで短時間での暗記は可能です。
最近私が受験した試験でいえば「秘書検定2級>アロマテラピー検定1級≒きもの文化検定4級≒色彩検定3級>サービス接遇検定2級」といった手応えでした。
アロマテラピー検定1級合格のメリット(上位試験を受験できる)
実は、「アロマテラピー検定1級」となっていますが、最上位の資格ではありません。
アロマテラピー検定1級より上位の資格が複数あり、それら上位資格の受験のためアロマテラピー検定1級の合格が必要になります。
- アロマテラピーアドバイザー:アロマテラピー検定1級の上位。アロマテラピーの基本知識全体の資格。
- アロマセラピスト:アロマテラピーアドバイザーの更に上位。アロマテラピートリートメントやコンサルテーションを実践する。
- アロマハンドセラピスト:アロマテラピーアドバイザーの更に上位。アロマハンドトリートメントを提供。
- アロマブレンドデザイナー:アロマテラピーアドバイザーの更に上位。シーンや目的に合ったオリジナルの香りを創作。
- アロマテラピーインストラクター:アロマテラピーアドバイザーの更に上位。アロマテラピー教育のスペシャリスト。
つまり上位資格を目指す場合「アロマテラピー検定1級→アロマテラピーアドバイザー→更に上位の資格」といった流れで、資格を取得していくことになります。
趣味だけでなく、仕事としてアロマテラピーを活かしていきたいと思う人は、最上位資格までを目指してみるといいでしょう。